宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、全世界の陸地の起伏を水平方向30メートルごとの細かさで表現した標高データ画像について、日本をはじめ東南アジアなどの地域から無償公開を始めた。2011年5月に運用を停止した陸域観測技術衛星「だいち」が観測したデータで、防災などの分野で活用が期待される。今後、9月末をめどに全地球の約半分に相当する陸地の標高データを公開する予定だ。
公開したデータは、世界最高精度を持つ「全世界デジタル3次元(3D)地形データ」による5メートル間隔の標高データをベースに作成。この地形データは「だいち」の観測画像約300万枚を用いて、全世界の陸地の5メートルごとの標高と2・5メートルごとの画像データを整備した。
JAXAの地球観測研究センターは、今回のデータ公開により、科学研究分野や教育・地理空間情報を活用した民間サービスなどの幅広い利用が見込まれるとしている。
公開したデータは、世界最高精度を持つ「全世界デジタル3次元(3D)地形データ」による5メートル間隔の標高データをベースに作成。この地形データは「だいち」の観測画像約300万枚を用いて、全世界の陸地の5メートルごとの標高と2・5メートルごとの画像データを整備した。
JAXAの地球観測研究センターは、今回のデータ公開により、科学研究分野や教育・地理空間情報を活用した民間サービスなどの幅広い利用が見込まれるとしている。