後期ゴシック彫刻・市民運動・演劇教育

小学校大学教師体験から演劇教育の実践と理論、憲法九条を活かす市民運動の現在、後期ゴシック彫刻の魅力について語る。

〔365〕マグダレーナ祭壇(ミュンナーシュタット)の展覧会がバイエルン国立博物館で開催中なのでした!

2021年05月21日 | 美術鑑賞
 前ブログの続きです。
 いろいろ調べてみると、リーメンシュナイダーやシュトースについてヴェニガー博士やカメル館長が語る映像は、どうやら、現在バイエルン国立博物館で開催中の展覧会「芸術-大罪 シュトース・リーメンシュナイダーとミュンナーシュタットの祭壇」のためのものだったようです。昨年の11月26日から今年の5月2日までの会期予定が、コロナ禍で現在も開催中のようなのです。
その図録がこちらです。

https://www.hirmerverlag.de/de/titel-12-12/kunst_und_kapitalverbrechen-2130/

 この展覧会は私たち2人にとっては興味津々、垂涎の的です。中世ドイツ彫刻の2人の巨匠、リーメンシュナイダーとシュトースが関わったミュンナーシュタットのマグダレーナ祭壇に関する展覧会だからです。リーメンシュナイダーの初期の代表的祭壇にはシュトースも彫刻の彩色だけでなく、絵画も描いていたのでした。
  現在、ミュンナーシュタットの祭壇の作品がごっそりミュンヘンのバイエルン国立博物館に展示されています。
 ところが、本日、妻からこんなメールが送られてきました。

●「マインポスト」の記事を見つけました。これによるとバイエルン国立博物館の展示の前に既にヴュルツブルクのドーム博物館で「リーメンシュナイダー×ファイト・シュトース」という展覧会が開かれていたんですね。もうそのときにはミュンナーシュタットはもぬけの殻だったのか?? (緑)

  「マインポスト」というのはヴュルツブルクの地方紙です。ヴュルツブルク在住だった故・ペーターが
時折リーメンシュナイダー関連の記事の切り抜きを送ってくれたものです。その新聞のサイトを妻が覗い
たところ、今回のバイエルン国立博物館で開催中の展覧会と同様の内容の展覧会がヴュルツブルクのドー
ム博物館で開かれていたというのです。2019年12月11日付けの新聞です。この年の夏、私たちは招かれて
ドイツの友人の結婚式に参加していたのでした。つまり帰国してすぐにこの展覧会は開かれたことになり
ます。なんと惜しいことでしょうか。それでも、ドーム博物館のサイトに展示物が美しく掲載されていま
した。どうぞご覧ください。

https://www.mainpost.de/ueberregional/kulturwelt/kultur/zeitreise-in-wuerzburg-zu-tilman-riemenschneider-und-veit-stoss-art-10369321

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