えしぇ蔵日記

えしぇ蔵日記のブログ版です。

具座の夏

2008年08月14日 | Weblog
今朝は少しのんびりして、お昼前に三瀬村へ向けて出発!今回は三瀬を満喫する旅。都市高速を野芥インターで下りると左折して後はまっすぐ。楽になったもんだ。途中、早良区のそば屋でお昼を食べた後、話題のループ橋を通って三ツ瀬村へ。

パン屋でちょっとお茶した後、この年にもなって未だに行ったことがなかった「どんぐり村」へ初チャレンジ。ここはワシにとっては「どんぐり村」だが、姫に言わせると「
どんぐらむり」。そんなの無理。
ワシはせいぜい草ソリかなんかできる無料の公園だと思ってたがさにあらず、プチハウステンボスみたいな村になっててしっかり有料だった。どこを見ても家族連れ。子どもたちはおおはしゃぎ。デートに来るとこじゃないな。
それにしても暑かったなぁ。全体の広さを知らずに「一周してみようか」と二人で歩き出したら思ったより遠い遠い。しかも炎天下でフラフラなのにこういう時に限って姫がボケかまして笑わせるからさらに力が抜けてヘラヘラ珍道中。
 
ヘラヘラ
どんぐらむりを後にして、今日のお宿の「具座」へ。ここは農家が営む民宿で、以前「佐賀天地農場」の三瀬もんさんと3人でお昼を食べに来たことがある。その時にいつか宿泊してみようと思っていたが今回それが実現した。
農家の納屋を改造して作られた宿には1日2組のみ泊まれる。ワシらが部屋に入ってゴロゴロしてると下から「しんぐさーん、ブルーベリー取りに行きますよー」と声がかかったのでついて行くと、裏山に植えてあるブルーベリーが実をつけてずらりと並んでいた。無農薬だからちぎってそのまま食べれる。ん~甘いねぇ。この宿では野菜は全て自家製でその数は70種類を越えるというから驚く。米もそばもお茶もなんでもかんでも自給できる。あぁなんと素晴らしい世界だ。

夕方、あずま屋でのお食事タイムになって、「
佐賀天地農場」の三瀬もんさんが自転車こいでやって来た。宿の主人も交えてみんなで乾杯!たそがれにつつまれる三瀬の野山を眺めつつ、ずらりと並ぶ田舎料理をばくばくと食べながら、冷たいビールをごくごくと。あぁたまらんのですけど。マジで。そらもう食った食った、飲んだ飲んだ。はぁ~もう食えん~という頃になって宿の主人がそうめん流しを始めたから、「うわぁもう入らん」と思いつつ参加してみるとなぜか食べれる。ずるずるといくらでも食べれる。あぁもうめっちゃ楽しいですけど、なにか?

酩酊した面々は様々な話題で盛り上がった。いろんな野菜の作り方やご主人のマラソンの話、三瀬もんさんの今に至るまでの苦労話、そしてさらにジャンルは拡がって、地球の温暖化とCO2の量の関係、マヤのカレンダーの謎・・・などなど、何時間しゃべったやら。気付けばたそがれは闇にかわり、あずま屋の電燈にセミやカブトムシが飛んで来た。時を忘れる友との語らい。いいもんだ。波乱万丈の人生行路を単独で乗り切ってきた三瀬もんさんに、現代社会では稀有の存在になりつつある実のある男というものを見た。実のある男だけで構成される秘密結社「ごはんの会」に参加してもらおう。
お食事タイムが終わってお風呂なわけだが、これがまた懐かしの五右衛門風呂!懐かしいのはワシだけか?対馬の実家ではワシの小学校2年くらいまでは五右衛門風呂だった。板を踏んで入るのにコツがいる。あぁこれだこれだ。実に30年ぶりか?よくおっかさんが外から「ぬるくないねぇー?」ときいてくれたもんだった。
すすで真っ黒の梁を眺めつつ、涼しい山の夜風に吹かれながら爆睡。本なんて2ページも読めないくらいすぐに夢の中へ。
 

「具座」
 
具座の宿
交わす杯
ひと夏の
おもひでに酔う
得がたき友と
 
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