団塊太郎の徒然草

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公務員給与5%カット検討=東日本大震災の復興財源―民主

2011-03-30 08:59:15 | 日記
 東日本大震災の復旧・復興財源をめぐり民主党内で、国家公務員の給与を5%カットする案が浮上していることが29日、分かった。2011年度で約1500億円を捻出する。人事院勧告に基づかない給与引き下げは極めて異例だが、全体で10兆円を超えるとされる震災復興費用の財源確保のためにはやむを得ないと判断した。
 同日成立した11年度予算に計上されている国家公務員の給与費総額は3兆7642億円。民主党案では、月給などを特例的に5%削減する給与法改正案を通常国会へ提出。6月以降に引き下げた場合、約1500億円が捻出できる見通しで、がれき撤去などの災害支援策を盛り込む11年度第1次補正予算案の財源に充てる

時事通信 3月30日(水)2時32分配信


建屋、特殊布で覆う案 内閣、放射性物質の飛散防止に

2011-03-30 08:56:46 | 日記

東京電力福島第一原発で、建屋が吹き飛んだ1、3、4号機に、特殊な布をかぶせて放射性物質の飛散を防ぐ策を菅内閣が検討している。原子炉を安定して冷却するための電源復旧などに向けた作業環境を確保するためだ。タービン建屋地下に漏れ出した高濃度の放射能を含む汚染水の対策には、汚染水をタンカーで回収する案も出ている。東電の作業は難航しており、より大がかりな計画が必要との認識だ。

 関係者が朝日新聞社の取材に明らかにした。二つの対策は、放射性物質が原子炉から出続けていることで、原子炉の冷却作業がうまく進まなくなったため、急きょ出てきた。自然環境に大量の放射性物質をまき散らせていることへのあせりもある。

 大気への飛散対策では、まず1~4号機の建物内に付着している放射性物質に、特別な塗料を吹き付けて、閉じこめる。

 次に、原子炉建屋の上部を失っている1、3、4号機の壊れた部分を、特殊な布製の仮設建屋で覆う。密閉すると再び水素爆発が起きる危険性が出てくるため、フィルター付きの換気設備を取り付けることも検討している。

 タンカーで回収する方法は、強い放射性物質を含む汚染水の存在が、電線敷設やポンプなど各機器の復旧など、原子炉を冷やすために必要な作業の妨げになっていることや、水量が増え海にあふれ出る危険性が指摘され始めたため、首相官邸を中心に28日に浮上した。

 具体的には、第一原発の港湾部に空のタンカーを横付けし、2号機などに大量にたまっている放射性物質で汚染された水をポンプなどを使って移す案が出された。

 ただし、国土交通省などから、大型のタンカーをつけられる岸壁施設が整備されていない、など慎重な意見が出た。ポンプで水を移す際の作業員の安全が確保できない、といった反対意見も広がった。

図:放射性物質の飛散対策(イメージ)拡大放射性物質の飛散対策(イメージ)

 菅内閣はこのほかにも、厳しい放射線環境下で人間が作業することには限界があるため、ロボットを使ったり、機材をリモコンで操作したりするなどの対応も、産業界や米国と連携して考えている。

 第一原発の事故問題などを担当する首相補佐官に任命された馬淵澄夫・前国土交通相が、細野豪志・首相補佐官とともにチームをつくり、対策を練り始めた。

 対策チームには関係省庁や原子力安全委員会などの関係機関、東京電力、原発設備に関係する電機メーカー、ゼネコンなどが入っている。米国からも原子力規制委員会が参加している。

 チームは「遮蔽(しゃへい)」「リモートコントロール」「燃料取り出し・移送」の三つの班に分かれ、検討作業を進めている。

 「燃料取り出し・移送」班は、建屋が倒壊した場合、どうやって破損した燃料を取り出し、どこに運ぶかを検討している。


津波に間一髪!新任巡査がJR常磐線の脱線・転覆電車から40人を誘導、救助

2011-03-30 08:46:25 | 日記
読売新聞2011年3月29日(火)15:20

津波に間一髪!新任巡査が40人を誘導、救助
(読売新聞)

 東日本巨大地震直後の津波では、福島県新地町でJR常磐線の電車が脱線・転覆したが、乗客約40人は津波が押し寄せる直前に逃げ、命を取り留めた。

 偶然、電車に乗り合わせ、乗客を約1キロ・メートル先の高台まで避難誘導した県警相馬署の新任巡査、斎藤圭さん(26)と吉村邦仁さん(23)の2人が28日夜、取材に応じ、当時の状況を振り返った。

 2人は昨年9月に相馬署に配属。今年1月から、福島市で県警察学校の初任補修科の研修を受け、地震当日の11日は午前中卒業式に出席し、JR福島駅から相馬駅に向かう車中だった。

 二つ手前の新地駅に停車していた午後2時46分、巨大な揺れに襲われた。「長くて強い揺れで、ただただ驚いた」(吉村巡査)という。

 2人はけが人がいないか確認して回る間に、乗客の携帯電話のテレビで大津波警報の発令を知り、「ここは危ない」と判断。乗客に、電車を降り、新地町役場付近の高台を目指すよう呼びかけ、吉村巡査が先導した。

 斎藤巡査は、最後尾の足の不自由なお年寄りらに付き添ったが、200~300メートル後ろから、「ゴボゴボ」という音とともに車や民家を押し流して迫ってくる濁流に気付いた。運良く軽トラックが通りかかり、お年寄りらと一緒に荷台に乗せてもらって逃げ切ったという。

 斎藤巡査は「怖かったが、警察官の使命感で動いた」と振り返り、吉村巡査「行方のわからない方がまだいらっしゃる。住民の力になれるよう頑張りたい」と、今後の捜索活動に意欲を示した。