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入谷の「たこ地蔵」

2023年08月10日 | 東京のお散歩
入谷の小野照崎神社向かいの法昌寺に奉安されている、たこ地蔵。

コメディアン由利徹や、漫画家赤塚不二夫らが発願主となって建立された、由利の弟子でもあるコメディアン、たこ八郎(元日本フライ級チャンピオン斎藤清作)のお地蔵さんです。

たこ八郎は昭和60年7月24日朝、真鶴の海水浴場で飲酒状態のまま海へ入り、「海へ還って」行きました。
その日の昼、曜日レギュラー出演していた「笑っていいとも!」で、司会のタモリからその訃報が視聴者に伝えられました。

お地蔵さんは、たこ八郎の座右の銘“めいわくかけてありがとう”が刻まれ、コメディアンになってからのトレードマークの“一本筋を通した”髪型、喧嘩で噛まれて欠けた右耳という、生前の本人を模した姿となっています。

背後には、ボクシンググローブの石像も奉安されています。







神田明神と機関車

2023年08月04日 | 東京のお散歩
神田明神の鳥居脇に江戸時代から暖簾を掲げる老舗の甘酒茶屋、天野屋。

そのショウウィンドウには、なぜか群馬を走る上信電鉄の電気機関車デキ3の模型が飾られています。

これは、店主のご趣味だそうで、店内にも蒸気機関車の模型などが飾られています。

参道に面したショウウィンドウ


デキ3(実機)







小野照崎神社

2023年08月03日 | 東京のお散歩
下谷の小野照崎神社は、仁壽二年(852)に、上野照崎(現在の寛永寺輪王殿辺りか)に小野篁を奉斎する社を創建したのが始まりと伝えられています。

江戸時代初期に寛永寺建立のために幕府から移転を命じられ、現社地に遷座しました。

江戸末期に両国回向院から菅公自刻とされる像を迎え、江戸二十五天神に数えられました。






八朔

2023年08月01日 | 東京のお散歩
天正十八年8月1日(新暦1590年8月30日)、徳川家康が江戸に入府し、それ以来江戸時代を通じて八朔は江戸の祝日として大切な日でした。

と言うことで、江戸総鎮守である神田明神へ詣でてきました。

なお今年の旧暦8月朔日は9月15日となります。





板橋の南蔵院

2023年07月12日 | 東京のお散歩
蓮沼氷川神社に隣接する南蔵院。

江戸時代に氷川神社とともに志村坂下から水害を避けて現在地に移転してきましたが
寺の開山は最初の蓮沼村の開墾が済んだ後に年寄役の新井三郎盛久が宥照上人を招いて自ら開基となって創建されたと伝えられています。




蓮沼氷川神社

2023年07月11日 | 東京のお散歩
蓮沼氷川神社は、慶長年間(江戸開幕前後)に蓮沼村に創建されたとされる神社ですが
この頃の蓮沼村は現在の舟渡付近にあって、荒川の水害によって村ごと高台の現在地に移転しました。

最寄り駅「本蓮沼」は、実は「本」な場所ではなかったわけですが、よく巷で言われる「家を買うときは地名を参考に」が実は全て当てはまるわけではない例の一つでもあります。
(現在の蓮沼町は高台にあり、旧街道沿いでもあるため地盤はかなりいい)






桜神宮

2023年07月02日 | 東京のお散歩
桜新町の桜神宮は、神社本庁所管の神社ではなく、古式神道の神社です。

明治十五年(1882)、大中臣家65代後裔で伊勢神宮の禰宜であった芳村正秉(よしむらまさもち)が、政府による神道への介入に危機感をおぼえ、古代神道を蘇らせるべく明治天皇より勅許を得て教派神道の一派として「神習いの教」を立ち上げました。

最初は勅許を得た翌年に神田に創建されたものの大正八年に直ちに西方へ遷座せよとの神託があり、世田谷新町(現在地の桜新町)へ遷座し、関東大震災および戦時中の空襲の難を逃れました。

御神体は、社号が神宮であることからわかるように、伊勢の神宮からの御分霊であり、そのため参拝方法も神宮の神職が行う作法である「八拝八拍手一拝」で行われます。
(通常は「二拝二拍手一拝」、出雲大社教や宇佐神宮の「二拝四拍手一拝」、古くは「三拝三拍手一拝」が一般的)





蛎殻町の銀杏八幡宮

2023年06月28日 | 東京のお散歩
日本橋蛎殻町に鎮座する銀杏八幡宮と銀杏稲荷。
神社本庁ではなく神道大教院に所属する神社で、創建年代などは不明なものの、元は常盤橋にあった越前松平家の邸内社だったと伝えられています。

中央区内では唯一の八幡宮とされています。

稲荷神社は、八幡宮より以前の創建とされています。