凡そ、平凡。-ohyoso,heibon.

副業的サラリーマンの競馬バカが、そんなコトとは全く関係なく、日々のうつらうつらしたことをあーだこーだと語る、趣味の駄文。

始まっちまいました。

2010年07月21日 | テレビドラマ
ええ、始まっちゃった。
始まりましたともさ。
ああ、始まったさ、それが悪いか。

かつて「木更津キャッツアイ」「マンハッタン・ラブストーリー」「タイガー&ドラゴン」「流星の絆」を放送したTBS金曜夜10時枠で、クドカンのドラマが。
しかも、「IWGP」「タイガー&ドラゴン」などで「自称『馬鹿な男やらせたら日本一』俳優」にのし上がった、長瀬君主演で。

うぬぼれ刑事


えー、以下、敬称略。

脚本:クドカン
主演:長瀬智也(うぬぼれ刑事・エース・ロマンス刑事・「うぬぼれ」さん…本名不明)

 「うぬぼれ4」
 生田斗真(うぬぼれ俳優・本城サダメ)
 要 潤(うぬぼれパティシエ・松岡征士郎)
 矢作 兼(うぬぼれカメラマン・穴井貴一)
 坂東三津五郎(うぬぼれ教授・栗橋 誠)
 
 荒川良々(一応本庁所属エリート刑事・冴木 優)
 中島美嘉(一応元うぬぼれの恋人で現冴木の妻で実はやたら嫉妬深い・里恵)
 
 少路勇介(唯一の良識人・「アイ・アム・アイ」バーテンダー・ゴロー)
 森下愛子(筆談で毒舌するママ・玲子)

 西田敏行(うぬぼれの父で元警察のお偉いさんで現作家・葉造)

 第一回ゲスト:加藤あい(「IWGP」出演)
 第二回ゲスト:蒼井 優(「タイガー&ドラゴン」出演)

 そして…第二回の被害者…皆川猿時(港カヲル)
 そして更に、…何故出てくれたの?…中村梅雀(本人役)。

ちなみに、今、第2回の録画を流しながらこれを書いております。

えー、ぶっちゃけですね、「製作発表」の段階から観る気満々でした。
そして、多分、ワタシの中では「上半期NO.1」のドラマに…既に第2話の段階で当確しております。

しょうがないですよ、このキャストでこのネタでは。


で、どんな話か。

世田谷通り署の刑事・通称「うぬぼれ」(本名不明)。
生まれついての極度の「恋愛体質」が故に、かつて本庁勤務の際に犯人を取り逃してエリートコースを外れ、そして恋人にも逃げられ、残ったのは父親が居候するマンションだけの男。
「もう恋なんてしない」などと呟きつつも、コンビニで万引きする若い女性に一目惚れされたとうぬぼれてみたり、駅の改札でぶつかった女性に一目惚れしたり、項垂れて入ったマッサージ店の店員の手に愛を感じたり…と。
…というか、「あ、あの子、俺のこと好きかも」と思ってしまう。
そして、何故か必ず事件に出くわして、犯人に恋して、事件の真相を図らずも突き止めてしまい、そして、「逮捕か結婚か」を迫って…必ずフラレる。

まぁ、そういう話です。

これに父の書くほぼ実話小説「うぬぼれ刑事」のドラマ化が進んで、何故か「うぬぼれ俳優」が主演になったり…。

というサイドストーリーがどーでも良くくっつく予定。

つうか、こんなドラマによく坂東三津五郎さんが出てくれました。
西田敏行さんや森下愛子さんは既に「クドカンファミリー」ですから、まぁ、出てくれるのは当然として。
つうか、中村梅雀さん…「グループ魂」のネタにされるだけではなく…まさか出てくるとは…。
というマニアックな驚きもありますが、それ以上に…

観て思いました。

ストーリー度外視の小ネタの連続。
誰一人マトモな人間がいないハチャメチャさ加減。
出てきた途端、犯人が判ってしまうのに、どーにも「バーテン」のゴローと「うぬぼれ」の父・葉造以外、犯人に行きつかないテキトーさ加減。
そして、「うぬぼれ」本人だけが「愛しているのになぜ疑わなければいけないのか」苦悩しながら真実に迫るという…。

これって、初期のクドカンドラマ(「木更津キャッツアイ」「僕の魔法使い」)のノリに近い、テキトーさ加減。

ある意味ゴーカな状態で、ある意味最もイー加減に作っている…いや、良い意味で。
「面白くなりゃ良いんですよ、別に」
みたいな勢いを感じます。

そういう意味では、もしかしたら、…
「こりゃダメだ」な人は、全く受け付けないかもしれません。

まぁしかし、
ワタシにはツボです。
三津五郎さんが「千の風になって」歌った段階で、確実に。(意味不明)