ＥＢ闘病記：カルテ１４

12月9日（水）
　朝起きると「検尿なのでおしっこ取ってきて」と言われる。腹の切られたところの痛みに耐えながら、ベッドからゆ～っくり立ち上がって車イス用トイレへ行く。昨日は出なかったけど今日はどーかな・・・？、と思いつつ便座に腰掛けたが、やはり出てこない。朝だからかわからんのだが、"それってキセキー♪"っつーぐらい如意棒様がグリｅｅｅｅンとなっちゃって、"先端"まではおしっこが届いている感じはするのだが一滴も出てこない。しばらく頑張っているとＫではない看護師が心配になったらしくトイレをのぞきに（←イヤらしい意味は無し）来た。またしてもｅとりさんはズボンもパンツも下ろしたまんまである。

看：「どぉ？出た？出そう？」
ｅ：「いや、出ないですねぇ、それよりも、おったっちゃって・・・」(*´o｀*)

　看護師はその発言をスルー。「（検尿は）もう少し後でもいいから」と言われたので結局この場ではあきらめて病室に戻る。

　この後、手術した翌日だというのに朝食が普通食で出た。２日前から食べてなかったんでなまらうまかった。手術した後ですぐにちゃんとしたメシが食えるなんてすごいと思いません？
　
　朝食後、２回トイレへ行き、１回目はまたグリｅｅｅｅンだったが２回目でよーやく約100mlぐらい出た。おしっこが出づらかったのは「麻酔（の影響）だと思うよ」と看護師さんに言われた。ｅとりさんの背中には麻酔（痛み止め）を体内に入れるための細いチューブが手術時以降ずっとささったままになっていて、まだ麻酔が効くようになっていたらしい。麻酔されてても切ったところは痛いんだけどね。ちなみにグリｅｅｅｅンになった理由はわかりません。キズの痛みでＥロい妄想にふける余裕なんてありゃしませんよ。
　
　朝９時過ぎになって「レントゲン撮ってきて」と言われる。今いるリカバリー室は外科病棟の３階、レントゲン室は内科病棟の１階で結構距離がある。「車イスで・・・」という声がチラッと聞こえたのだが、結局歩かされた。レントゲン室前には待つためのベンチがあるのだが、座ったり立ったりするとキズに響くのでずっと立ったまま待つ。順番が来て「息吸って～」と言われるが痛くて息を思いっきり吸うことができなかった。係の人にその旨言うと「まぁなんとかなりますよ」みたいなことを言われた。また外科病棟まで歩いて帰ってくると「さすが若いねぇ」と看護師さんに言われる。お前達が運んでくれねぇからだＹＯ！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（つづく）