世捨て人・Mt.DOGのぼぼぼぼぼやき

※ 気ままな旅、日々の出来事の紹介。拙いブログだけどよろしく!!

【信州の鎌倉・美術館を巡るひとり旅の巻②】

2009-09-28 20:13:27 | たび日記(鉄道の旅中心)
[旅行初日:9月26日(土)]
■ 訪問先② … 東山魁夷(美術)館(長野市)

善光寺本堂から徒歩数分で、東山魁夷(美術)館に到着した。

美術館の建物(の外壁)は、全体的に白色のコンクリートでできて
いて、ぼくが訪問した時には強い日差しでとても眩しかった。

早速、美術館内に入り、現在展示中の「心の鏡」作品(展示期間:
9月3日~11月3日)を見た。
ぼくは美術の知識に乏しく、東山魁夷について、風景や白い馬を描
く著名な日本画家だということしか分からなかった。しかし、いま
展示中のタイトル名「心の鏡」に心ひかれ、ぼくはその作品を観る
ことで何か変わるのではないかと思い、足を運んだのだ。

館内では人も少なく、一つ一つの東山作品を間近でじっくりと観る
ことができた。ぼくは作品を観る際、タイトルだけを見ることにと
どめ、敢えて(美術館側・学芸員が記した)解説を見ない(読まな
い)ように心がけた。なぜなら、ぼくは一つ一つの作品について、
解説を読んで理解する(理解した気になる)のではなく、自分自身
で作品と対峙しながら、(自分なりの)心で理解しようと考えたか
らだ。その理解が間違っていようとなかろうと構わないと思いつつ。

そして、ある作品に心ひかれる。その作品とは「白馬の森」だ。
幻想的な青色の闇に包まれた木立の中に一頭の白い馬がいる作品だ。

ぼくは、闇の中を、温かみのある表情でありつつも、しっかりと
立つ白い馬の姿にとても感動してしまった。内に秘める強さを白い
馬から感じ取り、ぼくは(暗闇状態にある現状でも)迷い彷徨いな
がらも生きることの大切さを知ったのだ。

あっという間に、鑑賞のために準備していた時間が過ぎてしまう。

自分を少なからず前向きに見つめることができてよかったと思い
つつ、美術館を後にした。


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東山魁夷(美術)館HP
http://www.npsam.com/

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