団塊太郎の徒然草

つれづれなるままに日ぐらし

海外諸国と日本政府、避難範囲50kmの差 枝野官房長官に「安全デマ」を問い質す

2011-03-25 20:50:25 | 日記

官邸、東電、経産省、記者クラブ、御用学者による「安全デマ」が、
日本を滅ぼそうとしている。

 「安心だ」「安全です」「ただちに影響を及ぼすことはありません」という根拠の薄い楽観論に拠って、国民を絶望の淵に連れて行こうとしている。

 戦前の日本が、敗戦という最悪の事態に言及する「非国民」を次から次へと抹殺し、鬼畜米英の合言葉のもと、国家の暴走を始めたのがちょうど70年前である。

 日本は再びその悪夢の道を歩もうとしているのか。

筆者に貼られたレッテルは
「デマを飛ばすインチキ記者」

 震災発生以来、最悪の事態を想定して、各国政府の方針や海外メディアの論調をソースを明示しながら、その可能性に触れてきた筆者への評価は、「デマを飛ばすインチキ記者」という匿名の批判に集約される。

 とくに、福島第一原子力発電所の事故について、「水素爆発」「人的被害」「80キロメートル圏外へ退避勧告」「農作物被害」「首都への放射能汚染」「メルトダウン」などの可能性に触れた途端、それは頂点に達した。

 内閣官房を筆頭に政府からも批判され、大手メディアからは白眼視された。だが、結果はどうか。もはや何も言うことはない。

 東電のスピンコントロールにまんまとはまり、「安全です」といい続けてきた政府の発表こそが、結果として「デマ」だったではないか。

 3月11日の東北関東大地震発生以来、フリーランス記者は首相官邸で毎日開かれている官房長官会見から締め出されている。

 笹川武内閣広報室長と西森昭夫内閣調査官が「上の指示」という理由で、ずっと排除してきているのだ。

 彼ら官邸役人の上といえば、枝野幸男官房長官である。その枝野長官の会見に筆者が参加できたのは一回だけ。ようやく先月(2月)に始まった毎週金曜日午後の定例会見だけである。

3.11以来、フリー記者は締め出し
ようやく得た質問の機会に…

 「枝野官房長官、寝ていらっしゃいますか?」

 大震災発生以来ほとんど寝ていないという枝野長官を労う意味もあって、筆者はようやく得た質問の機会の冒頭にこう切り出した。

 「現地において、本当に厳しい状態で、寒さに耐えて眠れないという方も少なからずいらっしゃるという状況です。あるいは、救援、救難活動に現場で努力をしていただいている自衛隊の皆さん、警察の皆さん、消防の皆さんはじめ、あるいは医療関係、不眠不休でやっていただいております。それだけではなくて、例えば、さまざまな行政機関の皆さんも不眠不休の努力を続けていただいております。私自身、もちろん政治家の役割責任はまさに判断をすることだと思っておりますので、その判断に悪影響を与えることは結果的に国民の皆さんにご迷惑をおかけすることだと、呆けない範囲で最大限やらせていただいている」(2012年3月18日/官房長官会見)

 この前フリ後、筆者はどうしても聞きたかった質問を繰り出した。

 上杉――この一週間、官邸に情報があがっていないんじゃないかという、あるいは誤情報をつかまされているんじゃないかという危惧があります。海外メディア、海外の政府もいろんな形で情報判断を行なっています。アメリカはじめ、イギリス、フランスなど多くの国が、福島第一原発の80キロ圏外への避難を指示している。ところが、日本政府は30キロです。この間の50キロをどうとらえればいいのか、当然ながら地域の住民の方は非常に不安に感じている。海外の政府が正しいければ、日本政府が対応を変更するか、逆に日本政府が正しいのだったら、海外の政府に対してデマを流すなと抗議するか、どちらかにしていただきたい。

海外諸国の多くは「80km」圏外へ
果たして官邸に情報は上がっていたのか?

 筆者の質問に対して、枝野長官はこう答えた。

 「原子力発電所からの退避指示の内容については、いくつかの国が日本におられる自国民に対する指示等の内容と政府が発表している内容が確かに異なっております。しかしながら、これまでも何度も申し上げてきているが、海外におられる自国民保護という観点からは一般的に求められている水準よりもより保守的な水準でさまざまなことを指示をするというのが、私はそれぞれの政府の当然の対応だと思っております。私が同じ立場に、つまり国外で同種の事態が生じて、日本国民の退避についてさまざまな判断をするに当たっては、科学的、客観的に適切だと思われるのを超えて、 さまざまな指示をすることは当然、政府の責任としてあり得ると思っております。そうしますとその中で、日本政府としては、今さまざまお話がありましたが 今、私どもが把握をしている専門家の意見を含めたデータの中で、適切と思われる退避に対する指示等を出させていただいている。そしてその数字の違いについては、アメリカ政府の中からも日本政府の判断は適切であるという趣旨のご発言も出ているというふうにも受けたまわっております」

 果たしてそうか。またしても官邸には情報が上がっていないのでないか。なぜなら、この会見の直前、オバマ米大統領は、次のような米国の対応を決定していたからだ。

 福島第一原発から80キロ圏外への退避勧告。

 米国チャーター機で約100人を台湾へ退避させる。

 外交官らの家族約600人に退避許可。

 米軍人の家族2万人の国外退去を支援。

 その情報を受けて、筆者は次のように尋ねた。

「日本もアメリカも正しい」
それでは答えになっていない

 上杉――本日、オバマ米大統領は在日米国人に対して、福島第一原発の80キロ圏外に出るように指示を出しました。80キロは世界中の政府が最低限の基準としているものです。ということはオバマ大統領や他国の首脳が言っていることが間違いなのでしょうか。それとも日本だけが違うのですか?

 枝野 「それは、わが国のまさにきちっと責任ある立場として、実際に得られているデータ、情報、専門家の分析に基づいて、日本政府としては国民の皆さんに対して、適切な判断として 今の指示をさせていただいております。しかしながら、他国のそれぞれの政府が外国による自国民保護の観点からさまざまな判断に基づいて、これと異なることをなさることは逆の場合、私は当然あると思っておりますので、あり得ることだと思っています」

 まったく答えになっていない。いったい日本人だけが放射能に強いのだろうか。そこで、さらに次のような重ねた。

 上杉――1週間前、枝野長官は3キロ圏外への退避と仰いました。それが次に10キロ、その次に20キロ、またその次に30キロと増やしていったんです。それが国際的に不信感を生む結果になり、住民も不安になっている原因ではないんですか。政治は結果責任です。このような形で不信を世界に広めていったことは、結果としてデマを広げたことと変わりません。間違えたら訂正するべきです。枝野長官、間違えたと今ここでおっしゃってください。

 枝野 「私はそれぞれの事態の状況に応じて、その時点で必要とされる判断を専門家の皆さんの意見を踏まえて、政府として判断したものを伝えさせていただいております。この間、事態は変化をしてきている。それぞれの状況、現状を踏まえてその時点で、より事態が万が一悪くなることも想定しながら、その時点でとり得る策を指示しているのであって、状況が一週間前と同じであるならば、それは一週間前の判断が間違っていたということだと思いますが、今時点のたとえば、さまざまなデータ、それから現地の状況から考えて今、想定される事態の中では今の水準で退避をしていただきたい」

この会見から5日後の23日、退避圏外の40キロ地点の農地から、通常の1600倍にあたる放射能レベルの土壌汚染が確認された。

 もはや隠蔽とごまかしは許されない。2011年、またしても「大本営」が繰り返されようとしている。

 地震発生から、2週間が経とうとしている。すでに東京には放射性物質を含んだ雨が降り注いでいる。住民の、そして多くの日本人の不安は日々募っている。

 官邸、東電、経産省、記者クラブ、御用学者による「安全デマ」は、ついに日本を滅ぼすようだ。

 日本に祈りを――。


外国人看護師の合格率4%「言葉の壁」に配慮も依然低く 厚労省

2011-03-25 20:32:54 | 日記

産経新聞 3月25日(金)18時28分配信

 厚生労働省は25日、経済連携協定(EPA)に基づき受け入れたインドネシア人15人とフィリピン人1人が看護師国家試験に合格したと発表した。合格率は4%で、昨年度(1・2%)に比べ若干上昇したものの、依然として低かった。

 外国人看護師候補者は、約半年の日本語研修を積み、病院で働きながら国家試験に向けて勉強する。しかし、医療の専門用語には難しい漢字も多く、候補者は研修より日本語の勉強に時間を割かざるを得ないのが実態だった。

 厚労省は今回から「言葉の壁」に配慮。英語を併記したり、難解な漢字に振り仮名を付けるなどの対策を講じていた。一方、全体の合格率は91・8%だった。

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アジア人看護師に漢字試験の壁 来日激減、国益損なう恐れ

 インドネシアフィリピンから来日した外国人看護師や介護福祉士候補者の来日者数が減っている。難解な漢字や専門用語、文章を用いた日本語の国家試験の壁が高いのが原因とみられ、中途帰国する候補者も増えている。医療や介護の現場からは、アジアでの日本人気がそがれるという懸念や、試験問題や滞在条件の緩和を求める声が上がっている。

 ■実務3年で受験1回のみ「漢字は読めれば良いはず」

 斡旋(あっせん)機関の国際厚生事業団によると、平成20年以降、看護師や介護福祉士を目指して計998人の外国人が来日した。しかし、昨年初めて行われた看護師の試験の合格者ははゼロ。2回目の今年、ようやく3人が合格したが、合格率はわずか1.2%だった。

 一方、介護福祉士は3年の実務経験が受験条件で、4年の滞在期間のうちチャンスは1回のみ。“1期生”は再来年、最初で最後の受験を迎えるが、介護福祉士試験も難関となることが予想されるという。

 このような状況が影響し、今年度のフィリピンからの来日者は118人と昨年度の約3分の1に激減。外国人を受け入れる施設も大幅に少なくなり、昨年度のインドネシア人の入国者数は362人だったのに対し、今年度の求人は約140人にとどまっている。

 この現状は、候補者にどのように映っているのか。

 大阪府豊中市の高齢者福祉施設「豊寿荘」で、介護福祉士を目指して昨年11月から働くフィリピン人、グロリオサ・カタキス・トルデシラさん(34)は「漢字が最大の問題。フィリピン人には米国や欧州、中東など、働く国の選択肢がたくさんある。日本以外では試験に不合格になっても滞在し続けられる」と日本語で説明する。

 グロリオサさんは簡単な会話は日本語でこなし、明るい笑顔で入所者、利用者の人気者だ。施設長の森賢二さんは「非常に勉強熱心。試験合格は正直難しいとは思うが、合格するための手は打っている」と話す。毎週金曜日に豊中市が主催する日本語教室に通い、水曜は施設内で自習。土曜日には施設が費用を負担し、大阪市内の民間の日本語学校へ通い、読解力の向上を図っている。

 森さんは「うちは都市部にあり、日本語を学ぶインフラが整っているが、地方ほど教育は大変なのでは」と施設側の負担の大きさを課題に挙げる。

 こうした問題を受け、政府は6月に閣議決定した新成長戦略の中で、試験を英語などで実施することも含め、看護師・介護福祉士試験のあり方を検討する方針を掲げた。

 「合格のためには3年は短すぎる。英語で受験できればベストだが、漢字のふりがなや易しい表現を採用してほしい」とグロリオサさん。森さんも「漢字は書けなくとも読めたらよい。再来年の試験の合格率があまりに低かったら、誰も来日しなくなるのでは」と危ぶむ。

厚生労働省は相変わらず「検討する」が一向に改善されない。


名古屋市に1年生議長 「減税」の中村氏選出

2011-03-25 20:26:27 | 日記
 名古屋市の3月定例市議会が24日開会し、最大会派の減税日本ナゴヤ所属で初当選したばかりの中村孝太郎氏(65)が投票で議長に選ばれた。中村新議長は会見で「開かれた議会運営に努めたい」と抱負を述べた。

 中村氏は昭和区で呉服店を営み、市議会解散請求(リコール)の署名集めに参加。議長選挙で全75票のうち減税日本と公明の40票を得た。「特別の権威ではなく、225万市民の思いを代弁することが大事」と語った。

 副議長には自民で当選5回の中田千津子氏(57)が選ばれた。

 3月定例市議会では、4月中に執行が必要な暫定予算案を含む2011年度の一般会計予算案などを審議する。減税日本は、議員報酬を年800万円とする案を議員提案する。公明、共産は賛成する見通しで、成立の公算が大きい。

(中日新聞)2011年3月24日 23時19分


レベル6以上と海外専門家 スリーマイル超す事故

2011-03-25 20:21:17 | 日記

2011年3月25日 17時30分 ワシントン共同

福島第1原発事故で、経済産業省原子力安全・保安院は国際的な評価尺度で「レベル5」の事故とする暫定評価結果を発表した。だが、周辺への影響は同レベルの評価を受けた米スリーマイルアイランド原発事故を既に上回っており「最終的にレベル6以上になるのは確実」との見方が海外の専門家に広がっている。

 レベル5は、0から7までの8段階の尺度のうち上から3番目。「発電所外へのリスクを伴う事故」を意味する。

 スリーマイル事故では、半径80キロ圏内に住む人が受けた放射線量は平均10マイクロシーベルトとされ、一般人の年間被ばく限度、千マイクロシーベルトの100分の1。健康に与えた影響は小さかった。

 一方、福島では、周辺の水や食物などから国の基準を上回る放射性物質が検出されていることから、外部に漏れた量はスリーマイル事故を大きく上回るとみられる。事故後3~4日の間に放出されたセシウム137の量は、レベル7の評価を受けた旧ソ連チェルノブイリ原発事故後10日間の量の20~50%に相当するとの試算もある。

 このため、フランス原子力安全局のラコスト局長は「レベル6の事故であることは明らか」と強調。米シンクタンクの科学国際安全保障研究所(ISIS)はレベル7に達する可能性もあるとした。

 チェルノブイリ事故の人や環境への影響を調べたロシアの科学者アレクセイ・ヤブロコフ博士は「福島事故はチェルノブイリ以上に深刻な事故になる恐れがある」と指摘。
その理由として、燃料がチェルノブイリよりも多いことや、毒性の強いプルトニウムを含んだ燃料を使った原子炉があることを挙げている。


東大、記憶と回想時で神経回路の視覚情報の流れの違いを発見

2011-03-25 20:16:27 | 日記

東京大学の宮下保司教授らはサルを使い、図形を見るなどの刺激を受けて情報を覚える時と情報を思い浮かべる時で、脳内に起こる神経回路内の情報の流れが変わることを発見した。

複数の場所での電気信号の変化を計測し、生体内での電気信号の流れがわかる「電流源密度解析法」という手法を、精神機能をつかさどる大脳部位の活動計測に適用できることを初めて示した。
 記憶のメカニズムの解明や記憶障害の治療法の開発が期待できる。成果は米科学誌サイエンスに掲載された。


 陳述記憶と呼ばれる長期記憶の一種として、事実や経験は脳内に蓄積される。ヒトやサルの大脳では、陳述記憶の内容を蓄える長期記憶に関わる神経細胞が存在することがわかっているが、この神経細胞から記憶を読み出す仕組みが不明だった。
 二つの図形を対にして記憶させ、一方の図形をみせた際に、もう一方の図を思い出させるテストをサルで行った。(日刊工業新聞)