
先日、5年振りに運転免許証の更新をしてきた。道路交通法も一部改正されており講習で学ぶところが多く、手渡された教則本を捲ってみると免許取得時には覚えていたであろう法規や標識も随分忘れていることに気づく。車は急に止まれないことは分かっていても時速60キロで急制動した場合、停止距離は何メートルかと質問されても咄嗟に答えが出ない。慣れによる緩慢な運転が事故に繋がるケースもあり胆に銘じるところである。
いつもながらの直截簡明な発想なのだが、標識といえばこのミルト・ジャクソンの「Googbye」だ。レーベルは CTI (Creed Taylor Inc)で、ヴァイブにヒューバート・ロウズのフルート、ハービー・ハンコックのエレクトリック・ピアノとなるとフュージョンと思いがちだが、これがストレートアヘッドな仕上がりで見逃せない。勿論レーベルカラーである柔らかい耳障りの良さはあるもののホレス・シルヴァーの名曲「オパス・デ・ファンク」の再演は見事な出来だ。ファンキー感充溢しており、かつてのジャクソンとフランク・ウェスを彷彿させる演奏は、ヴァイブとフルートの音色の相性が殊更に際立ってくる。
ベツレヘム、インパルス等で敏腕プロデューサーとして活躍したクリード・テイラーが、新興レーベル A&M に移籍し立ち上げたのが CTI (Creed Taylor Issue)シリーズであった。その第一弾はウェス・モンゴメリーの「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」で、イージー・リスニング・ジャズなる新造語が使われるようになるきっかけである。ジャズの芸術性よりコマーシャルな感覚で売れるアルバム作りを優先したテイラーは時に批判の的であった。その路線は標識のように主流から外れるものであったが、多くのポップス・ファンがジャズに注目した成果は大きいだろう。
今、札幌でよさこいソーラン祭りが開催されていて、このイベントを皮切りに北海道観光に訪れる方も多くなる。直線が続く広い道路はついスピードを出しがちだが、こちらには鹿飛び出し注意を促す鹿の絵が描かれている標識がある。この標識は鹿にはシカトされるのでくれぐれもご用心願いたい。
いつもながらの直截簡明な発想なのだが、標識といえばこのミルト・ジャクソンの「Googbye」だ。レーベルは CTI (Creed Taylor Inc)で、ヴァイブにヒューバート・ロウズのフルート、ハービー・ハンコックのエレクトリック・ピアノとなるとフュージョンと思いがちだが、これがストレートアヘッドな仕上がりで見逃せない。勿論レーベルカラーである柔らかい耳障りの良さはあるもののホレス・シルヴァーの名曲「オパス・デ・ファンク」の再演は見事な出来だ。ファンキー感充溢しており、かつてのジャクソンとフランク・ウェスを彷彿させる演奏は、ヴァイブとフルートの音色の相性が殊更に際立ってくる。
ベツレヘム、インパルス等で敏腕プロデューサーとして活躍したクリード・テイラーが、新興レーベル A&M に移籍し立ち上げたのが CTI (Creed Taylor Issue)シリーズであった。その第一弾はウェス・モンゴメリーの「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」で、イージー・リスニング・ジャズなる新造語が使われるようになるきっかけである。ジャズの芸術性よりコマーシャルな感覚で売れるアルバム作りを優先したテイラーは時に批判の的であった。その路線は標識のように主流から外れるものであったが、多くのポップス・ファンがジャズに注目した成果は大きいだろう。
今、札幌でよさこいソーラン祭りが開催されていて、このイベントを皮切りに北海道観光に訪れる方も多くなる。直線が続く広い道路はついスピードを出しがちだが、こちらには鹿飛び出し注意を促す鹿の絵が描かれている標識がある。この標識は鹿にはシカトされるのでくれぐれもご用心願いたい。
ミルト・ジャクソンの作品は MJQ を含めて多岐にわたり傑作と称されるものが多いですね。ライオネル・ハンプトンやレッド・ノーボの影響を受けながらバップの洗礼を浴びたスタイルは、ブルースフィーリング溢れるものばかりです。ジャクソンのお気に入りアルバムお寄せ頂ければ幸いです。今週もたくさんのコメントお待ちしております。
管理人ミルト・ジャクソン・ベスト3
Opus De Jazz (Savoy)
Plenty Plenty Soul (Atlantic)
The Prophet Speaks (Qwest)
>時速60キロで急制動した場合、停止距離は何メートルか
答は44メートルです。充分な車間距離が必要ですね。
何度かやっていますけれども、ワン、ツーは
不動なんですが、3枚目につも悩みます。
1)「Very Tall」(Verve)
ピーターソン・トリオに客演という形ですが、事実上
ミルトのリーダー・セッションのような感じです。
ピーターソンが珍しく音数抑え目で渋いプレイに
徹しているところが、好感度大。
緑イルカ、絶品なり!
2)「Much In Common」(Verve)
レイ・ブラウンとの双頭リーダー作。
ソウルフルでブルージーなミルトの魅力満載。
ケニー・バレルg、ワイルド・ビル・デビスorg の
サポートも強力。
数曲フィーチャーされたマリオン・ウィリアムズという
ゴスペル・ヴォーカルがこれまた最高!!
3)「Bags & Flute」(Atlantic)
ボビー・ジャスパーfl との共演。
オパス・デ・ジャズでのフランク・ウェスflとのコラボ
よりも、(fl との共演なら)こちらに軍配。
ケニー・バレルやフラナガンといった、デトロイト時代からの
盟友に囲まれて、リラックスしたノリのいいセッション。
Plenty, Plenty Soul もいいですね。
キャノンボール作曲のサーモネットが秀逸。
ライブでは61年のヴィレッジ・ゲイトのライブ盤や、
ピーターソンとの3度目の共演の「モントルー75」も
捨てがたいですね。
後者のオープニング、「ファンジ・ママ」は何度聴いても
しびれます。
ミルトはアルバムの数が多いですね。
聴けば、それぞれそれなりにいいのですが、私は一番はなんといっても、Opus De Jazzになってしまいます。これは、ミルトの中でもいいのですが、ジャズ全般の中でも、上位に来るものと信じています。(大げさ)
ミルトはファンキーですね。それに、音色が暖かい感じがします。ブルースがいい味を出していると思います。
1.Opus De Jazz
2.The Modern Jazz Quartet & The Milt Jackson Quintet
3.Bag's Opus
ミルト・ジャクソンは、MJQでの抑制された演奏よりも、解放された感じがするリーダー・アルバムやサイド物の方が気に入っています。
「オパス・デ・ジャズ」
シルバーのオパス・デ・ファンク。曲良し、演奏良しで痺れますね。
「バグス・ミーツ・ウエス」
こういう企画ものに弱く、すぐに買ってしまいます。(笑)
「バグズ・グルーヴ」
マイルスのアルバムですが、ミルト・ジャクソンのソロ。大好きです。ヴァイブ命!カッコイイ!
25-25様があげている「モントルー75」も好きです。
ワン、ツーは私も直ぐに出てくるのですが、スリーが悩みますね。私が挙げた「The Prophet Speaks」はジョシュア・レッドマンと共演した異色作です。ジョー・ウィリアムスの歌声も覇気溢れるものです。
悩んだ3枚を挙げて頂きましたが、心に残るアルバムばかりです。ピーターソンとの相性もよく MPS の「リユニオン・ブルース」でも共演しておりますが、お互いの持ち味をフルに引き出した快作でした。
「Much In Common」のマリオン・ウィリアムズはスターズ・オブ・フェイスというグループを作っておりましたが音源が少ないだけに貴重ですね。
「オパス・デ・ジャズ」といい「Bags & Flute」といい、記事で紹介しました「Googbye」といい、ヴァイブとフルートの音の溶け具合はたまりません。
The Modern Jazz Quartet & The Milt Jackson Quintet
交互の文字配列のジャケですが、さて何行ある?ハハハ、一瞬考えましね。私もですからご安心ください。(笑)
「Bag's Opus」の「ウィスパー・ノット」はこの曲の名演ですね。ミルトとアート・ファーマーの音色の暖と暖が重なり独特の雰囲気があります。
当然「オパス・デ・ジャズ」がトップですね。オパス・デ・ファンクはまさに曲良し、演奏良し、タイトルの語呂良しで申し分ありません。
企画ものは私も好きですが、「バグス・ミーツ・ウエス」はケリーの参加もあり上質な内容ですね。お揃いの帽子とコートは企画とは思えない自然さがあります。よくミルト笑う口元も同じでした。
82年に、一時的に再結成されたMJQの来日公演で、
内幸町の郵貯ホールでのライブでした。
ミルトのマレットさばきは、なんというか、
昔流行った関西弁風の表現をすると、
「鍵盤をシバキ倒している」感じでした。
ともかく、一音一音に魂が篭っている感じなのです。
単に早弾きならば、今のステフォン・ハリスや
ジョー・ロックのほうが上かもしれない。
しかし、ミルトが叩き出すヴァイブの音には、上記
若手にはないハートの響きを感じます。
その昔、4本マレット奏法で飛ぶ鳥を落とす勢いだった
ゲイリー・バートンを評して、ミルトが
「サーカスやってんじゃ、ないんだよね」と皮肉った
というエピソードを聞いたことがあります。
4本マレットVS 2本マレット。
一長一短あると思いますが、僕はコードを叩く時以外は
4本持つ必然性は、ないように思うんですがねぇ。
4本マレット使いのヴァイブ奏者の、速いパッセージを
聴くと、どうも音にパワーがないように感じるのです。
あと、ミルトの作品では古いところで
「Milt Jackson」(Prestige7003)も、いいですね。
Moonray が、なんとも渋い。
あと、CTIの作品では「Goodby」もいいけど、
僕は「Olinga」が好きです。
こればかりは25-25さんにはかないっこないと思っています。25さんにお任せと・・・思ったのですが、意外や意外、25さんがミルト・ジャクソンをたった一回しか生で聴いたことがないと、お可哀想に!
ご同情申しあげます。
因みに私はMJQの初来日以来、6回は生で聴いています。一回くらい分けて差し上げたいくらいです。
ところで主題に戻り、CTI、クリード・テイラーはジャズのポップス化に貢献したという・・確かにアノ時代の流れに乗って商業化には成功しましたね。
でもそんな中で、ジム・ホールの「アランフェス協奏曲」などという名盤も出ています。
当時問題児だったチェット・ベイカーを復活させてもいます。
CTIが出たての「カリフォルニアコンサート」の二枚組みコンサートライブ盤を聴いて、このメンツなら何か凄いことが出来そうだなと感じたものです。
そんな時にこのミルトの標識に出会いました。
ジャケットの標識は曲がっていますが、内容はストレイトアヘッドなことは容易にわかり即購入でした。
ところで、北海道ではシカに注意の標識があるのですね、私が良く行くドイツにもあります。
アウトバーンに出てきて自動車と衝突という事故が結構あります。
シカは禁漁期間はハンティング禁止で、もしドイツで鹿をはねたら、森林保安官事務所みたいところへ届け出てクタバッタ鹿を引き渡さなければ法律違反で捕まります。
ではその鹿を管理事務所はどうするか?
謎で、きっと合法的とかいって味見をしているに違いないといわれています。
鹿の禁猟が解禁されるのは10月の初めで、鹿のソテーはとても美味しく私の好物です。
以前、日本から著名な声楽家の女性がドイツにきました。自称ドイツ通です。フランス語、ドイツ語なんでもという方でした。
その方ドイツが初めてというお客さんを案内していまして、車の中で質問されました。
「あの標識はなんですか?」
答えて曰く、「あれは鹿のレストランが近いという標識です」
内心大笑い、爆笑を堪えるのに大変でした。
では、ドイツには「!」という標識があります。
一体なんと説明したのでしょうね・・・。
皆さんはお分かりですか?
あっと!ここはDUKEさんちの遊び場だった!
いや、失礼をしました。
つい本音が・・・ではなくて、本当に失礼しました!
(ガチョーン)