凡そ、平凡。-ohyoso,heibon.

副業的サラリーマンの競馬バカが、そんなコトとは全く関係なく、日々のうつらうつらしたことをあーだこーだと語る、趣味の駄文。

聖飢魔IIもオザケンも・・・・

2010年01月26日 | 映画
聴いていたワタシとしましては、ある意味「デスメタルもシティ・ポップも遠くない」感じがしてしまう。
・・・・まぁ、確かに音楽性としては「正反対」なので、・・・・
多分、ワタシの感性がヘンなのでしょう。
が・・・・

そんな訳で、ワタシには主人公・根岸クンの感覚がいまいちピンとこない。

てなわけで今回のネタは、

映画「デトロイト・メタル・シティ」
で、ございます。
主演:松山ケンイチ
出演:加藤ローサ・松雪泰子・細田よしひこ・ロバートの秋山・宮崎美子・大倉孝二岡田義徳・・・・
そしてモノホンの・・・・ジーン・シモンズ


まぁ、ストーリーは単純に・・・・
「オシャレな生活・オシャレな音楽」に憧れて東京にやってきた心優しい青年・根岸クンが、ひょうんなことから悪魔系デスメタルバンド「デトロイト・メタル・シティ」のギター&ボーカルとしてデビュー。
本人の気持ちとは裏腹に、メタル界に一大ムーブメントを巻き起こしてしまうという・・・・。

まぁ、そういう話。

えー、見どころとしては、「マトモな役をやらせるとイマイチな松山ケンイチ君、根岸クン=クラウザー様をどこまでやり切るか」ということですが・・・・。
この人、普通にやれますから。
だから平成の時代に「銭ゲバ」や「カムイ外伝」ができたわけで。
正直、何の不安もなく、ふつーに観れました。

むしろ凄かったのはデスレコード社長役の松雪泰子さん。
・・・・この人がここまで「壊れて」くれるっつうのは・・・・製作側としてはホント、有難かったでしょう。
多分、他の「美人系」女優さんだったら、やってくれなかったかも知れません。
逆に、「いかにも」な人にやってもらってもインパクトがないはずで、このぐらいの方がこの役やってくれてこそ、の映画であります。

正直、映画としてはね・・・・面白いですが、「凄く良い」わけでもない。
最後のオチも解りやすい。
間の小ネタも解りやすい。
ネタが「過激」な割に、内容としては・・・・ぶっちゃけ、おとなしい、「良質のコメディ映画」でございますよ。
まぁ、・・・・「テレビ放送だったから」つうことはあるかも知れませんが・・・・。
(要するに、「放送できないからカットしたシーンがあるのか?」という・・・・)

多分、ワタシ的に、
「この配役で・・・・折角大倉さんと岡田くんまで出てるんだから、・・・・脚本がクドカンで監督が中島哲也さん(「下妻物語」「嫌われ松子の一生」「パコと魔法の絵本」)とか三池崇史さん(「クローズZERO」「ヤッターマン」)とかでやったら、どんだけ過激になったろーか」
なんてぇ想像がね、拭えないんですね。
もうちょっとぶっ飛んでくれても、ねぇ。

まぁ、それはそれで良いとして。

それにしても、・・・・ジーン・シモンズ。
どーやってオファーしたんでしょかね。
どーせ出るなら「KISS」のメイクして欲しかった気もします。
なんせ、「元祖悪魔」ですから。