江別創造舎

活動コンセプト
「個が生き、個が活かされる地域(マチ)づくり」
「地域が生き、地域が活かされる人(ヒト)づくり」

シンポジウム「地域創生を考える」開催のご報告!

2015年11月08日 | 地域

 このたび、シンポジウム「地域創生を考える」開催のご報告をいたします!

 昨日(11/7)!
 北海道中小企業家同友会札幌支部江別地区会11月度オープン例会、
 シンポジウム「地域創生を考える~私にできること、私たちにできること~」を開催いたしました!
 
 これは、2014年(平成26年)9月3日発足した第2次安倍改造内閣の同日閣議決定により、
 まち・ひと・しごと創生本部が設置され、同年12月2日、ひと・まち・しごと創生法が施行されたことを受けて、今後、地域それぞれにおける総合戦略として、地方版ひと・まち・しごと創生総合戦略策定が進められていくことを受けて、産・学・公・民の意思疎通、情報共有の機会の一つとしての位置付けをもっています。

 清水社長の総合司会のもと、
 星会長の開会挨拶に続き、
 江別市 三好昇市長による基調講演
「まち・ひと・しごと創生総合戦略で始めるまちづくり~人口減少社会を見据えて~」と題して、
 ご講話をいただきました。

 江別市では、国勢調査による人口減少に危機感をもち、
 すでに5年前から対策が講じられて参りました。
 子育て支援・教育の充実・シティプロモート・雇用対策を柱として江別市総合計画が進められました。
 そして、第5次江別市総合計画<実施計画ー基本計画ー基本構想の3層ピラミッド型>が示され、基本構想への貢献度や効果を点検し進行管理する行政評価・事務事業評価システムが提示されました。
そして、えべつ未来ビジョン<第6次江別市総合計画:平成26(2014)年度から平成35(2023)年度と、えべつ未来戦略<平成26(2014)年度から平成30(2018)年度>の施策が進められています。

 こうして進められてきた江別市総合計画の施策が、今回のまち・ひと・しごと創生総合戦略が示す柱とまさに合致し、江別版創生総合戦略へと継続的流れの中で推進されることとなったのです。
総合戦略を踏まえた施策として国が示す四つの基本目標別内訳は、
1.地方にしごとをつくり、安心して働けるようにする
2.地方への新しいひとの流れをつくる
3.若い世代の結婚・出産・子育ての希望を叶える
4.時代に合った地域をつくり、安心なくらしを守るとともに、地域と地域を連携する
以上が示されています。
地方創生概算要求に基づいて、地域版創生総合戦略が推進されることとなり、
今回の三好市長の基調講演にて方向性が配布資料に基づいて説明されました。

 江別市長基調講演後のシンポジウムでは、
 江別市企画制作部北川部長により、労働力の掘り起こしと人口減少の抑制の観点から「今そこにある危機を共有しよう」と題してご講話いただきました。
 続きまして、江別市のさまざまな視点から市民団体活動を展開する江別市生涯学習推進協議会 谷川幸雄会長および江別市社会福祉協議会 湯浅國勝会長からご講話をいただきました。
 谷川幸雄会長は、地域活動を通じて(1)今ある事業を、資源開発・資源共有等によりいかに改善していくか、(2)新しい発想の転換で新しい事業をどのように導入していくか、(人づくり・指導者養成)についてご講話いただきました。
 また、湯浅國勝会長は、社会福祉法第109条に基づいて活動推進されている社会福祉協議会の事業推進大網<5年毎実践計画>に基づいて、「支え愛・助け愛のまち えべつ」についてご講話をいただきました。
 そして、経済界から江別地区会幹事でいらっしゃる株式会社ナラ工業代表取締役 奈良幸則氏によりご講話をいただきました。雇用の確保の観点から、多様な人材の雇用に対応しているユニバーサルデザインの会社について、そして経済の動きとしての域外・域内への経済充実について、江別という地域特性の観点からご講話をいただきました。

 産・学・公・民・金の連携は、グローバルな視点で重要視されています。
 12万人口江別という地域には、4つの大学(短大含む)が存在し、
 社会課題に積極的に取り組む市民団体・組織の存在があり、
 産・学・公・民・金連携を主導する経済界の存在があります。
 全てが江別ブランドであり、
 まさに奈良社長のご講話にあるように、一層の域内経済の充実と域外経済への発展が期待されるところです。

 地方創生「まち・ひと・しごと創生総合戦略」を受けての地域版「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の方向性を共有できた一つの機会として、今回のシンポジウムは、大きな役割を果たしたのではないかと考えます。
 これは、スタートであり、今後「私にできること、私たちにできること」を念頭に、
一人ひとりが主体的に考え、行動し、共有し、見直して、また新たに歩みを進めていくことが、重要であると実感いたしました。
 このようなシンポジウムにおいて、微力ながらコーディネーターを務めさせていただきましたこと、光栄に存じます。ありがとうございました。

 シンポジウム運営に関わってくださいました皆様、お疲れ様でした。
そして、何よりご多忙の中、ご聴講いただきました皆様には厚く御礼申し上げます。
ありがとうございました!



(ご参考)
当ブログ2015年11月 7日(土)「本日!シンポジウム<地域創生を考える>開催のご案内!」



写真:基調講演中の江別市三好市長


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする