漢検一級 かけだしリピーターの四方山話

漢検のリピート受検はお休みしていますが、日本語を愛し、奥深い言葉の世界をさまよっています。

貫之集 472

2024-07-31 05:47:13 | 貫之集

池の鶴

わがやどの いけにのみすむ つるなれば ちとせのなつの かずはしるらむ

わが宿の 池にのみ住む 鶴ならば 千歳の夏の 数は知るらむ

 

池の鶴

わが家の池にずっと住んでいる鶴であるから、千年にも及ぶ過ごした夏の数も知っていることであろう。

 

 第二句「のみ」は現代では専ら限定の意で用いますが、ここでは強調の意ですね。



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