豊橋技術科学大学エレクトロニクス先端融合研究所の真下智昭テニュアトラック助教は、5ミリメートル角の極小ミキサーを開発した。水や血液など1滴分の液体を混ぜられる。
交流電圧をかけるだけで動くため構成が単純で、複雑で大がかりな装置が必要ない。研究の現場で貴重な試料を混ぜる場合や、血液検査などに活用できる。沖縄コンベンションセンター(沖縄県宜野湾市)で開催中の国際会議「マイクロTAS2012」で、31日に成果を発表する。
極小ミキサーは5ミリメートル角の銅に直径3ミリメートルの穴を開け、金属の回りに四つのチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)圧電素子を張り付けた構造。穴には約1滴分に値する30マイクロリットル(マイクロは100万分の1)の液体を入れられる。周期の異なる交流電圧をそれぞれの圧電素子にかけると、金属が変形して中の液体に圧力の差が生じることで液体が回転し、混ざる。
交流電圧をかけるだけで動くため構成が単純で、複雑で大がかりな装置が必要ない。研究の現場で貴重な試料を混ぜる場合や、血液検査などに活用できる。沖縄コンベンションセンター(沖縄県宜野湾市)で開催中の国際会議「マイクロTAS2012」で、31日に成果を発表する。
極小ミキサーは5ミリメートル角の銅に直径3ミリメートルの穴を開け、金属の回りに四つのチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)圧電素子を張り付けた構造。穴には約1滴分に値する30マイクロリットル(マイクロは100万分の1)の液体を入れられる。周期の異なる交流電圧をそれぞれの圧電素子にかけると、金属が変形して中の液体に圧力の差が生じることで液体が回転し、混ざる。