団塊太郎の徒然草

つれづれなるままに日ぐらし

「保安院」が住民よりも、さらに先の安全圏に逃げて“現場放棄” 

2011-03-23 21:05:21 | 日記

 爆発事故が起きた福島第1原発に常駐していた保安院の職員7人が、地震発生後約1週間、現場から約60キロ離れた山向こうの福島県庁に“避難”していたことが分かった。未曾有の危機にある原発の現場に1人も職員を置かずに、どうやって保安を担っていたのか。「保安院は不安院だ」。いらだちの声も上がっている。

 全国各地の原発には、原子力保安検査官、原子力防災専門官、核物質防護対策官といった同院の技術職員が常駐している。福島第1原発では、7人の職員が業務に当たっていたが、15日に現地本部が60キロ先の福島県庁に移った際、ともに移動した。

 地域住民に対する避難指示は、地震直後に周囲3キロ圏内、翌12日に10キロ圏内に拡大され、職員らが移動した15日も20キロ圏内だった

 同院は、自衛隊や東京消防庁の注水が奏功し、放射線濃度が落ち着き始めた22日、2人の職員を現場に戻したが、住民よりも、さらに先の安全圏に移っていたことになる。

 同院の西山英彦審議官は22日の会見で、職員を福島県庁に撤退させた理由について「安全性に問題があり、人間が暮らすには不便が多かった」などと釈明。食料などの物資の運搬が困難なことを理由に挙げているが、額面通りに受け取る人はどれだけいるか。[ 2011年3月23日17時00分 ]

 (夕刊フジ)

保安院の説明がアイマイで判らない理由が解った。

住民よりも速く、遠くへ逃げていた。

職場放棄して居なかった。

住民には不安押し付け

保安院 現場を捨てて 逃げ回り

保安院 住民保護せず 逃げ隠れ


オール電化住宅の普及、裏目に

2011-03-23 20:48:32 | 日記
 東京電力が、給湯や調理などすべてを電気でまかなう「オール電化住宅」の普及を推進してきたことが、今回の電力不足に拍車をかけている。

 この3年間で戸数が倍増し、最大で原子力発電プラント2基分にあたる約200万キロ・ワット分の電力消費能力が増えた可能性がある


東電は、東日本巨大地震後、計画停電をせざるをえない状態で、オール電化の普及策は抜本的な見直しを迫られている。

東電によると、管内9都県のオール電化戸数は2002年3月末時点で1万3000戸だったのが、08年3月末に45万6000戸になった。10年末には85万5000戸に倍増した。
「原子力は発電時に二酸化炭素を排出せず、地球温暖化の防止につながる。省エネにもなる」とアピールし、電気料金の割引を適用してきたが、急速な普及策が裏目に出た形だ

オール電化などのPR施設「電力館」、20日の改装オープン予定が延期に 
【読売新聞社】

東北大学留学の中国人学生が迫真の仙台脱出談=「日本人の優しさに感動」―中国紙

2011-03-23 19:46:21 | 日記

22日、「とにかく中国に帰ろう」―。宮城県仙台市で被災した中国人留学生、梁欣程さんは故郷に帰りたい一心でひたすら自転車をこぎ続けた。「途中、多くの日本人が助けてくれた」と当時の様子を振り返っている。

2011年3月22日、「とにかく中国に帰ろう」―。宮城県仙台市で被災した中国人留学生、梁欣程(リアン・シンション)さんは故郷に帰りたい一心でひたすら自転車をこぎ続けた。「途中、多くの日本人が助けてくれた」と当時の様子を振り返っている。中国青年報が伝えた。

14日に無事帰国を果たした梁さん。当時の緊迫した様子を中国青年報に語った。震災当日は東北大学の図書館でレポートを書いていたという。最初は数秒の揺れだったが、数分後に再び大きな揺れ。「防災訓練を思い出し、すぐに机の下にもぐった」。そのうち、揺れはどんどん大きくなり、机の位置が大きくずれ、床が棚から落ちてきた本で埋め尽くされた。「その時初めて、これは大変だと思った」という梁さん。


それからさらに数分後、揺れが少し収まった時、警備員が駆け込んできてその場にいた人たちを避難通路に誘導した。建築が専門だという梁さんはその途中、柱に亀裂が入っていないことを確認し、安心したという。その時はまだ、落ち着いたら図書館に戻ってレポートの続きを書こうと悠長に構えていた。

学生たちはパニックになることもなく、落ち着いて広い駐車場に避難した。ところが、しばらくすると講義棟3階の化学実験室から火の手があがる。隣の林にまで燃え広がる勢いだ。山肌をむき出しにした裏山からは小石が転げ落ちてくる。その時、誰かが叫んだ。「山崩れが起きるぞ!」。

その日の夜7時頃、思いがけず在日留学生仲間から電話がかかって来た。それから思い立ったように何度も大連の実家に電話をかけ、2時間後にようやくつながった。家族には「大丈夫だから」と伝えた。大学が自分たちの消息を尋ね回っていると聞き、心が温かくなった。だが、その後電話は2度とつながらなかった。

梁さんの頭の中はもう、「中国に帰ろう、家に帰ろう」でいっぱいだった。ちょうど14日の東京―大連便を予約してある。だが、当時仙台はほぼすべてのライフラインが寸断されていた。仙台から東京まではバスで6時間の距離。今から自転車で向かえば、14日の便に間に合うかもしれない―。

翌12日、梁さんは仙台を後にした。途中で道に迷ったが、通りがかりの年配の男性が丁寧に地図を書いてくれた。その地図は今でも大事にとってある。夜は真っ暗だった。自転車のわずかな灯りを頼りにひたすらペダルをこぎ続けた。夜中の3時過ぎに福島市に到着。電気が付いていたので安心し、夜明けまでしばしの休憩をとった。

それからさらに5時間こぎ続け、郡山市のバスターミナルに到着。停車しているバスの中から東京行きを捜した。

一か八か、乗せてもらえるかどうか聞いてみた。運転手は梁さんが被災者だと知ると、すぐに本部に聞いてみると言ってくれた。その間も車内の乗客たちが運転手に「先に中に入れてあげて」と言いながら手招きしている。梁さんの疲れた様子を心配し、何人もの人がパンや紅茶、飴などを分けてくれた。年配の男性はほこりまみれの服をはたいてくれた。「頑張れ」という言葉が胸に響いた。

日本人はこんな時でも冷静で他人に対する優しさを忘れなかった。東京もいつもと変わらない。被災地のスーパーは売り物がすべて無料になっていた。無事空港に着いた梁さんは大連の母親に電話をかけた。驚いたことに国際電話も無料になっていた―。
(翻訳・編集/NN)
2011年3月23日 11時48分  

韓国、日本4県の食品、輸入禁止検討

2011-03-23 19:36:00 | 日記

 韓国食品医薬品安全庁当局者は23日、福島第1原発事故で漏れた放射性物質による食品汚染が懸念されるため、福島、茨城、栃木、群馬の4県で生産された食品の輸入禁止を検討していることを明らかにした。

 早ければ一両日中にも結論が出る見通し。

 米食品医薬品局(FDA)が4県で生産された牛乳や乳製品、生鮮野菜、果物の輸入停止を発表したことなどを勘案した措置とみられる。

 韓国政府は23日に開いた食品安全問題に関する会議で、深刻な汚染の懸念が出た場合、日本産の食品の輸入を暫定的に停止する方針を決定。同当局者は、今後の状況によっては4県以外の食品が輸入禁止対象となる可能性も「排除できない」と語った。

2011.3.23 18:23(共同)

ドイツ、日本からの輸入食品の検査強化

[ハンブルク 23日 ロイター] ドイツの食料・農業・消費者保護省は、日本からの輸入食品について残留放射能の検査を強化したことを明らかにした。 

 これまでのところ、問題のある食品はないという。同省によると、日本からの輸入食品は比較的少なく、醤油と水産物がほとんどだという。 

 2010年のドイツの魚類輸入90万トンのうち、日本からは60トン。

 

[23日 ロイター] 米食品医薬品局(FDA)は22日、東日本大震災で被災した原子力発電所のある福島、茨城、栃木、群馬の4県で生産された牛乳および生鮮食品の輸入を差し止める方針を明らかにした。原発問題を受けた日本からの食品輸入差し止めは、これが初めて。  

 世界銀行のデータによると、日本の輸出に占める食品の割合は1%。

 

 以下は、3月23日現在の各国の対応状況。

 

 ◎米国:

 

 福島、茨城、栃木、群馬の4県で生産されたすべての牛乳、乳製品、果物および野菜の輸入差し止め。

 

 ◎中国:

 放射線物質に汚染されていないか監視

 


「CTスキャンを1回受ける方が(出荷制限された)ホウレンソウを食べるよりはるかに危険だ」

2011-03-23 19:32:11 | 日記

米専門家「チェルノブイリに比べ、はるかに小さい問題」

2011.3.23 19:20

 チェルノブイリ原発事故や東海村臨界事故で被爆者治療に携わった米国のロバート・ゲール医師が23日、首相官邸で福山哲郎官房副長官と会談した。

 ゲール氏は会談後、記者団に東京電力福島第1原発の事故について「チェルノブイリに比べ、はるかに小さい問題だ。何らかの健康上の問題があっても、はるかに小さいものだろう」と語った。

 ゲール氏は「CTスキャンを1回受ける方が(出荷制限された)ホウレンソウを食べるよりはるかに危険だ」とも指摘した。

 

出荷停止のホウレンソウと牛乳 「安全なので私が食べる」と大槻教授

   大震災が起きた宮城県出身の大槻義彦早稲田大学名誉教授がブログで、放射性物質が検出され出荷停止になったホウレンソウも牛乳も実は安全だとし、「出荷停止のもの、私が食べますからお送りください」と訴えた。3ヵ月間食べ続けるという。

   政府は2011年3月21日、福島、茨城、栃木、群馬4県全域で生産されたホウレンソウとカキナ、福島県産の原乳の出荷を控えるように指示した。放射能物質が食品衛生法の暫定規制値を超えたというのが理由だ。枝野幸男官房長官は同日の記者会見で、これらの野菜を摂取しても「直ちに健康に影響を及ぼすものではない」などと説明した。

3ヶ月間食べ続けた後に判断する

   大槻教授は3月21日付けのブログで、自分は日本物理学会の「放射線分科」に所属し、国際放射線影響学会の会員でもある専門家だ、と断り書きをした上で、今回の原発事故に触れた。放射能漏れだと騒いでいるのは過剰反応で、福島原発30キロ範囲であったとしても健康が害される危険はないし、食品や水道水の放射線量も人体への心配はない、とした。これは国連WHOの見解を元に判断したという。

   翌日22日付けのブログでは、ホウレンソウや牛乳、海水の放射能汚染が騒がれている事に触れこう書いた。

「私はホーレンソウも牛乳も平気です。出荷停止のもの、私が食べますからお送りください」

   3ヶ月間食べ続けた後に、その後どうするか考えるという。政府は放射能の「暫定基準値」を出しているが、仮に暫定値の数倍、数十倍の汚染になったとしても人体には影響のない値だと強調した。

   もっとも、1年近く摂取し続けたとすれば影響が出るかもしれないが、

「一体、今の原発の異常状態が1年間もつづくと思っているのでしょうか」

と疑問を呈した。海水の放射能汚染の測定値はまだ入手してはいないものの、魚や海草の汚染はホウレンソウと同じレベルで安全だろう、と予測した。

300年食べ続けても健康に影響がない?

   放射性物質が検出されたホウレンソウを食べる、と発言している人は他にもいる。

テレビ朝日系情報番組「スーパーモーニング」に連日出演している放射線・化学物質影響科学が専門の松本義久東京工業大学准教授は21日放送の番組内で、出荷停止になった茨城県のホウレンソウならば300年食べ続けても健康に影響がないし、洗って食べれば放射線量は10分の1になる、とし
「私は福島産の野菜も牛乳も、子供や家族みんなで美味しくいただく」と言い切った。

   ネット上の掲示板やブログを検索すると、人体に影響がないならば放射能に汚染されていても食べる、という人がけっこういる。「ほうれん草でも牛乳でももってこい。あのレベルならフツーに食べるから」といったサイトも登場している。
 (J-CAST)