永野宏三のデザイン館&童画館  アート日和のできごと

イスラエル国立美術館、ミュンヘン国立応用美術館、国立国会図書館、武蔵野美術大学美術館図書館他に永野宏三の主な作品が収蔵。

わたしにも写せます。

2008-02-27 20:45:10 | 日記・エッセイ・コラム
写真右のカメラはリコーオートハーフモデルです。年代はちょっと解りませんが、デザインがモダンでシンプルですね。昔のカメラにしては結構大胆なデザインです。メタリックなボデーが洒落ています。リコーはもともと光学の企業で、今はコピー機などを主にしていますが、カメラメーカーだったんですね。初代は佐賀出身だそうです。佐賀はお菓子のグリコもそうですね。右の赤い箱は1974年にサクラカラーが100周年記念にプレミアムで出したフィルムです。サクラカラーはその後社名をコニカかなんかに変更したと思いますが、今もその名称は使われているのでしょうか。34年前のパッケージデザインですが、そんなに古く感じません。ただこのパッケージが欲しくて、貰うために何本かまとめてフィルムを買いました。このプミアムは限定でした。今ではちょっとレアものです。当時、広告ではレトロぽいものが流行りでした。資生堂のポスターもレトロ調のものを出していました。アンアンななかも外人モデルに洋服と着物をコラボさせてレトロ調な写真を写していましたね。その頃はパンタロンが流行って、銀座の歩行者天国が始まったのもそのころでしょうか。企業名と言えば、時代の社会状況が激変して、この20年くらいの間にいつの間にか聞かなくなった企業もありますし、全然わけの解らないヨコ文字に変えてしまったりと企業の個性が掴みどころのないものになってきましたね。現代は物事のあらゆる価値観が成熟してしまつて、どこに行こうかと大企業でも迷路に入ってしまっているような時代ですからね。そんなことはさて置いて、話しは元に戻りますが、僕には子どものころから、ものを蒐集する癖がありまして、なぜか日常に使われるものを集める癖がありました。「たんなるゴミ!」と奥さんから迷惑がられていますけど、昔から集めたものを時々引っ張り出して見るとなぜだか安心するんです。奥さんからは「気持ち悪い!」と言われますがね。趣味で集めいるのではないんです。時代にピリッときたものをその時、その時にいつのまにか手元に置いているんです。僕の理想は生きた化石になることです。世の中進化すればいいというもんじゃないんです。退化すると新しく見えてくるものもあるんです。いわゆる価値観の問題ですね。心理学者のフロイト的に言うとどうなるんでしょうか。Rimg0035



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