流浪オヤジの探検日記

KOBEを拠点に各種イベントや名所・旧跡を見て歩き、紹介していきます。

白鶴酒造資料館

2018-05-27 | 博物館・資料館等
白鶴酒造資料館は、神戸市東灘区住吉南町に位置する白鶴酒造の博物館です。
同館は、白鶴酒造の古い酒蔵をそのまま酒造資料館として公開しています。


白鶴酒造は、神戸市東灘区に本社を置く日本酒メーカーです。
創業から現在に至るまで、清酒「白鶴」を中心に「白鶴まる」や「忠勇」などを製造しています。


同館建物は大正初期に建造され、、昭和40年代中頃まで実際に清酒醸造に使われていた本店壱号蔵を改造して開設されました。
館内には、利き酒コーナーもあります。


館内では、昔の酒造りの工程に従って、蔵人が作業する姿を人形に再現しています。


「大桶」(約33石、1升瓶約3300本)
酒の貯蔵や醪(もろみ)の仕込みの親桶として使われました。


「精米器具等」


「甑取り」(こしきとり」
蒸米の取り出しです。


「放冷」(ほうれい)
蒸米は、添(そえ)、仲(なか)、留(とめ)、酛(もと)、麹(こうじ)用にそれぞれ区分し、放冷場で冷やします。


「麹取込み」
麹は、室(むろ)という高温・多湿の特別な部屋でつくられます。


「阿弥陀車」
八角形の車輪と車軸で構成されている形が阿弥陀如来像の光背に似ているところから、この名で呼ばれているとのこと。
僅かな力で重量物を上げ降ろしできるので、大きな桶を2階に上げたり、降ろしたり、酒槽(さかぶね)の撥棒(はねぼう)
吊り上げるときなどに使用されました。


「酛(もと)仕込み」
麹と蒸米を半切(はんぎり)に計り分けます。


「醪(もろみ)仕込み・醪出し」
発酵を終えた醪は、仕込桶に汲み出し、担桶(にないおけ)で小出桶(こだしおけ)へ移します。


「樽詰め」(たるづめ)
清酒は、厳選された吉野杉の四斗樽に詰め、出荷されます。
銘柄商標などをいれた藁菰(わらごも)を樽に巻き、とじ縄をかけると菰冠樽(こもかんむりだる)が出来上がります。


「鏡開き」(かがみびらき)
鏡開きは日本に伝わるお祝いの仕切りとして、『場』を華やかに盛り上げる演出の一つで行われています。


「商標の変遷」


「夕食風景」

同館は等身大の人形を配置するなど、清酒の生まれるまでの工程を立体的に展示されていました。
『酒づくり唄』が聞こえそうな博物館でした。
ありがとうございました。
★あ(^-^) り(-^ ) が( ) と( ^-) う\(^0^)/★

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