goo blog サービス終了のお知らせ 
明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



背景の問題がクリアしたなら、残されたのは水の表現法である。水に近づかないのが無難なのだが。おそらく、素人考えによると陰影が無いのに反射や艶、輝きがあるのは矛盾が生じるだろう。かつての新版画の作家達が、ことさら水の輝き、反射や陰影を描いた気持ちは良く判る。蝦蟇仙人作った奴が、いまさら矛盾などと笑止千万何。という友人等の顔が浮かぶけれど。 まだ試していない策はいくつか浮かんではいるが、いつものように、実際必要になるまでは試さない。そのせいで、背景の作り方を思いついたのが個展の一月前になってしまったのだが、それでも毎回本番として挑みたく、事前に試してみようとか、練習してというのは私の辞書には載っていない。本番のその場で悩んで緊張しながら打開するのが良い。 海外のフェイスブックで私のブラインド・レモン・ジェファーソンが勝手に使われてるので止めるようにメールする。何か返事があったが、翻訳するのが面倒で放っている。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




窮鼠の火事場の馬鹿力はたいしたもので、個展開催一月前に、風景を一才撮らずして中国の山並みが完成した。極端にいえば石ころ一つで制作可能なことが判った。一度出来てしまえば、風景も外側でなく、眉間にレンズを当てての念写で行くことになるだろう。旅費もかからず、足元の悪い所を行くこともない。写真とは本来そういうものではない、という向きもあろうが、写真生活を通じてマコトを写すという意味の写真に抗い続けている。何のために余計なことを学ばず見ざる聞かざるで来たかというと、このためである。行手を阻む物はすべて排除したい。独学無手勝流を生かすにはこれしかなく中途半端が一番良くない。黒人でたまにへんな楽器の弾き方をする人が生まれるが、日本では矯正されてしまうだろう。最近学んでいるといえば千年前の絵画だったりする。このくらいになると、私も安全に?影響を受けることが出来る。 今年は部屋の片付けだけで終わってしまうだろう。しかし何をしていても作るべき物だけは次々降って来ている。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )