流浪オヤジの探検日記

KOBEを拠点に各種イベントや名所・旧跡を見て歩き、紹介していきます。

船の科学館 南極観測船「宗谷」

2013-01-08 | 博物館・資料館等
船の科学館では、日本初の南極観測船としての「宗谷」を当時のままの姿で
保存展示、一般公開されています。
「宗谷」は、昭和13年耐氷型貨物船として建造され、太平洋戦争を経て、戦後は
引楊船、灯台補給船となり、昭和31年11月からは日本初の南極観測船として
昭和37年4月まで、6次にわたる南極観測に活躍しました。


昭和32年から昭和37年までの南極観測船運用(第1~6次)は、海上保安庁
が行われていました。
海上保安庁として、船の正式名称は、「砕氷船PL107“宗谷”」となります。


「士官食堂」


「機関長室」
個室が持っているのは、船長をはじめ航海長や機関長のみだそうです。
画像にある男性は、もちろん人形です。(^_^)


「第5士官寝室」


「第3科員室」
士官以外の一般船員を科員と呼びそうです。
室内は2段ベットが2つあり、4人部屋となります。


「主機(メインエンジン)」
2サイクル8気筒のディーゼルエンジンが、2基並列に置かれ、合計4,800馬力、
48トンの推進を出したそうです。


船内の廊下です。


「治療室」
当時、虫垂炎程度であれば手術可能だったとの事。
もちろん、人形です。(^_^)


「通信室」


通信室の窓枠に置かれていた「大人の超合金 南極観測船 宗谷(第一次南極
観測隊仕様)」です。


「操舵室」


「舵輪」
飛行機ならば操縦桿に相当するものですね。


「救命艇兼作業艇」
主に物資の運搬や交通艇として使われました。


「飛行甲板」


船体後部から見た「飛行甲板」です。


昭和53年退役するまで海上保安庁の巡視船として活躍、昭和54年5月から、
船の科学館前に係留され、現在に至っています。


「煙突(ファンネル)」
ブルーの帯とコンパス・マークは、海上保安庁の所属船であったこをと示しています。


現在の「宗谷」は、退役後の繋留に伴う経年劣化により船体が傷んでいるため、
維持管理には多額の資金が必要とされ、募金活動が行われています。


責任者の方には失礼ですが、ハッキリ言って空いてます。(×_×)
写真は取り放題です。お台場の穴場かもしれません。
当ブログを参照されている方々には、お勧めのスポットです。

お陰様で、今回で全ての日本籍の南極観測船(宗谷、ふじ、しらせ、しらせ2代目)
を見学することができました。
次回は、船の科学館がリニューアルした時に来ようと思います。
以上で船の科学館シリーズを終了します。(^_^)

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