振袖火事の本妙寺

2018年12月11日 | 東京のお散歩
巣鴨の本妙寺は、振袖火事とも呼ばれる明暦の大火の火元となった
法華宗陣門流東京別院で、徳栄山(德榮山)總持院の山号院号の寺院です。

もとは浜松に創建され、家康とともに江戸に移り、江戸城内を皮切りに
江戸の拡張とともに移転を繰り返し、小石川から本郷丸山に移ったのち
明暦の大火が発生し、その火元とされました。

しかし、江戸城天守を焼失させるほどの大火の火元であるにも関わらず
火災の10年後には寺社奉行の下で寺院の統制を行う触頭となっており
幕府の陰謀による大火の火元を、本妙寺が引き受けたとも謂われています。

境内には遠山の金さん(遠山影元)や、千葉周作などの墓があります。

現在の豊島区巣鴨5-35-6へは、明治四十三年(1910)に移転しました。

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