goo blog サービス終了のお知らせ 
明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

一日  


浮世絵、日本画からヒントを得て、被写体から陰影を取り去った手法を続けできたが、ここへ来て、昔、絵画、写真、共に陰影を与えられなかったモチーフに、新たに陰影を与えてみたらどうだろう、と思い出した。 知り合いでもなんでそんなに絵みたいなことばかり、という人がいるが、そもそも人形は人形から、写真は写真から学ぶべきではない、と思って来た。成分が同じなら、それでは人形的、写真的世界内からはみ出すことなく終わってしまう、と思い込んできたからである。 それに立体は、一度作ってしまえばどんな角度から撮れる。光の調子だって、当て放題である。紆余曲折経て、陰影の無い、東洋画的ピクトリアリズム手法は一応完成した。まぁ手法といったって、同じ被写体に光を当てれば、今度は逆に、陰影を与えて来なかった、あるいは与えられなかったモチーフに陰影を与えることも可能であり、それを持って、被写体を自ら作って撮影するというメリットを堪能出来るというものだろう。死の床でそう思っても遅い。 昨日から作っていた煮物で一杯と思い、昨日試しに買った糖質、プリン体ゼロの日本酒を飲んでみたら、昭和30年代の給食の脱脂粉乳の如し。飲めたものではない。まったく汚れずに生きようったってそうは行かない。もう少しためにならない物を求めてコンビニに走った。

 



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )