どうぞ今年もよろしくお願いします。
こんな年賀状を送りました。
●新年あけましておめでとうございます。
昨年は世界中がコロナ禍に見舞われ右往左往させられました。今年はなんとか世界中の国々が手を携えてコロナ禍を克服できるよう願いたいものです。どうぞご自愛ください。皆様のご多幸をお祈り致します。
2020年1月
福田緑・三津夫
*昨年、緑は四冊目の写真集『完・祈りの彫刻 リーメンシュナイ ダーと同時代の作家たち』(丸善プラネット)を出版しました。昨年からアマゾンプレイスで本屋「猫家族」を始めまし た。緑の新刊写真集も出品しています。
*三津夫は相変わらず白梅学園大学で教育実習生の指導に当たっています。また、ラボ教育センターの言語教育総合研究所員としての研究成果を形にしたいと思っています。
そしてこんな年賀状をいただきました。ごみなどの環境問題スペシャリスト、青木泰さんからです。
●迎春 二〇二一年元旦
夕ざくら 荼毘の中より 足袋こはぜ 泉
コロナ禍、多くを教わって来た師匠3人が亡くなった。密を避け、ゆっくりと故人を偲ぶこともできない。
一方、コロナは相手が首相であっても、忖度しない。無為無策のトップをあざ笑うように広がった。安倍首相の辞任は、潰瘍性大腸炎の再発が理由ではなく、コロナ対策に方針が出せないこと、首相の犯罪に迫る検察の影への怖れであろう。
安倍政治を継承する菅首相は、[GOTOトラベル]でつまずき、就任当初の高支持率から不支持率が支持率を上回った。その上、安倍首相などの虚偽答弁が、100回を超えていたことが分った。頭から腐り始めていた日本社会に変化の兆しか?
そんな時、立命館APU大学出口治明学長の一言一言は、腐敗砂漠のオアシスのように未来を指し示す輝きを放っている。
師や友を 奪いしコロナ いつまでも
続く無策に 木枯らしが吹く
国会で 100回超える 虚偽答弁
えん魔さまに 議長待望論
運がよく 今があるよと 偉ぶらない
やる気引き出す 一言に目を輝かす (出口学長)
ドイツのバイエルン国立博物館のマチアス・ベニガー(博士)さんからもメールがありました。こんな壁掛けを贈ってくださるそうです。楽しみです。
そして鎌田慧さん。
◆おかねといのち
政府と会社(東電)に責任を取らせたい
鎌田 慧(ルポライター)
「ゴー」といわれたと思いきや、こんどは「ストップ」という。
なん十万人もの人間を旅行させて経済の活性化を図る政策だったが、
コロナウイルス感染が拡大して、猫の目、朝令暮改の拙さ。
「ゴー・ストップ事件」といえば、1933年6月、大阪市北区天神橋
での赤信号を無視した兵隊とそれをとがめた警察官とのいざこざ。
軍部と警察との対立にまで発展したが、その頃はまだ赤信号でストップ
する習慣は定着してなかった。
菅強引政治のGOTOトラベルも、感染拡大の「赤信号は怖くない」
経済第一主義。おかねといのちを天秤にかける政策だった。
たとえば、1960年代後半に噴出した公害問題。経済成長の60年代は、
公害の60年代だった。海や河川汚濁はひどく水俣病やイタイイタイ病を
発生させ、大気汚染が気管支炎やぜんそく患者を多発させた。
企業の儲けのために住民の健康といのちが犠牲にされた。それは企業
犯罪だったが、責任を認めさせるのになん年もの裁判闘争が必要だった。
四日市海上保安部の警備救難課長だった田尻宗昭さんは日本で初めて
海を汚染させた企業を刑事事件で検挙した。
昔は気骨のある公務員がいた。
公害企業の社員から公害隠しの内部告発文書をもらったことがある。
いま原発が地域を壊滅させ、住民を流浪の民にした政府と会社に
責任を取らせたい。(12月22日東京新聞朝刊27面「本音のコラム」より)
こんな年賀状を送りました。
●新年あけましておめでとうございます。
昨年は世界中がコロナ禍に見舞われ右往左往させられました。今年はなんとか世界中の国々が手を携えてコロナ禍を克服できるよう願いたいものです。どうぞご自愛ください。皆様のご多幸をお祈り致します。
2020年1月
福田緑・三津夫
*昨年、緑は四冊目の写真集『完・祈りの彫刻 リーメンシュナイ ダーと同時代の作家たち』(丸善プラネット)を出版しました。昨年からアマゾンプレイスで本屋「猫家族」を始めまし た。緑の新刊写真集も出品しています。
*三津夫は相変わらず白梅学園大学で教育実習生の指導に当たっています。また、ラボ教育センターの言語教育総合研究所員としての研究成果を形にしたいと思っています。
そしてこんな年賀状をいただきました。ごみなどの環境問題スペシャリスト、青木泰さんからです。
●迎春 二〇二一年元旦
夕ざくら 荼毘の中より 足袋こはぜ 泉
コロナ禍、多くを教わって来た師匠3人が亡くなった。密を避け、ゆっくりと故人を偲ぶこともできない。
一方、コロナは相手が首相であっても、忖度しない。無為無策のトップをあざ笑うように広がった。安倍首相の辞任は、潰瘍性大腸炎の再発が理由ではなく、コロナ対策に方針が出せないこと、首相の犯罪に迫る検察の影への怖れであろう。
安倍政治を継承する菅首相は、[GOTOトラベル]でつまずき、就任当初の高支持率から不支持率が支持率を上回った。その上、安倍首相などの虚偽答弁が、100回を超えていたことが分った。頭から腐り始めていた日本社会に変化の兆しか?
そんな時、立命館APU大学出口治明学長の一言一言は、腐敗砂漠のオアシスのように未来を指し示す輝きを放っている。
師や友を 奪いしコロナ いつまでも
続く無策に 木枯らしが吹く
国会で 100回超える 虚偽答弁
えん魔さまに 議長待望論
運がよく 今があるよと 偉ぶらない
やる気引き出す 一言に目を輝かす (出口学長)
ドイツのバイエルン国立博物館のマチアス・ベニガー(博士)さんからもメールがありました。こんな壁掛けを贈ってくださるそうです。楽しみです。
そして鎌田慧さん。
◆おかねといのち
政府と会社(東電)に責任を取らせたい
鎌田 慧(ルポライター)
「ゴー」といわれたと思いきや、こんどは「ストップ」という。
なん十万人もの人間を旅行させて経済の活性化を図る政策だったが、
コロナウイルス感染が拡大して、猫の目、朝令暮改の拙さ。
「ゴー・ストップ事件」といえば、1933年6月、大阪市北区天神橋
での赤信号を無視した兵隊とそれをとがめた警察官とのいざこざ。
軍部と警察との対立にまで発展したが、その頃はまだ赤信号でストップ
する習慣は定着してなかった。
菅強引政治のGOTOトラベルも、感染拡大の「赤信号は怖くない」
経済第一主義。おかねといのちを天秤にかける政策だった。
たとえば、1960年代後半に噴出した公害問題。経済成長の60年代は、
公害の60年代だった。海や河川汚濁はひどく水俣病やイタイイタイ病を
発生させ、大気汚染が気管支炎やぜんそく患者を多発させた。
企業の儲けのために住民の健康といのちが犠牲にされた。それは企業
犯罪だったが、責任を認めさせるのになん年もの裁判闘争が必要だった。
四日市海上保安部の警備救難課長だった田尻宗昭さんは日本で初めて
海を汚染させた企業を刑事事件で検挙した。
昔は気骨のある公務員がいた。
公害企業の社員から公害隠しの内部告発文書をもらったことがある。
いま原発が地域を壊滅させ、住民を流浪の民にした政府と会社に
責任を取らせたい。(12月22日東京新聞朝刊27面「本音のコラム」より)