dr.tontonの写真日記

日々の記録を写真とともに綴ります。

近況報告

2019-03-16 21:35:38 | ドクターの独り言

夫婦共倒れの入院状態となり、
介護を続けて来たお義母さんの最後の看取りも十分に出来なかった姉が
退院を余儀なくされた。
ストレスが原因のメニエル病・突発性難聴は ステロイドの集中投与で症状が
少しは改善して、後は自宅で療養すべし、となったが、
誰も居ない家に帰って一人で食事の支度を含む日常生活は余りに酷だ。

それで、今日から姉をうちで引き取り、
ふらつきが取れ、安心して生活できる状態になるまで静養してもらうことにした。

朝から、病院で姉を車に乗せ、一旦、姉の家に立ち寄って、
着替えや生活用品、そして 姉の旦那さん用に借りているという車椅子も車に積み込んで
tontonの家に来てもらった。

3週間の入院でも、やっと歩行器を使って
入院している階だけをぼちぼちと歩いていた姉にとっては、
今日の一日は随分と疲れたようで、
先ほど、もう休ましてもらうわ、と少しふらつきながら床に着いた。

旦那さん=義兄の方は、入院はしたものの、胃は無く、内臓のあちこちに爆弾を抱えて、
病院側もこれといった治療法もないまま、既に転院か退院を匂わせられて、
どこか介護施設に入れないか、甥っ子が調べているという。

まだまだ、困難な道が待っているようだ。




老々介護

2019-03-08 20:17:04 | ドクターの独り言

今日夕方、葬儀から帰った。
一昨日、姉が嫁いだ先のお母さんが 亡くなった。
99歳というので、大往生かも知れない。
それでも、散々お世話をした姉や 娘さん(姉の旦那の妹)達は 泣いておられた。

お母さんが亡くなくなった時、息子夫婦、tontonからは姉夫婦は
二人とも入院中という異常事態。

実は、姉は 大病を患い続けている旦那さんと お母さんの介護の中で、
無理がたたり、10日程前に倒れ、それ以来 入院生活を過ごしている。
それでも 一目でも最後のお別れをしたいと、
特別に、外出許可を貰った姉をtontonが車で運んで、
自宅で着替えた後、葬儀場まで行った。
頭がグルグル回るという姉を支えながら やっとこさで着いた。

姉の旦那はというと、胃全摘、破裂した食道を縫い合わせるなど消化器は傷み切り、
更に先月から肺炎を患って、母君のお通夜の昨日、お母さんの顔を観ることもなく、
新たな病院に転院した。

老々介護の悲劇と言うのか、こんなに不幸が重なるものか、
という気がする。

姉は快方に向かっているとはいえ、予断を許さず、
旦那さんは厳しい状況、まだまだ闘いは これからだ。




エルゴメータ負荷心電図

2019-02-18 19:49:09 | ドクターの独り言

少し前の事になるが、以前の記事で書いた 造影剤CT検査 の結果を怖々聞きに行った。
心臓血管へのカテーテルによるステント留置手術後1年目の検査である。
心臓血管の細くなった個所を広げる金具が上手く収まっているか?
ずれていないか?などをチェックするのだが、
手術の個所は良好とのことで安心したら、
「別の個所が細くなっている可能性があり、
正確な判断には心臓血管にカテーテルを挿入する検査が望ましく、
三日間の入院検査となる」
とのこと。
「必要に迫られて、手術で三日入院するなら諦めもつくが、何とかならないか?」
と戸惑っていると、医師から
「エルゴメータ負荷心電図を撮ってみましょうか」
ということになった。
「マラソンなども控えているので、強めの負荷をお願いします。」
と自ら申し出た。
tontonは生まれつき心臓が大きいらしく、
脈拍も50を切ることすらあり、普段から なかなか脈拍が増えない。
心臓肥大、良く言えば スポーツ心臓 らしい。

先日、この検査を受けに病院へ。
エルゴメータ負荷とは、自転車型の装置でサドルに跨り、胸に心電図の電極をつけ、
ペダルをこいで心電図の変化をみる。



心電図以外に血中酸素濃度、血圧なども測るために、
体に一杯の電極などを付ける。
ペダルを踏む抵抗を増やして、心臓への負荷を強めて行く。
脈が めったに経験しない100を越えたあたりから、
心臓が パクパクし、足がややだるくなって来る。
医師が 次々に出て来る心電図を観ながら、
「もっと強めます。大丈夫ですか~?」
こっちも意地がある。
「大丈夫で~す!」
このやり取りを数度繰り返して脈が144まで上がり、
足に乳酸がたまって、体から汗が噴き出しかけた時、
「は~い。終了で~す」

借りたタオルで汗を拭いていると、
「一度不整脈は出たが、今見た限りでは、大きな異常は無さそう。」
とのことで一安心。

きちんとした解析結果は、医師とtontonの都合で 今週後半に聞きに行くことになった。




心臓造影CT検査

2019-01-28 20:48:33 | ドクターの独り言

早いもので、2月1日で 
心筋梗塞の心臓カテーテル ステント留置手術を受けてから1年になる。
経過観察と言うことで、今日、心臓造影CT検査を受けて来た。



これが 思ったより大変な検査だった。
はっきりとした画像を撮るために点滴で腕の血管に入れる造影剤が 曲者。
腎臓に負担がかかったり、極く稀に副作用で最悪死亡に至るケースもあるという
説明書に予め承諾印を押す。
このCT装置に足や腹を縛り付けられて動けないようにしてから、
舌の裏に心臓血管を拡張させる薬を吹きつけられる。
これが えげつない味。



そして、息を完全に止め、腹 胸 を微動だにさせない練習。
その後、とうとう 造影剤の注入。
太めの針が腕に刺さり、そこから造影剤が入ると 腕から胸が焼けるように熱い。
事前に看護師さんから
「ビックリする位熱いですよ!」
とは聴いていたものの、
体の内部に熱湯が入るどころか 焼いた鉄火箸を入れているような熱さ!
そして息を止めろ、目を開け、と言われ、まるで拷問のよう。

「これは もう耐えられない」
と思った瞬間 「はい、楽にして~」
と言われて検査が終了し、熱さも引いていく。

1週間後に 結果を聴きに行き、
結果によっては 再びのカテーテル手術もあり得るとのこと。

ただ、これでも医療技術の進歩で検査負荷は軽くなっているらしいし、
心臓血管が詰まれば即 死に至る事を考えれば、
誠にありがたい検査ではある。

下の右の画像は、ステント留置後のCT観察で、
ステントの端の部分が再狭窄していることが分かった事例。(ネットより)









明と暗 躁と鬱

2019-01-25 20:41:32 | ドクターの独り言
パソコンの過去のドキュメントを見ていたら、
過去に色々と書き綴った文章が出て来た。
tontonは、躁鬱の気があり、又、人には言えない過去もある。



毎日 崖っぷちだ。。

明と暗の織り成す世界。。
勢いで走る はしゃいだ日々には、思い込みの希望もある。

だが、暗闇に居る時 一つ間違えば 奈落の底だ。

一度人生を誤った人間には 安らぎは無いのか?
人の道を踏み外した罪人(つみびと)には 明日への復帰は無いのか?

寒く欠けた月に問いかけても応えは無い。