夫婦共倒れの入院状態となり、
介護を続けて来たお義母さんの最後の看取りも十分に出来なかった姉が
退院を余儀なくされた。
ストレスが原因のメニエル病・突発性難聴は ステロイドの集中投与で症状が
少しは改善して、後は自宅で療養すべし、となったが、
誰も居ない家に帰って一人で食事の支度を含む日常生活は余りに酷だ。
それで、今日から姉をうちで引き取り、
ふらつきが取れ、安心して生活できる状態になるまで静養してもらうことにした。
朝から、病院で姉を車に乗せ、一旦、姉の家に立ち寄って、
着替えや生活用品、そして 姉の旦那さん用に借りているという車椅子も車に積み込んで
tontonの家に来てもらった。
3週間の入院でも、やっと歩行器を使って
入院している階だけをぼちぼちと歩いていた姉にとっては、
今日の一日は随分と疲れたようで、
先ほど、もう休ましてもらうわ、と少しふらつきながら床に着いた。
旦那さん=義兄の方は、入院はしたものの、胃は無く、内臓のあちこちに爆弾を抱えて、
病院側もこれといった治療法もないまま、既に転院か退院を匂わせられて、
どこか介護施設に入れないか、甥っ子が調べているという。
まだまだ、困難な道が待っているようだ。