永野宏三のデザイン館&童画館  アート日和のできごと

イスラエル国立美術館、ミュンヘン国立応用美術館、国立国会図書館、武蔵野美術大学美術館図書館他に永野宏三の主な作品が収蔵。

地域デザインの視点。

2010-11-20 07:11:58 | 日記・エッセイ・コラム
急に声をかけられ誘われて、東田にあるギャラリーに地域デザインをテーマにしたシンポジウムを聴講に行きました。
会場のりっぱな施設とスタッフのもてなしにはすばらしいものがあるのですが聴講者は少なく、デザイン関係者やデザイン学生と思われる人たちが座席に間をおいて聴講していました。知人のデザイン関係者もちらちほら見えていました。こういうシンポジウムによく見られるパターンです。
ゲスト講演者のお話しには専門の立場としてはそれはそれとして参考にはなるのですが、地域の啓蒙とした市民に必要な講話であれば行政人や市民が参加した方がよいと思われるのですが。講演者のお話の内容もそういう視点でメニューを用意されていましたが、市民の興味はなかなかそうはいかないのでしょうか。
昨今、国や地方行政は公共にデザインの必要性を上げていますが、デザインは何かの起爆剤や力になると地元地域の社会や企業の施策の中で期待され、活性化としてのデザインの必要性からするとシンポジウム会場の参加対象動員対策の視点のポイントがぼやけているような気がしました。



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3 コメント

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どんなお話だったのでしょうね。 (春休みのデッサン室)
2010-11-20 14:10:16
どんなお話だったのでしょうね。
ボクは以前からそうだったのですが、特に特に近頃デザインって何だろう、
誰のために、何のためのデザインなんだろう、と思います。
そう思い始めると今の時代の今の社会や経済の状況下の
地元の「地域デザイン」の声を張り上げようにも
力がなくなる気がしてきます。

そんなためにもこんなお話は聞くべきだったのかもしれませんね。
そう思いながらも、(聞くまでもないよ)という心がつぶやいたりします。
市民の方の参加がもっと望ましかったようなお話ですが
企画した側の考え方がずれてるのかなぁ。

昔「リッチでもないのにリッチを売り…」とつぶやいて
亡くなったクリエーターを思い出しました。
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何度もお邪魔してすいません。 (春休みのデッサン室)
2010-11-20 14:22:06
何度もお邪魔してすいません。
そのクリエーターって誰だったっけ?と調べました。

杉山登志さんでした。その彼の遺書に正確には

リッチでもないのに 
リッチな世界などわかりません
ハッピーでもないのに
ハッピーな世界などえがけません
「夢」がないのに
「夢」をうることなどは……とても
嘘をついてもばれるものです

と短い文章があったそうです。
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HTSさんありがとうございます。 (hiro)
2010-11-21 08:12:37
HTSさんありがとうございます。
デザインがどう社会に効能するのかというようなお話でした。講師はインダストリアル系の著名なデザイン会社の方でしたが、たぶんその方は専門家にではなくあらゆる層の市民に聞いて欲しかったんだろうと思います。主催者がデザインをどう捉えて広報したのかでしょう。
講演者はわかりやすく生命体のデザインの話しからされていました。
CMプランナーの杉山さんは化粧品メーカーのすばらしいCMを制作されましたよね。化粧品は美しさの夢を売るようなテーマですから、それは当時の時代からすると大変な仕事だったのでしょうか。
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