ミョ~に変だなぁ~、と思ってたんです。気配が無い、出入りしてる様子も無い、なのに・・・屋根に上った時はしょーがないにしても、最近は玄関の引き戸を開けて外に出た瞬間に「ガー、ガー」"刺客"が威嚇してくるんです。買い物に出かけようとすると例によって例のごとく滑空してきやがるし。
クチバシでつついてこないのはわかってるんだけど過去に3回ぐらい頭を足で小突かれたことがあるんで、どーしても人間の本能である反射神経が勝手に作動してビクッとなっちゃってそれがまた癪にさわるんですよねぇ。
巣でヒナが育っているからこその威嚇行動なんだけど、巣に出入りしてる様子が無いし、そもそも巣が見当たらないので、変だな変だな、おかしいなぁおかしいなぁと思いつつなんとかやり過ごしてたのですが、一昨日の6/22、畑仕事していて偶然見かけたのです、"刺客"がeとり家の敷地内の高木のてっぺんにとまろうとしていたところを。「あっ、やっぱり巣があるのか・・・?」だとすれば奴らのこれまでの威嚇行動にも合点がいきます。
で、"刺客"がとまろうとしていたところをよーく、よ~~く凝視したらば
↑すっごく見えづらかったんですが、写真内の黄色円で囲ったあたりに何か動いてるものが見えました。あぁ~、居やがった!結構でかいな、もうすぐ巣立つぐらいまでになってそうだな!スズメと違ってヒナに餌を頻繁に与えてる様子が無かったし、ヒナの鳴き声も聞こえなかったし、そもそも我々人間の住むところから死角になるところに巧妙に巣を作ってたんで、一昨日まで全くわからなかったんですよね。
さてどーすんべか・・・先ずは屋根のシール作業の時に使っている脚立(上の写真に写ってるのはハシゴで、この時のものとは別)をセットしたのだが高さが全然足りない、うーむ(-_-;と思ってたら、隣のバイト先の社長が近寄ってきて「巣、あるよ。うちの3階から見えるよ」とおっしゃる。そー、お隣の社長宅は3階建てだ。調べてみると一般住宅の3階建ては高さがだいたい10m程度なのだそうな。うーむ、10m、か・・・。いや、それはともかくご存知でしたらもっと早く言って欲しかった・・・。
翌日の6/23、そーだ、今までやってみたことなかったけどスライドして高さを調節できるハシゴがあったよな、と思って車庫から出してきたのが↑の写真に写り込んでいるもの。これをほぼほぼ最長にセットしてみたもののやはり高さは足らない、が、上のほうに拡がっている枝にはつかまれるぐらい高さは稼げた。意を決してハシゴから足を離し、さらに上へと木を上ってみた。巣に近づくにつれ"刺客"の威嚇がより荒々しくなり、至近距離を滑空してくる。しかし、自分の羽根が枝に当たるリスクを"刺客"本鳥も自覚してるので幹にべったりくっついてる限りはギリギリで攻撃されないのである。足を掛けたり手でつかめる枝がたくさんあるので、手足に意識を集中させて落下しないように(落下したらまぁ死ぬな)していたのだが、さて・・・ここから先、攻略する手段が無い。一度、
この記事でも使った物干し竿を用いてみたけど、重いのと枝が邪魔になって全然使えなかったのです。
そんなところへまたまた社長がお声掛けしに近寄ってきてくれたのでかくかくしかじか話すとおそらくアルミ製と思われる物干し竿を貸してくれた。おぉ、こりゃいい、軽い!よーし、総攻撃開始!
木の相当高いところまで上っても死角で見えないんだけど、巣の在りそうなところへ狙いを定めて下から上へ竿を突き上げると「グヮ、グヮ」おっ、やった、ヒナに当たってる!"刺客"たちもガーガー慌てふためくようにeとりさんのまわりをより一層飛び回るけどやかましいんじゃボケ!
ヒナは相当成長していて、巣から突き上げて追い出しても落ちていく途中で別の枝に捕まったりして地面まで落ちて行かない。まだ飛べるところまで成長していないのが幸いだ。他の枝につかまっているヒナをさらに突っついて地面へ落とし、安宅の関の弁慶よろしく竿で散々に打ち据えていると社長が「竿、曲げないでね~」とおっしゃる。それ早く言ってよ。
今回やっつけた獲物は4匹
「この画像/動画はセンシティブな内容を含んでいる可能性があります。」(笑)
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落とした巣はこちら↓
ヒナをやっつけて巣も落としたんだけど"刺客"がしばらくガーガー言ってるので、「アレ?もう1匹ヒナがいるのかな?」と思って捜索したけど見当たらず、その後ちょっとだけ大人しくなったような感じがしたので、これでもう今年は"刺客"の滑空に脅されることはなさそう。
今回は
8年前の巣の除去よりももっと高いところに巣が懸けられてたんだけどお隣の社長の協力もあってなんとか撃退できましたが、・・・これからどんどん老化していくというのに、いつまでこの戦いを続けねばならんかねぇ。
ちなみに
5年前は自分で木を切り倒したんですが、今回はeとり家の建物とそこへ引き込んでいる電線のすぐ近くに幹がそこそこ太くて10mぐらいの高い木が生えていて、というシチュエーションだったのでそれはもう本当に最後の最後、の手段にしようと思っていました。5年前はハシゴを伸ばして使うという発想も軽くて扱いやすい竿を使うという発想も全く思いつかなかったんですよね。もったいないことしたなぁ。