北の杜

ニセコ・羊蹄山麓に暮らす一級建築士の奮闘記

オール電化

2005年10月28日 | カラマツ住宅
小樽でオール電化セミナーに参加してきました。
いろいろな講演会に参加するのもいいものです。
新たな知識を得たり、自分のやっていることの裏付けを得たり出来ます。

実はM邸もオール電化住宅なのです。
お湯は電気温水器、台所のコンロはIHクッキングヒーター、暖房は電気暖房による床暖房なのです。
温水器やIHなどは比較的採用されやすいのですが、暖房もとなると二の足を踏む方が多いです。
しかし、オール電化にすることによってメリットが倍増します。
電気の契約がグンと優遇されて安い電気代となります。
クリーン、安全、安心はもう定番のメリットですが、その副産物として、火災保険の保険料が安く(AIUで20%OFF)なったり、住宅ローンの金利が優遇されています。



今回、電気ボイラーにしたのは、床暖房の床パネルに低温水式暖房の「うららⅡ」(富士環境システム http://www.fek.jp/)を採用していたのも理由のひとつです。
「うららⅡ」は、管径が太い銅管に熱伝導効率が高い銅パネルを使っているので、ボイラーの温水温度が40℃程度で十分なのです。
電気も余り使わなくてもよく、ボイラーの設置場所を選ばないというのもいいですね。

また、オール電化の最近の売りは、災害に強いことだそうです。
地震等の被害を受けた後、復旧が一番早いのが電気だそうです。ガスや水道は2週間ほど掛かるそうです。
そして、温水器のタンクは、360Lとか470Lの水を貯めているので、2・3日はしのげるそうです。
オール電化には、思わぬメリットがあったんですね。
最近は灯油の値段が倍ぐらいに値上げされてきています。益々、オール電化が普及しそうですね。
北海道ではもう7万戸もオール電化住宅なんだそうです。