酒のさかな

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〔児童大量欠席〕嘔吐や下痢で905人 浜松

2014-01-17 07:02:32 | のほほん日記系

〔児童大量欠席〕嘔吐や下痢で905人 浜松

 浜松市教委と市保健所は16日、市立小14校で計905人の児童が嘔吐(おうと)や下痢などの症状を訴えて欠席し、12校を学校閉鎖にしたと発表した。
 市が児童17人の便を検査したところ、11人がノロウイルスの陽性反応を示し、「主にノロウイルスが原因の可能性が高い」としている。入院した児童はいないという。(静岡新聞)

【うーん、興味深い(@_@;)】
○学校給食は校内調理であり共通食や同メニューではない。
○食材は共同購入であり、同じ食材は同じ業者から全ての学校に卸されているらしい。
○学校ごとに発症率が異なると思われる。(休校と学級閉鎖など)
○症状が発生していない学校もある。

さて、与えられた条件が少ないけれど考えてみよう。
自分に置き換えて考えること、これが大事なのだ。

【考察】
まず、ざっくり欲しい情報。
・生徒だけでなく、街中に症状が蔓延していないか。
  ⇒水道水の汚染の可能性を否定
・このところの嘔吐下痢症の流行はないか。
  ⇒学校が原因じゃなく一般的に街中の子供に発生している可能性の否定

さて、そうは言っても、いくらなんでもやはり学校由来のものだろう
(-_-)/~~~ピシー!ピシー!

ただし!!!
なぜ「ノロウイルスが原因の可能性が高い」としたのか、現状ではわかりかねる。
検査でノロが出たからと言って、全ての発症学校がノロ原因だと考えるのは【一番最後】だ。
一番可能性のあるように「見える」ものは、最後まで取っておく。
それは逃げないし、それを一番に考えると、その他の可能性が見えなくなる。

まずは、症状を定義すること。
具合が悪くて欠席した生徒のうち、ある者はノロ、ある者はインフルエンザ、ある者はその他の嘔吐下痢なんてことは、よくあるハナシなのである。
もしかすると、学校ごとの原因が違っている可能性もないではない。
(言いがかりみたいだが、ある学校だけ別の原因で全滅したのかもしれない)
慎重に、症状を聞き取りし、同じ症状の集団を確定させることが必要である。
おそらくかなりの生徒が風邪等の疑いで除けるはずだ。
そこが原因調査されるべき集団となるのだ。

次に、共通食材を見つけること。(もちろんやってるだろうけど)
大事なのは、「発生していない学校」も含めて調査することだ。
私のよく言う【ネガティブデータ】である。

「同じ購入元から給食に使われたのだから、発生していない学校があることはおかしい」
なんて思い込んだら【疫学中毒】に陥っている。
同じ倉庫に入っている同じ食材が一部傷んでいたなんてことは、これまたよくあるハナシ。
まさか、何を食べて何を食べなかったかの調査なんかしてないだろな。
「全部を残さず食べなさい」なんて給食には、喫食調査はムダなのである。
マニュアルどおりの【疫学中毒】には陥らないで、サクッと原因究明してほしい。

さらに妄想を進めると、学校関係者によるテロさえ視野に入れておく。
学校職員が市に対して反発しており、過激なグループがそんなことをたくらむ可能性もあるのだ。
嘔吐下痢が起きる毒物なんていくらでもあるのだし。
症状から検査項目は的確に選択して欲しいものだ。

【さて、あてずっぽうな推理ですみません(^^ゞ】
〔推理1〕
手でパンをちぎって食べる給食は、手からノロウイルスを口に運ぶのに一番適している。
だから、製造メーカーや流通途中で「人の手」によって1つ1つ数えられた、または包装された食材(例えばマーガリンや牛乳パックなど加熱しないもの)があれば、既に外装が汚染され、生徒が給食時にそれを触った手でパンを食べれば立派に感染成立する。
〔推理2〕
元々の仕入れ食材の鮮度や、業者保管庫の保管条件により、同じ食材でも傷んだところが発生しており、それが納入された学校が大きな被害を受けたもの。
この場合、給食は加熱調理が基本であるので、感染型ではなく毒素産生型の菌の繁殖によるものである。

私としては、推理2のパターンを推しておきたい。
バイキンの耐熱性毒素の症状をきちんとふまえて調査されたい。

結果、各学校の症状集団がノロウイルスが原因だったと判明しても、そこから汚染源にまで行きつくのは困難だろうからね。
最低でも、どこそこ業者の一人からノロを検出したので、「そこが原因と思われる」なんて短絡的な決着はやめてほしいものだ。
ノロウイルスなんて、精密に検査すれば誰かしら持っているものなのだから。

たぶん寝ずの仕事となっているであろう浜松市職員さんには、「御苦労さま」と言っておこう。


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