後期ゴシック彫刻・市民運動・演劇教育

小学校大学教師体験から演劇教育の実践と理論、憲法九条を活かす市民運動の現在、後期ゴシック彫刻の魅力について語る。

〔57〕11月19日(木)総がかり行動-主体的な国会包囲は途切れません。

2015年11月28日 | 市民運動
 毎月19日は戦争法反対の総がかり行動で国会に集まろうという提起がされていることは前にも書きました。10月19日(月)についてはブログ〔52〕を読んでください。
 11月19日(木)は、お昼に母親のご機嫌伺いに実家に行き、その足で脚本研究「森の会」に参加しました。辰嶋幸夫さんを弔いながらも、メンバーの提出する印刷物や話題に心躍りました。
*辰嶋さんの追悼文が「演劇と教育」2015.11月号に掲載されています。執筆は正嘉昭さん、横山淳子さん、後藤富美さんです。後藤さんは「森の会」のメンバー。

 夜の6時半の集会開始に少し遅れて地下鉄の桜田門駅を上がって地上に出ると、国会に向かう左右の道路は人また人という状態でした。コーンで仕切られた通路は人ひとりがようやく通れるくらいで、コーンの内側は3,4重の人垣でした。石垣の上にも幟を持った人がびっしり立っています。
 はてさて、先に行っているはずの清瀬の仲間をどう探せばいいのか、メインステージのある右側の道路を進むのは困難です。人の渋滞のなか、左側の道路をゆっくり進むと、幸運なことに、従来から使用のピンク色のと、仲間が新しく作った手書きの「清瀬・くらしと平和の会」の幟を見つけました。清瀬からはこの4人以外に、他のグループで参加していたようです。
 この日はスピーカーの近くにいたからでしょうか、弁護士や学者、政党などのステージでの訴えは良く響いてきました。寒いなかなのに、9000人が集まりました。誰かに動員されて来ているのでないので、運動はこれからも続くことでしょう。まったく戦争法廃止の熱気は冷めません。
 これだけの人びとの思いが国会に交差しているのに、マスコミはどうしてこんない冷たいのか。朝日新聞では、ほんの小さな記事と写真が1枚でした。今回は毎日新聞の記事を紹介しましょう。

●安保関連法:「今すぐ廃止」国会前9000人が抗議集会
  毎日新聞 2015年11月19日
 安全保障関連法の成立からちょうど2カ月となる19日、東京・永田町の国会前で同法に抗議する集会が開かれ、「戦争法は今すぐ廃止」「安倍政権は憲法守れ」などと訴えた。
 主催団体の発表で約9000人が参加。野党議員や弁護士、大学教員などが次々と壇上に上がり、安保法案の採決を強行し、臨時国会を開かない安倍政権を厳しく批判した。
 弁護士の伊藤真さんは「日本の憲法は自衛隊が海外に出かけて人の命を奪うことを許していない」、「戦争法によって憲法の根本の考えが踏みにじられようとしている」と非難。主催団体メンバーの高田健さんは「あの9月19日で絶対にあきらめない」、「何としても戦争法を廃止すると決意した」と話した。【佐藤賢二郎】

 清瀬の市民運動はますます元気です。超党派の「戦争法廃止きよせ市民の会」が6月から活動しています。あの憲法学者の小林節さんが今度清瀬に来ます。近隣の方いらっしゃいませんか。

□小林節後援会「戦争法は政権を変えて廃止に!」
・「戦争法廃止きよせ市民の会」主催
・2015年12月4日(金)、18:30開場、19:00開演
・けやきホール(西武池袋線、清瀬駅北口徒歩5分)
・無料