北の杜

ニセコ・羊蹄山麓に暮らす一級建築士の奮闘記

早春の景観色ミニWS

2008年04月04日 | まちづくり
ニセコひらふのサンスポーツランドで「早春の景観色ミニワークショップ」が行われました。



 社)日本都市計画学会社会連携地域組織「ニセコひらふ地域の持続可能な国際観光リゾートまちづくりに向けたシナリオを考える会」と倶知安町の主催です。地域の住民の方や設計事務所、建設会社の方々に混じって議会の景観議員連盟のメンバー6人も参加しました。外国人の方も参加されて、国際化してきているヒラフを感じました。
3月にこの辺一帯が景観地区に指定され建物などの色が規制されました。派手でけばけばしい色を排除しようということですが、マンセル表示色で色彩が決められているので、今まで使われてきていた既製品の屋根鉄板や外壁材の一部が使えなくなりそうです。そんなこともあって、感心が高いようです。
 参加者の自己紹介の後、ホライゾン代表の堀じゅん子さんによる「ニセコの景観と自然色」と題した色のお話がありました。
何度も訪れたくなる魅力ある街並み景観とは、街並み全体にその土地に行かなければ感じられない雰囲気があり、地域の人たにの健やかで活発な生活や文化が感じられることだそうです。
ニセコの財産ともいえる山並み、森の四季、豊かな自然を損なわない色彩とは、どんな色なのか?ニセコの魅力を積極的に印象つける色彩とはどんな色なのか?そんなことを念頭に、7・8人のグループに分かれ、外に出て、自然の色や人工物の色
のサンプリングに出かけました。





私のグループは、「ようてい坂」と「ひらふ坂」の2箇所で、羊蹄山やゲレンデを眺めた中での色を抽出してみました。写真的には、自然の色と人工の色と全然異質なようですが、色見本帳でみると結構同系色があることが分りました。ただ、線や面といった違いやボリュームによって色の印象が変わってきているようです。また、ニセコは、四季がはっきりしているので、今回の早春の自然の色は季節毎に変わってくるので、6月頃には違った見え方になるでしょう。年間を通したワークショップを行わないとニセコの色を探せないようです。



また5月に第2弾が行われるようです。