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酒のさかな

平凡な笑市民が日ごろの暮らしの中で出会ったこと
【縦横無尽探険隊別館】

憂慮が本当に・・・PM2.5

2013-03-07 08:13:49 | のほほん日記系
あまりに酷かったので、スマホから緊急に投稿してみた。

今朝のフジテレビ報道番組「特ダネ!」
小倉さんの一般人的な思慮の甘さと、菊川さんの東大理系とは思えない非科学的な感想が大好きで、通勤の車内でよく見させてもらってる。

今日もまた大見出しで「首都圏にもPM2.5襲来!」だと。
アマタツ気象予報士のやってた、掃除機でガーゼが黒くなる実験とか、PM2.5が少ない日との対照実験をやってれば「サスガ!」と思うのだが、単に「こんなに黒くなりました」じゃ全く意味不明。
(だって、少しでも大気環境の調査をしたことある者なら誰でも予想できる当たり前のことだから)

それはいいとして【専門家】として登場した環境ジャーナリストの女性にあきれた。
素人以下、またはヒステリックな環境オバちゃんが堂々とTVに出て布教活動をしているのである。

「PM2.5は危険なので、注意報が出たら建物内に避難すべき」
 (あのなぁ、継続して毎日高いならともかく・・・)

「帰宅して衣服をはたく時は、吸引して危険なので、さかさまにしてそっとはらう」
 (衣服から舞い上がる濃度を測定したことないだろ?)

「PM2.5が多い日に洗濯物を干すなんて危険」
 (洗濯物への付着の害を評価してる文献がありますか?ってんだ)

「雨には絶対に当たっちゃいけない」
 (PM2.5の肺胞沈着の害と何の関係があるの?何の評価を基に言ってんの?)

「一年中PM2.5から身を守る構えが必要がある」
 (そうですか、今後は季節を問わず基準値を超えると思ってんのね?)

「PM2.5対応のマスクか、キッチンペーパーを濡らして・・・」
 (日間の環境基準をたまたま超え、年間基準は超えそうにもないのにか?)

「PM2.5は一回吸い込んだら体に蓄積され・・・」
 (あのね、生体防御って優秀なのよ。)

PM2.5に近い3.9ミクロン粒子では、肺胞マクロファージに食われたり、水に溶けたりして、6日で約40%消失するという科学的な報告もある。
(Wikipediaより。総合的な半減期は約600日という報告もある)
つまり、1日、2日の吸引が時々起きても、体の持つ排泄作用が大きいということだ。

いったい、PM2.5にどんなすごい毒性があると思ってるのだろう。
(PM2.5は疫学統計上の死亡者数を上昇させる可能性がある、とWHOは言ってるのに)

この環境オバちゃんの言ってたことで、唯一本当のことは、
 今更って感じなんですよね。
 もう10年も20年も前から同じことは起こっているのですが・・・