永野宏三のデザイン館&童画館  アート日和のできごと

イスラエル国立美術館、ミュンヘン国立応用美術館、国立国会図書館、武蔵野美術大学美術館図書館他に永野宏三の主な作品が収蔵。

炭酸水。いつか見た風景。

2011-08-20 09:33:33 | アート・文化
Rimg00021

ラムネ。〈C〉著作権:永野宏三・ひろみプロ


子どものころ、自分の回りにあるもの何にでもに宇宙感を持ちました。今でも興味のあるものを蒐集して、物のかたち成り立ちを手にしていろいろ空想する癖があるので、そのことはそんなに変わってはいないとおもいます。
ラムネ。いま市販されているラムネ瓶はプスチック製のものになっていて、昔のガラスでできたものとは違いあまり愛着感を持つことができません。
ガラスでできた瓶の中のラムネ玉はラムネを呑む時にはちょっとしたテクニックが要って、瓶に口をつけて上に持っていくとラムネ玉で塞がってしまい、一気飲みができません。そこは舌でちょいとラムネ玉を押し上げ、瓶の淵の隙間からラムネを飲むのにある種の宇宙感を持ったものです。
今ではいろんな清涼水がありますが、単純に炭酸と砂糖を混ぜたラムネがやはりぼくの清涼水です。