えしぇ蔵日記

えしぇ蔵日記のブログ版です。

おろにゃ

2010年12月17日 | Weblog

午後から訪問した「星香園」さんでまた新しい方言を習った。

牛島さん: 「しんぐさんに教えないけん言葉があったとですけどね」
ワシ: 「お!なんですか?」
牛島さん: 「なんやったかいな、え~と・・・あ!そうそう、『おろ』です」
ワシ: おろ?
牛島さん: 「はい」
ワシ: 「どんな使い方ですか?」
牛島さん: 「例えば『しんぐさん、これ食べんですか』て勧められて、『いやぁ、ちょっと、おろやけん・・・』みたいな」
ワシ: 「”嫌い”ってことですか?」
牛島さん: 「いや、”苦手”みたいな感じです」
ワシ: 「なるほど」
牛島さん: 「あとは例えば、『この車どう?』てきかれて、『う~ん・・・おろよか』て答えたり」
ワシ: おろよか?
牛島さん: 「あんまりよくないっていう意味です」
ワシ: 「苦手とかよくないとか、否定的な意味ですね?」
牛島さん: 「そうです。否定的です。『おろよかにゃ~』て言うたり」
ワシ: 「あんまりよくないねみたいな感じですね。おろよかにゃ~
牛島さん: 「そうそう(笑)。それとか、例えば私としんぐさんと二人で評判のラーメン屋に行ったとしますね、そこで一口食べてからお互い顔を見合わせて小さい声で『おろにゃ』みたいな」
ワシ: 「なるほど(笑)!小さい声で言うわけですね?『おろにゃ』って」
牛島さん: 「そうです。大きい声で言うたらだめです」
ワシ: 「ここは大したことないね、みたいな」
牛島さん: 「そのへんが難しいとです。”いまいち”より悪いけど、”つまらん”まではいってないみたいな」
ワシ: 「なるほど。いいすね、『おろにゃ』。語源はなんでしょうね?」
牛島さん: 「なんですかね?『愚か者』ですかね?」
ワシ: 「そうかも!”おろかもの”がだんだん省略されて”おろ”になったとか」

「方言」

方言に 残る古代の 浪漫かな



今日の俳句はおろにゃ

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