酒のさかな

平凡な笑市民が日ごろの暮らしの中で出会ったこと
【縦横無尽探険隊別館】

現場検証その5

2009-12-06 00:23:01 | のほほん日記系
・・・・・その後、現場でお互いの位置確認をした・・・・

「どこで停止をしましたか?車の幅が1.7mだから運転席がここらへん・・・」
『あのぉ、実際に車に乗ってやってみていいですか?』
「あ、気をつけてやってみてください」

『ここですね、ここで止まらないと絶対に道路が見通せないんです』
『だからここを通る車の人は、ここまでジワジワ進むしかないんです』
『で、ここで止まって初めて車が来ていないか確認する必要があるんです』
『その後車が来ていないのを確認してそろりと出た途端にぶつかった!』

「わかりました、ちょっと印を・・・相手さんもこんな位置でいいですか」
相手も同意した位置は、車道からかなり引っ込んだ歩道の途中であり、絶対にハンドルを切ることのない場所なのであった。
『さっき言った、絶対に車方向が直進だったという意味がわかったでしょ』

現場検証の結果
左の歩道上を自転車が時速10kmで進んできており、横道から時速5kmの私の車が出てきて出会い頭にぶつかった。
相手は私の車を認識しており、十分減速したが間に合わなかったとのこと。
車道に転んだので、あわてて歩道側に戻った、幸い車はきていなかったので助かったと。

私の言い分(言わなかったけど)はこうだ。
私が道路を見通せる位置まで出る際には、ジワジワ出ていた。
いつもの高校生の自転車群をやり過ごし、他の自転車もきていないことを左右とも確認した。(この時点では近くにマウンテンバイクを確認していない)
その後、右方向からくる車も全くいないことを確認してツッと出た。
出た、か出ないくらいのタイミングで目の前に自転車があった。
まずガツッという引っかかりの後、少し進んだ車に持ち上げられるように向こう側に押し出されたような感じだった。
その後車道側に自転車が転び、オッサンはゴロリと車道に1回転した。

つまり、
1 自転車はぶつかる直前はともかく、相当なスピードで接近したこと。
2 車が進んでから当たったのではなく、自転車とほとんど隙間の無い間隔でぶつかり、ブレーキの反応分押し出すようになったこと。
3 最初に当たった場所はやはりペダル部分であること。
4 跳ね飛ばされたわけではなく、持ち上げられて転んだ感じからも、ペダルの下がりきった部分が当たり、瞬間自転車が下からすくわれたようになっただろうこと。
5 タイヤ痕の位置の短さは倒れるのを防ぐために、反射的に思い切りハンドルを切ったためだろうこと。(あてがった時に試してみたが、ハンドルを振った位置に合致した。自転車上部を押されたのだったら逆だろうが、下からすくわれるように押されたら車側にハンドルを切らないだろうか)
6 ということは、少し前を素通りしようとしたのではなく、車の前に回りこんだ運転で前をかすめ通ったのではないかと考えている。

私の注意力不足も原因だろう。自転車の相手の危険な運転も原因だと思う。
今回の事故はお互いの運が悪かった結果の産物だと思っている。
相手がもっと大きい怪我で、こっちの運転過失致傷が訴追されたら、私は事故の因果関係を争っているところである。

ちなみに、現場検証の間に、角の金物屋のおじいさんが警察官に一生懸命訴えかけてきた。
【ここは高校生の自転車が無茶な運転をする。長い間住んでいるが、毎月事故が発生している。自動車が大きいから悪くなってしまうが、ほとんど自転車が悪いと思う。自動車が動き出してることがわかってて、その前をかすめるように走り抜けていく。ここは歩道の切れ目に一旦停止と徐行の標識を付けるべきだ】

ちなみに私も警察署で最初に言っている。
【毎日、あそこの交差点は危険すぎると思って通っていました】

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