えしぇ蔵日記

えしぇ蔵日記のブログ版です。

発心山

2010年05月02日 | Weblog


連休初日。まずは湯布院方面に山登りに行こうということでおにぎり持って出発!古賀インターから高速に乗ろうとすると・・・電光掲示板に福岡~筑紫野間渋滞10kmの表示。これはいかん。慌てて方向転換し、八木山バイパス経由で飯塚に抜けて、冷水トンネルを通って筑前町に出ることにした。冷水の料金所を出ると・・・渋滞!裏道を通って甘木に出て、甘木インターから高速に乗ろうとすると・・・杷木~日田間事故渋滞5kmの表示。杷木まで行く間に少しは解消されるだろうととりあえず高速に入ったが、朝倉インターを通過する時に、杷木~日田間事故渋滞10kmの表示。増えてるし。しょうがないので杷木で下りて下道で日田まで行こうとしたが、下道も既に渋滞。あゝ、湯布院は遠かった・・・これじゃいつ到着するかわからんので、姫の「山かえれば?」の一言で急遽予定変更。久留米の発心山に目標を設定して、うきは経由でひた走った。
11時には登山口到着。たまたま昨日、この山も調査しておいたのでよかった。距離的に大したことない山だからとタカをくくっていたが、勾配が急でかなり体力を奪われた。1時間半ほどで頂上に着いた時は結構へとへとだった。
久留米からうきは方面を一望に見渡すパノラマはまさに絶景。湯布院には行けなかったが、思いがけずいい登山になってよかった。帰りは新緑や漱石の句碑などを楽しみながらゆっくり下りた。
登山の後のお約束は温泉。道の駅で買物した後、「湯の坂 久留米温泉」で天然自噴温泉に浸かり、疲れを癒した。ここのお湯はなかなかよかった。
帰りは高速であっという間に帰宅。まずまずいい感じの連休一日目。
 
「新緑」
 
新緑を 風に揺らせし 木々にとふ
漱石もまた ここを過ぎしか
 
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うきは

2010年05月01日 | Weblog
(三島由紀夫風)

 安寧と静寂の拠り所である心地よき我が家も、五月の晴れた日曜日には怠惰の気を漲らせた座敷牢に感じられたので、私は妻を誘い人生の行き着く涯、終の棲家の候補地でもあるうきはへと出かけることにした。
 それならばと妻は普段から贔屓にしている「正島工房」に寄るために電話で確認をしていたが、連絡がとれなかったようだった。
 「正島工房さん、お休みみたいよ。つまんないわ」
 私は出かける時には常に携行するPENTAXを準備しながら「それは残念だね」と答えた。
 「あなたと出かけるといつもお店が臨時で休みになるわ。不思議ね」
 「それも僕の責任かい」
 「だっていつもそうよ」
 彼女にとっては固くて開かない瓶の蓋から天候の急変まで私の責任だった。
 昨日洗車してモスグリーンの輝きを取り戻した車で古賀インターから高速に入りうきはへと向った。鳥栖インターから大分方面へと曲がると広大なパノラマが開ける。空の青さは夏のそれほど濃くはなく、下へいくほど徐々に白を含みながら最後はうきはと久留米の背に立てまわされた六曲一双の屏風のごとき耳納連山の稜線に吸い込まれて終わっていた。わずかな雲はパノラマの端に履き寄せられ、些か強さの増した日差しがふんだんに地に降り注ぐのを阻んではいなかった。あちこちで乾いた麦の穂がまだ冷たさを残す風に物憂げに揺れていた。
 杷木インターで高速を下りると、吉井から合所ダムの方角へ山道を登り、覆いかぶさるような様々な濃淡の緑の中をしばらく走った。かなり山奥へと入り込んだところで目的の店「ムスビ」を見つけ、そこで心身ともに癒される昼餉の時を過した。
 その後、更に山奥へと進み、スペイン風のハムやソーセージで福岡に名を馳せた「イビサ」で買物をし、吉井の街並みへと戻った。



 次に私はケーキ屋「
ル・シュクル」に車を止めた。ここで新商品のケーキの撮影と味見をし、コーヒーを飲んでしばし憩いの時を持った。新商品のいちごをふんだんに使ったケーキはスポンジとクリームといちごの淡い色の競演が美しく、感嘆のため息を薄く彩色して重ねたような趣きがあった。
 妻はショーウィンドーを眺めながらふと小首をかしげた。
 「ね、なめらかプリンとミルクプリンはどう違うの?」
 もとより私にわかるはずはないので諧謔をもって回答するにしくはないと
 「そりゃあなめらかプリンはなめらかで、ミルクプリンはミルクが多いのさ」
 と答えると、彼女は「ふふふ、そうね」と端からあてにしてはいないという表情で唇の端に笑みを浮かべた。
 「
ル・シュクル」を出て「耳納の里」で買物をした後、高速で帰路についた。妻は疲れたのか後部座席で横になっていた。あたかも一人旅のような私の思考は今日の日記の文末に記す一句をひねり出すために、一人薄青い五月の空の光の中へ創造の翼を広げて羽ばたいていった。
 
「うきは」
 
緑ます うきはの山の 力かな
 
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アルデンテ

2010年05月01日 | Weblog
ゴールデンウィーク突入か。それにしては道はいつものように混んでたがみんな遊びに行くのは明日からか?さすがに太宰府インターは朝から渋滞のようだったが。

そういえば昨日はえしぇ蔵クッキングで「スパゲティ・サルサ・マリナーラ」というやつにチャレンジした。なかなかうまくできた。意外と簡単だったのでまたいつかやってみようと思う。
それにしてもパスタ作るたびに思うんだが、おいしいパスタのお店の料理人ってどうしてあんなに絶妙の加減で茹でれるのだろうか?例えばパスタの袋に9分とか書いてあってもそれは9分であげてすぐ食べるということを仮定しているわけだから、ペペロンチーノのようにその後フライパンで軽く火を通したりすればその時点でもパスタは変化するので9分であげると手遅れになる。今日のパスタもトマトベースのソースの中で少し茹でなければならないので早めにあげないといけない。そのへんの加減が難しい。つくづく料理は化学だなぁと思う。パスタの会社もオリーブオイル系なら何分、トマトソース系なら何分、スープスパゲティなら、カルボナーラなら、ナポリタンなら・・・とかもう少し具体的に書いてくれたらいいのに、とか思うがそれじゃきりがないか。
 
「アルデンテ」
 
アルデンテ 式では書けぬ 化学かな
 
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