【名古屋】ファインセラミックスセンター(JFCC)材料技術研究所エレクトロマテリアルグループの佐藤功二上級技師補らは、高価な希土類を用いなくても発光したように見える材料を開発した。シリコンを含む有機化合物などを熱処理した。触媒に用いる塩酸の濃度を変えれば発光色を制御できる。希土類を用いた発光ダイオード(LED)やプラズマディスプレー用発光体などに比べ、コストが抑えられる。照明や建材、化粧品として実用化を目指す。
希土類を使わずに発光する微細な孔(メソポーラス)構造の材料は初めてという。シリコンを含む有機化合物のテトラエトキシシランと、レゾール樹脂、界面活性剤を、触媒に塩酸を用いて混合し、熱処理した。
900度Cの窒素ガス中で窒化処理した後、500度Cの大気中で酸化処理する。窒化処理で直径6ナノ―8ナノメートル(ナノは10億分の1)のメソポーラスを持つ構造にした後、酸化処理でシリカを生成する。
希土類を使わずに発光する微細な孔(メソポーラス)構造の材料は初めてという。シリコンを含む有機化合物のテトラエトキシシランと、レゾール樹脂、界面活性剤を、触媒に塩酸を用いて混合し、熱処理した。
900度Cの窒素ガス中で窒化処理した後、500度Cの大気中で酸化処理する。窒化処理で直径6ナノ―8ナノメートル(ナノは10億分の1)のメソポーラスを持つ構造にした後、酸化処理でシリカを生成する。