流浪オヤジの探検日記

KOBEを拠点に各種イベントや名所・旧跡を見て歩き、紹介していきます。

南海ホークス メモリアルギャラリー

2020-01-05 | 博物館・資料館等
南海ホークスメモリアルギャラリーは、大阪市浪速区難波中にある展示施設です。


本施設は、商業施設や都市公園などで構成される複合施設“なんばパークス”9階にあります。


南海ホークスは、大手私鉄「南海電気鉄道」が親会社であったかってのプロ野球球団でした。


当地において、南海ホークスが本拠地とする「大阪スタヂアム」がありました。
<概要>
昭和25年(1950年)01月   :起工
昭和25年(1950年)09月12日:開場
昭和63年(1988年)10月15日:南海ホークスとしての最終戦、対近鉄戦
平成02年(1990年)08月02月:最後のプロ野球公式戦、近鉄バファローズ対オリックス・ブルーウェーブ戦
平成10年(1998年)11月   :解体され閉場


施設内は、南海ホークスの歴史、歴代の選手を紹介する写真パネルや優勝カップ、ユニフォームなどが展示されています。


昭和13年(1938年)03月1日、南海電気鉄道を親会社とする『南海軍』(なんかいぐん)結成。
近畿圏の私鉄会社では、阪神電気鉄道(阪神タイガース)、阪神急行電鉄(阪急ブレーブス)に続く3番目のプロ野球球団でした。
昭和22年(1947年)06月1日、球団名『南海ホークス』へ改称
その間、日本シリーズ優勝2回及びパシフィックリーグ優勝12回の記録を残しました。
昭和63年(1988年)11月1日、ダイエーへ球団売却
球団結成50周年において、老舗球団が消滅しました。


大阪スタヂアム(通称:大阪球場)は、関西地区の球場で初めて夜間照明設備を設置しました。
内野スタンドに日本初のボックス席を設けたのも本球場とのこと。


「投手」
日本一に導いた杉浦投手の快投が有名です。


「打者」
反骨魂に溢れた強打者が揃っていました。


「野手」
猛練習に裏打ちされた鉄壁の守備でした。


「日本シリーズ優勝 チャンピオン・フラッグ」(昭和34年/1959年)
読売ジャイアンツ(巨人)を4連勝で破り、初の日本一となりました。


「日本シリーズ優勝 優勝トロフィー」(昭和34年/1959年)
この年に“悲願の御堂筋パレード”を実現しました。


「鶴岡監督 スタジアムジャンパー」
鶴岡一人(旧姓:山本)氏は29歳で監督に就任し、昭和21年(1946年)から昭和27年(1952年)まで選手兼任監督を務めました。
その後、昭和28年(1953年)から専任監督となり、昭和43年(1968年)まで通算23年間にわたって監督を務めました
その間、パシフィックリーグ優勝11回及び日本シリーズ2回を制覇しました。


「鶴岡監督就任1500勝記念ウィニングボール」(昭和40年/1965年)


「野球殿堂入り記念ブロンズ置物」
鶴岡一人氏は一軍監督として通算1,773勝を挙げた実績から、プロ野球史上最多勝監督といわれています。
勝率.609は、歴代監督の中でも唯一の6割超えを記録しています。


「日本シリーズ 優勝ペナント」(昭和39年/1964年)
阪神タイガースを破り、2度目の日本一となりました。


「日本シリーズ 優勝トロフィ」(昭和39年/1964年)
本シリーズでは阪神タイガースに王手を掛けられますが、第6戦及び第7戦をスタンカ投手による2試合連続完封で制し、4勝3敗で逆転優勝しました。


「杉浦監督のユニフォーム」
同監督は、南海ホークス最後の監督です。


現役時代での杉浦忠氏は日本プロ野球史上5人目の投手5冠を達成し、『史上最強のアンダースロー』『魅惑のアンダースロー』などと呼ばれました。
南海ホークスの黄金期に貢献した選手の一人です。
投手五冠:最多勝、最優秀防御率、最多奪三振、最高勝率、最多完封


同施設において、8年連続本塁打王や昭和40年(1965年)に戦後初の三冠王に輝いた選手が紹介されていませんでした。
当該選手サイドにおいて、メモリアルギャラリーの建設に際して南海電気鉄道から連絡があったにも関わらず名前や写真の掲載を一切拒否したことにあるようです。
非常に残念な限りですね。(×_×;

私は南海ホークスファンではありませでしたが、往年を知る者としては間違いなく名門球団だったと思います。
当時の華やかなセントラルリーグと比較して非常に厳しい球団環境でしたが、実力のパ(パシフィックリーグ)の一翼を担っていました。

本施設を見学できた事に感謝する次第です。
ありがとうございました。
☆゚.+゚o(>Д<。*)ノ゚+.★ァリガトォ★゚+.ヽ(*。>Д<)o゚+.゚☆

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