ランダム・メモランダム 3

バイエルン・ミュンヘンとマルク・ファン・ボメルを応援しています

最後は笑って

2012-05-23 02:00:37 | バイエルン・ミュンヘン

バイエルンサポの皆さ~ん、ごきげんいかがですか?
浮上のきっかけが欲しいあなたにおまけ…

 
どうしてもヘソを出さねばならないらしいティモ。

……やっぱりそう簡単に浮上できないのである。
つらいので、録画放送を見直すとかレビューを読むとか、復習作業が出来ないでいます。

その後の話。

表彰式の際にガウク・ドイツ大統領からの握手を拒否したということで、シュヴァインシュタイガーが釈明&謝罪をしました。
無視とか拒否とかそんな気は全くなく、あまりに落ち込んでいたので目の前が見えてなかった、気が付かなかったんだ。でも大統領には謝罪します。
とかなんとか。
シュヴァインシュタイガーの落ち込みようは誰の目から見ても明らかだったので、全く共感・理解できる話です。
むしろ、まだ絶望のどん底にいる最中に、こうやってきちんと形にするだけでもしんどいことだろうに、と、逆に痛々しくも思いました。

この謝罪を受けてガウク大統領は「全く問題ない。釈明する必要もないぐらいだ。シュヴァインシュタイガーの気持ちは理解できる」とコメントしたそうです。

いつもいつも思ってて、何度か言って来たことですが、準優勝チームの表彰式なんかやらなければいいのに。
あんなもの、リスペクトでもなんでもなく、嫌がらせ以外の何物でもない、と思っています。
負けたチームのことを本当にリスペクトする気があるのなら、素早くその場から立ち去る権利を与えてやれよ、と思います。(UEFAの大会だけではありませんが)プラティニだって選手だったんだから気持ちわかるだろうに。

そんなわけで試合後のレビュー作業をあまりしていないのでようわからないのですが、シュヴァインシュタイガーに同情する一方、案の定、その同じ口(メディア)でロッベン叩きが行われているようですね。「アリエン・フロッペン」「へっぽこキック」「ファンは激怒」…
ロッベンだけでなくチーム全体を批判する声も上がっているのでしょうが、ただでさえつらいのにようけ読みません。知りたくない聞きたくない。
「こんなに愛してるのに俺たちを苦しめやがって」という気持ちなのでしょうが、シュバやロッベンや、他の選手たちも、チームの方がもっと苦しんでいるはずですよ。

さて
そんなロッベンに関して、ファンボメルがオランダ紙「Telegraaf」にてこのようなコメントを

 だははははははははは。ええ男やのぅ~~~

オランダ語むずかしすぎます。いつにもまして超ざっくり超作文。
「俺の経験では、すぐにでもオランダ代表に合流することで癒されると思う。ものごとを切り離して考える事が出来る。休みの日は受けた打撃がよけい厳しくなるんだ」
「アリエンは2回のCLとW杯の決勝で敗れた。これは些細なことではない。近い間に3回も、からっぽの手で立ち尽くすということは全ての選手に起こり得ることではない」
「もっとも厄介なのは、彼がPKを失敗したのが延長の時間だったということだ。バイエルンはホームでプレーし、チェルシーよりも素晴らしかった」
「アリエンがまた負けてしまったのは悲劇だが、俺たち全員が彼をケアすることを保証する」「全ての選手たちが彼に同情しているはずだ。みんなが彼の勝利を願っていたんだから」
しかしファンボメルはロッベンの立ち直りを信じています。
「彼は強い精神を持っている。彼がファイターだということを忘れちゃいけない。アリエンは何度も怪我を負ったが、戻って来て最高のパフォーマンスを見せていた」

自身も2年前のCLとW杯決勝で立て続けに敗れて心に深い痛手を負ったのに、盟友を気遣う男らしいコメントですねぇ
これはたぶんインタビュー記事で、続きは本紙で詳しく!とあります…残念…

 

オランダ代表キャプテンとしてのコメントでありますが、バイエルンの元キャプテンとして、シュヴァインシュタイガーやチームを気遣うコメントはなかったのかしらと思うと寂しいです…。ドイツメディアだったら少しは語ってくれたでしょうか。
ちなみに、最近引退したファンニステルローイもAD紙にて、ドイツ国内のロッベン叩きに苦言を表明し、ロッベンはすごいヤツなのに、PKは失敗したけどいいプレーしてたのに、とコメントしてくれてるようです。

というわけでこの後、「バイエルン対オランダ代表」の試合が行われます。

何故この試合が行われることになったのかという簡単ないきさつがこちらに出てますが…。
ワタシも当時けっこう頑張って、いっぱい調べて心を痛めて疲労困憊しましたので省略。
ただ、誤解なさってる方もいらっさるようですのでざっくり言いますが、これはあくまでバイエルン側が仕掛けた話です。
ファンボメルダービーでもロッベンフィーチャー企画でもありません。もちろん、ファンハールもファンマルヴァイクも関係ありません。
W杯でロッベンが負傷・長期離脱したことにより、莫大な「損失補填金」とやらをバイエルンがオランダサッカー協会に一方的に請求して、その後はもう、ドロドロした腹の探り合い大人げない罵り合い、すったもんだをさんざん繰り返した果てに、ようやく妥協案として決まったのがこの試合です。
ファンボメルも巻き込まれてしまい、クラブとの関係が冷え、その後退団に至る遠因にもなった出来事ですので、当時のことはワタシにとってはつらい思い出です。

ともあれ、EURO前の大事な時期になんで代表チームを派遣せねばならんのだ、と、迷惑こうむってるのはむしろオランダ側の方です。
もっとも、こうなった以上は割り切って、若手を試す機会に活用しようとしているようですけど。ワタシも、本大会では出場機会がないかも知れない、期待の若手選手を見れるのを楽しみにしています。顔とポジション覚えなくちゃいけないし(汗)

で、バイエルンです。
本来ならCLに勝った後に、応援ありがとう~♪と、挨拶がてら、楽しくシーズンを締めるはずでした。
しかしこうなった今となっては……。 選手たちのメンタルがとても心配です。ファンもどんな気持ちで見たらいいのか…。

でも、だからこそ、特に現地のファンは、そんな彼らを励ますために、温かい気持ちでもって、ゼヒ見てあげて欲しいな~、と思います。
もちろん、こんなことで元気になるようなそんな簡単なことではありません。だけどファンのねぎらいの拍手と「俺たちはいつでもいっしょだぜ!」という熱い思いがあれば、いくばくかの慰めにはなるはずです…。

この試合で、退団が決まっているブット、ザッテルマイアー(いつの間に…)、オリッチ、プラニッチ、宇佐美、ブレーノのお別れセレモニーがあるはずです。もしかしたら先発かも。
(というか、ブット以外、きちんとした発表もないままいきなり「退団予定」言うのはどうなのかと…)
そんな彼らを愛情込めて気持ちよく送り出すためにも…。

愛憎渦巻くシーズンでした。
そんなシーズンの締めくくりがこの因縁の試合というのもある意味ふさわしい、と皮肉のひとつも出ようものですが、そこはもう、最後なんだからそういう感情は捨てて、なるべく楽しい、忘年試合、文字通りの「親善試合」にしましょうよ。
いや実際ワタシはTVで見るだけで何も出来ませんが(^_^;)、なるといいなぁ、と切望しています。

出場するかどうかは分かりませんが、ファンボメルも来てるはずです。
シーズン途中でチームを出て行った元カピテンを未だに許せないファンもいるとは思いますが、ほんと、ブーイングとかはやめてあげてね…(汗)本人はバイエルンサポに愛されてると思ってるんだから…
あともちろん、言うまでもないことですが、怪我人とかは絶対ダメだからね!!わかっちょるね、心配な選手が2人3人…(汗)