ミドリムシの方がまだ役に立つかも ｂｙ N島

〔EPISODE1〕

１か月程前にあるメールが届いていた。
『何かY本さんから迷惑メールがきとるよ』
それは、２月１２日に締め切りの簡単な調査だった。
「はい、やっときます」
それから約３週間・・・
なにやらゴソゴソやっているのは・・・横目で見ていた。

【２月６日木曜日】
『何か来てたアレ、締め切りいつだっけ？終わった？』
「締め切りはまだです。今やってるところです」
『１１日は休日だから、１０日までに出来てなかったら俺がするから！』
　（だって、こんなのにいつまでかかってるんだよ(~_~;)）

ところがその会話に、向こうの席のN川さんが反応する。
「厳しいことが聴こえてきますねぇ」
『厳しくない！これくらい１時間でできる！』
「うっわー、酷いこと言いますねぇ！」
『あのなぁ、くんだから１時間って言ったけど、普通なら３０分さ、こんなの！』
「ぜーったい無理ですよぉ」
『無理なもんか、俺なら今16時40分過ぎだから17時までに終わる』
試しに、やってみよーか

それからくんと一緒に取り掛かること20分足らず・・・
『ほら、ちゃんと17時までに終わったろーが。明日さっさと出しといたら』
「はい」
で、翌日・・・
「自分でできるか、もう一度やってみます」
『そうね、じゃやってみたら』
ということで、金曜日の朝からゴニョゴニョやっていた。

で、１０日の月曜日・・・
で、１２日の水曜日・・・

『それで、結局自分でできたの？』
「はい」
『じゃ、１２時が締め切りだからさっさと出したら？』
「はい」
どうせ結局間違えてて・・・
最終的にメールが出されたのは１２時１５分だった　
（な、なぜ・・・前の週に俺がやった仕事はナニ！）

シゴトができないなんて生易しいものじゃない。
この１年、パーの相手が俺の毎日なのである。