背景の問題がクリアしたなら、残されたのは水の表現法である。水に近づかないのが無難なのだが。おそらく、素人考えによると陰影が無いのに反射や艶、輝きがあるのは矛盾が生じるだろう。かつての新版画の作家達が、ことさら水の輝き、反射や陰影を描いた気持ちは良く判る。蝦蟇仙人作った奴が、いまさら矛盾などと笑止千万何。という友人等の顔が浮かぶけれど。 まだ試していない策はいくつか浮かんではいるが、いつものように、実際必要になるまでは試さない。そのせいで、背景の作り方を思いついたのが個展の一月前になってしまったのだが、それでも毎回本番として挑みたく、事前に試してみようとか、練習してというのは私の辞書には載っていない。本番のその場で悩んで緊張しながら打開するのが良い。 海外のフェイスブックで私のブラインド・レモン・ジェファーソンが勝手に使われてるので止めるようにメールする。何か返事があったが、翻訳するのが面倒で放っている。