えしぇ蔵日記

えしぇ蔵日記のブログ版です。

才なきもの

2010年05月16日 | Weblog
ノーテンキも甚だしいワシなので普段へこむということはほとんどない。前回いつへこんだか覚えていないくらいだ。そんなワシが今日は本当にへこんだ。歩くのも膝が笑ってふらふらするほどへこんだ。
午後から同人誌「午前」の会に参加した。いつものようにお互いの作品の批評をしあったが、今回はワシの作品「美佐代」も俎板にのった。結果は散々だった。全員からダメだしの集中砲火を受けた。言葉こそはオブラートに包んでいたが、集約すれば”話にならない”というのが全体の一致した感想だった。
これにはさすがにへこんだ。今までで一番まともに書けたかなと思っていたものがこの評価だったので浮上する手がかりもないという状態。自慢の子どもがよその大人たちに寄ってたかって「お宅のお子さんは話にならない!」と言われたみたいに、心の奥深くまで悲しみが突き通ってくる感じがした。会の途中で帰りたくなったほどいたたまれない思いだった。しおしおと帰宅して机に座っても何もしたくない。全く気力というものがどこかに行ってしまった。
もともと苦手なことをやって酷評されるのはせいぜい擦り傷の程度で、へこんでもすぐに忘れることもできようが、信じてひたすら歩いてきた道において否定されるのは心臓をえぐられるような思いだ。
今回ばかりはノーテンキのワシも立ち直るのにちょっと時間がかかりそうだ・・・。

「潮時」
 
潮時か 才なきものの 悪あがき
 
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自分の改善

2010年05月14日 | Weblog
明日、あさっての二日間、「東部ハウジング」さんが我が家のオープンハウスをされる。今回はどうかいな?たくさんの来場者がありますように・・・。

今週に入ってからあちこちの田んぼに水が入ってるのを見かける。田植えの時期だ。今年は天候不順で野菜の出来が悪いらしい。「
星香園」さんの新茶はどうだったろうか?ちょっと心配だ。
気象に関しては温暖化の問題など憂慮すべきことがあるわけだが、それもこれももし人間が地上に生息していなければ起きなかったことだろうと思う。多少のずれはあってもおそらくほぼ順調に四季を繰り返し、動物も植物も自然の摂理に従って繁栄あるいは衰退していることだろう。全ては自然に。それを人間だけが頑張って狂わせていくんだろうな。温暖化も人間が招いたこと。人間が憂慮する対象は、概ね自ら招いたことだ。そうなると逆もまた真で、自分が変われば多くのことが改善できるわけだ。無理をせず自分を徐々に改善する。要するにそういうことだな。何を変えるにしてもまずは自分からだ。
 
「初夏」
 
初夏の風 田に水いれる 農夫かな
 
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クルクリの夜

2010年05月12日 | Weblog


いつものごとくあっちこっち飛び回り、6時半ぐらいに帰宅。それから少しデスクワークした後に駅前の「クルクリ」へ。「ギャルソン」のワカガシーラ坂本さんとヒラハータあかりさんと待ち合わせて飲みに行った。つきあいの長いワカガシーラとノリのいいヒラハータさんだから大いに盛り上がって、半月分くらいまとめて笑ったかな。いやぁほんとに楽しかった。相変わらず「クルクリ」の料理もうまいし。閉店まで居座ってしまった。



「チジミ」
 
ひと口で 会話を止める チジミかな
 
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Heartbreaker

2010年05月11日 | ロックの名曲を博多弁で


http://www.youtube.com/watch?v=uW3nPqPPBDw&a=MWbLH07FPPs&playnext_from=ML

「Heartbreaker」 Grand Funk Railroad

Once I had a little girl, sometimes I think about her,
But, you know she's not really there.
When memories do call, I just, I just can't live without her
But tryin' all the time is so hard to bear.

Heartbreaker, can't take her,
Heartbreaker, bringing me down.
Heartbreaker, can't take her,
Heartbreaker, bringing me down.

I don't cry no more, I live while I'm flying,
But I'll think back, and you can hear me say:

Heartbreaker, can't take her,
Heartbreaker, bringing me down.
Heartbreaker, can't take her,
Heartbreaker, bringing me down.


(以下、えしぇ蔵的博多弁訳)

「冷たいおなご」

昔好きな子がおってくさ、時々考えるっちゃんね
ばってん、あいつはもうおらんとよ
思い出した時にはくさ、あいつがおらんと生きていけんくなるよ
ばってん、いつも一生懸命我慢しとると

冷たいおなご つきおうてくれんばい
冷たいおなご たいがい落ち込むけん
冷たいおなご つきおうてくれんばい
冷たいおなご たいがい落ち込むけん

もう泣かんばい 浮かれとう時はよかばってん
また考えてしまうっちゃん ちょっと聞いちゃらんね

冷たいおなご つきおうてくれんばい
冷たいおなご たいがい落ち込むけん
冷たいおなご つきおうてくれんばい
冷たいおなご たいがい落ち込むけん


「傷心」
 
傷心の 歌は演歌か ブルースか
 
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御経会

2010年05月10日 | Weblog



午前中は毎年恒例の「雷山千如寺」さんの「御経会」の取材に行った。今年は新兵器「PENTAX K7」を携えて出陣。毎年撮影する同じ行事も一眼レフデジカメで撮るとまた違ったものになる。
それにしても雨の月曜日なのに参拝者の多いこと!信仰心っていうのは素晴らしいものだ。もっとも和尚さんの人徳も大いに影響しているとは思うが。



和尚さんが古い記録を調べたところでは、この行事はなんと元寇の頃から雷山で続けられているそうな。800年近く続けられているなんて、日本人の信仰心もなかなかすごいものがある。文明が発達するとそれに反比例して人は宗教から離れていく。要するに自分だけで生きていけるという驕慢を文明と一緒に育てていくんだな。人間はそう強い生き物ではない。宗教から離れると個々人の良心の棲家は徐々に荒れていく。何をもってそこを埋めるかだ。人間に宗教は必要だと思う。

「信じるもの」

800年 人は集いて 手をあわす
信じるものを 持てる幸せ 
 

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スパッツ

2010年05月09日 | Weblog
夕方、近所を走ってちょいと汗を流そうと思ってトレーニング用のスパッツに着替えてみるとどうもしっくりこない。ありゃりゃ、太ったかな?ちょっときついなと思ったがスパッツはもともとぴっちりなのであまり気にしなかった。だがいざ出かけようとして家の鍵をポケットに入れようとしてもポケットが見当たらない。あ、後前に履いたかなと思ったが紐が前にあるから間違えてはいない。なぜに・・・?そこでワシは、「あ!またやられた!」と思った。姫がワシの引き出しに自分のスパッツを入れたのだ!引き出しを確かめてみるとワシのスパッツも入ってた。姫は横でケタケタケタケタ笑ってる。まったくもう。今までもワシの引き出しに踝にも届かない靴下やへそも隠れないTシャツを入れられたことがあるが、どーにかならんもんかな。
 
一方で昨日は姉からメールが来て萌ちゃんの活躍ぶりを報告してきた。今度は弁当とお茶だけ持ってかばんを持たずに学校に行ったらしい。はぁもうどいつもこいつも・・・。

「妻」
 
我が妻の 才に舌巻くことあれば
アホに飽きれる ことまた減らず
 
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粛軍演説

2010年05月07日 | えしぇ蔵的歴史探訪
1936年、昭和11年の5月7日、今から74年前の今日の帝国議会の衆議院において斉藤隆夫は軍部とそれに佞る議員一同に対し、命がけで批判する名演説「粛軍演説」を行った。軍が政治をリードする危険性について、実に1時間25分に渡って持論を展開し、その捨て身の姿勢と強烈な軍部批判はその終了後に敵味方問わず”満場嵐の如き拍手”を受け、新聞によって知った全国民を感動させ、「議会未曽有の歴史的大演説」と言われた。
タブーにふれた彼は後に衆議院議員を除名されてしまうが、後にまた再当選して返り咲く。この不屈の闘志!彼はこんな言葉を残している。

吾が言は即ち是れ万人の声
褒貶毀誉は世評に委す
請う百年青史の上を看る事を
正邪曲直自ずから分明

まったく男だねぇ。とてつもなく男だねぇ。かつてはこれほどまでに政治を命がけの仕事として認識していた政治家がいたのだ。私利私欲、責任回避、あげ足取りに奔走するのではなく、日本のために国民のために命をかけることを厭わない男が実際に存在したのだ。今の日本のどこを探せばそんな政治家がいるだろうか?浜口雄幸、尾崎行雄、中野正剛、広田弘毅・・・かつて多くの政治家が国のために命をかけた。未来のために身を挺した。そんな意気込みを持った政治家はもう出ないのだろうか?

「私は死すとも、この演説は永くわが国の憲政史上に残ると思えば、私は実に政治家としての一大責任を果したる心地がした」

日本の全政治家、かくあるべし。
 
「無私」
 
国おもひ 至るは無私の 境地なり
今ぞ聞きたし 先人の声
 
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山の声

2010年05月05日 | Weblog
最終日はのんびり。午前中だけ掃除に専念したけど午後は本当にゆっくりした。ひたすら読書。明日からの活力の充填は完璧。
いやぁそれにしてもいい連休だった。山歩きはやっぱりいいもんだ。何回登ってもあの頂上に着いた時の達成感はたまらない。だいぶ足腰にも自信がついてきたので、片道2時間以内の山では今ひとつ物足りなくなってきた。でも考えてみれば片道2時間というと福岡のほとんどの山に登れてしまうのではないだろうか?そうなるとやはり九重連山をはじめ、県外の山をターゲットにしないといけなくなる。あぁ九重が呼んでるなぁ。これからミヤマキリシマの季節がやってくる。
 
「山の声」
 
山の声 常よりとどく 初夏の候
 
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岩屋山~大原山

2010年05月04日 | Weblog


はい三日目。またしても山へ。今日は近場で太宰府の大宰府政庁跡より岩屋山~大原山を目指す。天気は今日も最高。かなり汗をかくことが予想できたので水はたっぷり持参。
政庁跡の駐車場に止めて出発。それにしても福岡に住んで17年、政庁跡は素通りするだけだったが馬鹿なことをしたもんだ。こんなにいい公園だったとは。かなり広いので登山口まで結構歩いた。
登山道は岩屋城跡を経由するコースをとった。多少の登りはあるが、整備されていて登りやすかった。家族連れの登山客をあちこちで見た。登りやすいからか人気の山らしい。登山口から途中何箇所も旧跡などのスポットが散在するので登っていて飽きない。特に歴史好きのワシには。高橋紹運の墓があることは知っていたが今回初めて見れて感動した。ここで島津の大軍を一手に引き受けたのかと。この山は戦国時代の岩屋城と、飛鳥時代の大野城を同時にたどることができるのでなお面白い。一方は島津に備え、一方は新羅・唐の連合軍に備えた山城。あちこちに要害を偲ばせるものがあって十分に楽しめた。
登山としては今ひとつ物足りないので硬派な登山マニアには鼻で笑われるかもしれない。道路も整備されているので車で来れるスポットが多いし。ただ家族連れでドライブに来て、見晴らしのいい場所で弁当広げ、腹ごなしに旧跡を散策するなんていうのには最高の場所だ。次回はドライブで来るのもいいかな。

四王寺の33ヶ所巡りの札所があちこちにあって、それを辿っている若い兄ちゃんがいた。

ワシ: 「札所があちこちにあるね」
姫: 「うん」
ワシ: 「今までいろんな山に登ったけどさ、山ん中で修験者とか見たことないよね?今もおるとかいな?」
姫: 「なに?」
ワシ: 「修験者」
姫: 「シュゲンジャ?なにそれ?」
ワシ: 「修験者って・・・・・・こんなして歩いて修行する人たい」
姫: 「おるやん。篠栗に。いっぱい」
ワシ: 「あれはお遍路さんやんか!(笑)」
姫: 「違うと?おへんろさんは修行しよらんと?」
ワシ: 「ん・・・まぁあの人たちも一種の修行やろうけど、修験者って山ん中に何日もこもって修行するとよ」
姫: 「ふーん」

山登りになぜなぜぼうやを連れて行くと疲労度は通常の1.5倍になる。

気温も高く、かなりの距離を歩いたので姫は終盤ふらふらになっていた。元気な時はなぜなぜぼうやで、疲れている時は無言だから疲労の度合いがわかりやすい。しかしまぁおもろいやつだ。
 
「岩屋城」
 
大軍に 屈せぬ男の 生き様を
今に残すや 岩屋の砦
 
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じいちゃんの近く

2010年05月03日 | Weblog
連休二日目。今日はまず「中国鍼灸院」さんで鍼治療。ここ数日痛んでしょうがない肩と背中を治療してもらった。
呉先生にまた漢詩を頂いたが、今回はなんと同じテーマで俳句まで作られていた。
 
「Radio」

呉炳宇

夜深軽音楽、良宵話語親。(夜深く軽音楽、良宵話語るに親しむ。)
不覚入夢境、桃源慰吾心。(覚えず入る夢の境、桃源吾心を慰む。)

(以下、えしぇ蔵的博多弁訳)

深夜に音楽ば聞いて、よか夜に話ば聞きよったらくさ
知らんまに夢ん中に入っとってから 桃源郷におるごとあったばい

(先生の俳句)

深夜便 ただ聞きながら 夢近く

呉炳宇


そういえば学生の頃、クロスオーバーイレブン聞きながらうとうとしたっけなぁ・・・。

お昼前から糸島方面へ出発。今日はランチ&ドライブのゆるい休日。イタリアンでランチを食べえの、「
糸島手造りハム」でハムを買いいの、酒屋でワインを買いいの、とぶらぶら。天気は最高によくてドライブ日和だった。
姫は空耳がひどいが、一方でかつ舌も悪く時々何を話しているのかさっぱりわからない時がある。糸島のとあるベーグル屋を訪ねて行こうという話をした時の会話。

ワシ: 「どこにあると?そのベーグル屋は。住所調べてきた?」
姫: 「うん。これ」
  メモ紙をちぎったような端切れに手書きで住所と電話番号だけ書いてあった。
ワシ: 「桜井にあると?」
姫: 「うん。なんかね、じいちゃんの近くて」
ワシ: 「え?」
姫: 「じいちゃん」
ワシ: 「・・・・・・ぷぷ」(←笑いが出始めている)
姫: 「ぷぷ・・・・・・(←笑いそうなワシを見て自分も笑いたくなってる)あのね、近くにおっきなじいちゃんがあるけ、それを探せばいいって」
ワシ: 「おっきなじいちゃん?」
姫: 「おっきな神社!(笑)」
ワシ: 「あぁ神社ね。おっきなじいちゃん探してどうするんやろう思うたよ」
姫: 「ぷぷ・・・・・・じーんーじゃ!」
ワシ: 「じいちゃんいうたら糸島にはいっぱいおるけ・・・ぷぷ・・・どのじいちゃんか・・・ぷぷ・・・わからんめーもん・・・動きよるし・・・ぷぷ」
姫: 「もしほんとにじいちゃんが目印にずーっと立っとったらどうする?」

行ってみたらベーグル売り切れてるし。

夜は「糸島手造りハム」をピノグリージョをあわせてみた。あたたかな五月の宵には最高やな。
 
「今日の思い出」
 
ピノグリと ハムと大きな じいちゃんと
 

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