doveの枕元に目覚まし時計が三つ…。
何れも実時間より1時間進めてセットしてある…。
doveが目覚める時間…5時は…これらの時計では6時…。
眠る時間…12時は…1時ということになる…。
勿論、その他の時計はちゃんと実時間を指している…。
何故そんなことをしてるか…というと、錯覚を利用して…ちゃんと寝た…と脳に思わせるためと、寝過ごさないための予防策…。
doveがまだ最初の仕事をしていた頃、いい加減帰宅時間が遅い上に研修の課題をこなすため、夜中の2時…3時…下手したら4時頃まで起きていた時期があって、さすがに5時起きがきつかった…。
そこで…寝過ごさないように時間を進めて設定したのが始まりだ…。
やってみると寝過ごし防止だけじゃなくて…起きて目覚ましを見た瞬間に…もうこんな時間か…と脳が判断するせいか…ちゃんと寝た…という感覚が得られることも分かった…。
以来…目覚ましを1時間先に進めて使っている…。
それじゃぁ…何故三つもあるのか…というと…それは…。
或る朝…doveはアラームが鳴る前にふと眼を覚ました…。
時計を見てびっくり…。
止まっている…。
ゲゲッ…今…何時や…と飛び起きた…。
急いで着替えて階下へ行き…居間の時計を見た…。
良かった…いつもどおり…。
人間には体内時計があると言われているが…ラッキーなことにその日はそれが働いてくれた…。
けれど…電池を入れなおしても…時計ひとつだといつかはまた止まる…。
いつでも体内時計が正確に働いてくれるとは限らない…。
そう思って早速…ふたつ目の時計を買った…。
これでひとつ止まっても安心…。
或る夜…夜中にふと眼を覚ました…。
今…何時や…と時計を見ると…ふたつの時計がまったく違う時間を指している…。
しかもどちらもしっかり動いている…。
ギョエェェ~ッ!
いったい何時やぁ…?
これはもう…パニックである…。
どちらかが止まっていればまったく問題ないのだが…。
真夜中というのに慌てて…他の部屋のレコーダーのタイマーを見に行った…。
その部屋で寝ている連れ合いが何事かと驚いた。
あっ…なんでもないっす…。(黙って寝とけっ!)
時計…ふたつは…あかんわ…。
思いっきり懲りたdoveは再び時計を買いに走った。
三つ目の時計…である…。
よっしゃぁ! これで大丈夫…。
もしひとつが遅れても…ふたつが同時におかしくなることはないだろう…。
安心…安心…。
…今…doveは四つ目の時計が欲しくなっている…。
最近の安い時計はあまり信用がおけない…。
よ~く分かった…。
doveの枕元に…時計がどんどん…増えていく…。
そのうち足の踏み場もなくなるだろう…。
何れも実時間より1時間進めてセットしてある…。

doveが目覚める時間…5時は…これらの時計では6時…。
眠る時間…12時は…1時ということになる…。

勿論、その他の時計はちゃんと実時間を指している…。
何故そんなことをしてるか…というと、錯覚を利用して…ちゃんと寝た…と脳に思わせるためと、寝過ごさないための予防策…。

doveがまだ最初の仕事をしていた頃、いい加減帰宅時間が遅い上に研修の課題をこなすため、夜中の2時…3時…下手したら4時頃まで起きていた時期があって、さすがに5時起きがきつかった…。

そこで…寝過ごさないように時間を進めて設定したのが始まりだ…。
やってみると寝過ごし防止だけじゃなくて…起きて目覚ましを見た瞬間に…もうこんな時間か…と脳が判断するせいか…ちゃんと寝た…という感覚が得られることも分かった…。
以来…目覚ましを1時間先に進めて使っている…。

それじゃぁ…何故三つもあるのか…というと…それは…。

或る朝…doveはアラームが鳴る前にふと眼を覚ました…。

時計を見てびっくり…。
止まっている…。

ゲゲッ…今…何時や…と飛び起きた…。
急いで着替えて階下へ行き…居間の時計を見た…。
良かった…いつもどおり…。

人間には体内時計があると言われているが…ラッキーなことにその日はそれが働いてくれた…。
けれど…電池を入れなおしても…時計ひとつだといつかはまた止まる…。
いつでも体内時計が正確に働いてくれるとは限らない…。
そう思って早速…ふたつ目の時計を買った…。
これでひとつ止まっても安心…。

或る夜…夜中にふと眼を覚ました…。
今…何時や…と時計を見ると…ふたつの時計がまったく違う時間を指している…。
しかもどちらもしっかり動いている…。
ギョエェェ~ッ!


これはもう…パニックである…。
どちらかが止まっていればまったく問題ないのだが…。

真夜中というのに慌てて…他の部屋のレコーダーのタイマーを見に行った…。
その部屋で寝ている連れ合いが何事かと驚いた。
あっ…なんでもないっす…。(黙って寝とけっ!)

時計…ふたつは…あかんわ…。

思いっきり懲りたdoveは再び時計を買いに走った。
三つ目の時計…である…。

よっしゃぁ! これで大丈夫…。

もしひとつが遅れても…ふたつが同時におかしくなることはないだろう…。
安心…安心…。

…今…doveは四つ目の時計が欲しくなっている…。

最近の安い時計はあまり信用がおけない…。
よ~く分かった…。

doveの枕元に…時計がどんどん…増えていく…。
そのうち足の踏み場もなくなるだろう…。
