貨物線

2012年04月02日 | 
鉄道の線路には
普段、一般客が通ることのない線路が
何種類か存在している。

車庫へつながる線路と貨物線。

最近は、貨物線を使って
フレキシブルな運行をする路線もあって
たとえば湘南新宿ラインなどは
その典型だったりするけれど
今でも貨物だけしか走らない線路も
いくつか存在している。

田端操駅という、田端駅の脇にあるJR貨物の駅から
三河島駅を経由して南千住にある隅田川駅(貨物専用駅)まで
常磐線支線という線路があります。

隅田川駅は今でこそ都内の内陸にありますが
戦前の、まだ海運が盛んだった頃は
隅田川から水揚げされる荷物を捌く場所であり
ここから常磐線経由や田端へ出て東北線などで東日本を結ぶ
重要なポジションにあたります。

貨物線しか通らず
本数も旅客列車よりは少ないため
踏切にも遮断機が無かったり
とてもローカルな風情があります。

長い貨物列車は
日本全国にいろいろなものを届けます。

荷物の積み下ろしをする隅田川駅と
機関車を付け替えたり操車する田端操駅は
東日本の心肺機能なのです。
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