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くまくま神社

2024年01月12日 | 東京のお散歩
板橋区熊野町、首都高速道路熊野町ジャンクションの傍に鎮座する熊野神社、通称くまくま神社。

応永年間(西暦1400年前後)に敦実親王(宇多天皇の皇子)の後裔である庭田主水正氏兼が豊島郡中丸村に移住し、熊野権現を勧請したことに始まります。

天正十五年(1587)に現在地に遷座し、明治時代に浦和県から東京府となり、のちに板橋区熊野町の名前の由来となりました。


子連れの狛犬(境内には子育て地蔵も奉安されている)
拝殿前もくまがお出迎え


くまだらけ


飛び出し坊や
ビー玉を使った手水舎

お守り




荏原神社

2024年01月06日 | 東京のお散歩
京急線新馬場駅から目黒川を河口に向けて少し歩いた河畔に鎮座する荏原神社。

和銅二年(709)に水神である高龗神を大和國丹生川上神社から勧請して貴布禰大明神として創建されました。

このときの社地は現在の貴船神社のある場所(品川区立三木小学校隣接地)で、現社地への遷座の時代は1800年代前半とされています。

東海道の街道筋に近いことから、明治の東京奠都の際、明治天皇の内侍所となり、4回の行幸を賜った神社でもあります。

「品川の龍神様」とも呼ばれ、拝殿にも龍が顔を覗かせています。






歌占

2024年01月02日 | 東京のお散歩
東武東上線ときわ台駅前に鎮座する、ときわ台天祖神社。

かつては上板橋村の鎮守だったため、上板橋神明社と呼ばれていました。

この神社では、歌占という和歌の御籤があって
「ちはやぶる 神の子どもの 集まりて 作りし占ぞ 正しかりける」と呪歌を詠んだあとに
弓弦に下げられた短冊を選び、そこに書かれている神様の歌占を授与賜るというものです。

これは10年前から成蹊大学文学部とのコラボで始められたものですが
弓弦から短冊を引くという形式は中世から行われているもので
伝統と新しさの融合として、また八百万の神々を身近に感じられるものとして
末永く続いてほしいものです。