狷介不羈の寄留者TNの日々、沈思黙考

多くの失敗と後悔から得た考え方・捉え方・共感を持つ私が、独り静かに黙想、祈り、悔い改め、常識に囚われず根拠を問う。

中東を乱すイスラエル

2014-05-26 02:13:45 | フェイク・イスラエル
 元々がカザール人でユダヤ教を信じる宗教的ユダヤ人であるアシュケナジー・ユダヤ人は、聖書に登場するへブル人で血統的ユダヤ人であるスファラディ・ユダヤ人やパレスチナ人とは血縁的関係は無く、現イスラエル国を占領する理由として挙げている、約束された地や祖国に帰ると言うシオニズムというのは、その支配層にいるアシュケナジー・ユダヤ人には該当しません。
 その聖書とは無関係に存在している現イスラエル国が創設した諜報機関・モサドは、アラブ人がユダヤ人に対してテロを行なうと言う様な自作自演・偽旗作戦等を含めて、今まで中東地域を混乱させて来ました。
 そのモサドの事を説明した文献として、2014年5月23日付・IRIBイランイスラム共和国国営放送・国際放送ラジオ日本語「イスラエル諜報機関の20億ドルの予算」より、「…(前略)…このため、イスラエル政府は、情報収集、分析、秘密裏のテロ活動など、特にイスラエル外での活動をモサドの任務としました。モサドの本部はテルアビブにあり、1200人の職員がおり、モサド内部の理事会は機密部門として知られています。
 一方のシャバク、シンベトは、イスラエル内部の諜報機関で、イスラエルやパレスチナ自治区の情報収集やテロ活動を任務としています。
 この2つの諜報機関において共通するのは諜報活動とテロです。イスラエルの国家テロはパレスチナが占領されてから60年の間、常に行われてきたもので、パレスチナの幹部数名を暗殺し、各国の内部、統治機関に影響を及ぼすことで、これらの国々の抗議を引き起こしてきました。イラク、トルコ、レバノン、シリア、エジプト、さらにはアメリカでイスラエルの諜報ネットワークが見つかっていることは、何度となくこれらの国の抗議に直面しています。
レバノン、シリア、イラクなどのアラブ諸国における抵抗の象徴となっている人物も、これまでモサドによって暗殺されています。
 モサドの幹部は、諜報活動がイスラエルの外交政策の根幹をなすと考えており、そのためイスラエルはこの活動を軍事的な手段と共に用いています。」。


 本ブログ過去の関連記事↓↓
   ・2012/12/27付:「本当のユダヤ人であるパレスチナ人が偽ユダヤ人に虐げられている世界最大の矛盾・・・イギリスの三枚舌外交、イルミナティ・フリーメーソン」
   ・2013/04/11付:「イスラエル建国の間違い・・・現イスラエル国は聖書とは無関係」
   ・2013/09/06付:「イスラエルの核の脅威・・・老朽化核施設と200発保有核兵器、本当のユダヤ人であるパレスチナ人の苦痛」


 参考文献↓↓
   ・2014/05/23付・IRIBイランイスラム共和国国営放送・国際放送ラジオ日本語:「イスラエル諜報機関の20億ドルの予算」


CIAのワクチン接種による情報収集

2014-05-26 01:28:26 | 予防医療の危険性と生命倫理
 アメリカのCIAは公文書を公開する等、隠して秘密にしたままにしておいても良いのではないかと思う事を、時が経過した後にあえて平気で自ら暴いたりして公開しますが、その事によってまた混乱を引き起こそうとしているのかもしれません。
 例えばそのCIAの公開文書には、戦後に米国のスパイとして使われていた日本の政財界の要人の名が公然と記されており、その事からの不信感等から来る日本国内の中枢、或いは世論の乱れを形成して秩序破壊や争乱を引き起こそうとしているのかもしれません。
 他にもCIAの元職員の暴露等も有りましたが、その様なCIAの悪事が暴かれても余り米国やCIAに対しての批判が成されないのは、世界のグローバル化が米国主導・基準で進められており、且つその背後に世界最高権力のイルミナティ、フリーメーソン、タルムーディック・ユダヤが存在して支えているせいであろうと思います。
 2014年05月21日付・新華ニュース「CIA、ワクチンの接種による情報収集を停止」より、「米ホワイトハウスがアメリカの公衆衛生学校に送った書簡の中で「アメリカ合衆国中央情報局(CIA)はワクチンの接種を装って情報の収集を停止する。これからもこういうやり方でDNAを採取しない」と明らかにした。海外メディアが20日に報じた。
 医療関係者の安全を守るため、CIAは今年8月から、ワクチンの接種による情報収集を停止することを決めた。
 先ごろ、パキスタンの過激派がパキスタンでポリオ予防のワクチン接種に従事していた医療関係者を銃殺した。この事件はCIAのやり方に関わるとされている。同地域の支配権を握っている過激派がワクチンの接種に従事する医療関係者の立ち入りを禁止し、「医療関係者の中にはCIAの諜報員がいる可能性がある」と主張している。
 2012年12月から2014年4月まで60余人のポリオ予防のワクチン接種に従事した医療関係者及びボディーガードが殺害されたという。」


 本ブログ過去の関連記事↓↓
   ・2013/06/15付:「市民の管理・統制強化による組織・国家への隷従化(3)・・・マイクロチップ」


 参考文献↓↓
   ・2014年05月21日付・新華ニュース:「CIA、ワクチンの接種による情報収集を停止」


原始教会と聖書への原点回帰

2014-05-26 00:35:13 | 歴史・伝統・文化
 かつてマルティン・ルター氏が「聖書に帰れ」と説き、また内村鑑三氏が「無教会主義」を唱えた様に、西欧諸国をはじめとした現代の教会にはこの世の欲や権利等の人の手垢がいっぱい付いていて、壮大で煌びやかな教会が建てられています。
 その様な教会は文化的・芸術的価値があるかもしれませんが、イエス・キリストの亡くなられた直後のパウロの活躍した頃の原始・初代教会の様子とはかけ離れたものとなってしまっています。
 ・2014/05/19付・Christian Today「『家の教会』を3カ国で支援 Good News Station 田中啓介牧師『初代教会の姿に戻り、聖書の原点に帰る』」より、「無牧教会の人や教会に属していない人、クリスチャンではないけれど聖書を知りたい人たちのためにメッセージを届けたい」。
 また、「「中国伝道は命懸けです。地下教会として信仰を守っている彼らと接していると、初代教会そのものの姿とリバイバルの現実を見ることができます。政権が変わって以来、取り締まりは厳しくなり、ここ1年ほどは中国に入ることができません。私たちのウェブサイトは中国では開くことができなくなっています」。
 更に、「家の教会」は、聖書研究する「集い」の様なものとし、「新しい方法論や従来の改良ではなく『原点回帰』。初代教会の姿に戻り、聖書の原点に帰ることです。初代教会の人たちの生活(使徒2:44~45)に倣うことができるのか? 彼らのような祈り(使徒4:29)ができるのか? しかし、聖書に真に忠実であるとは、そういうことなのです」


 本ブログ過去の関連記事↓↓
   ・2014/01/19付:「『宗教組織』による『創作』(1)・・・クリスマス、誰が勝手に12月25日と定めたのか」
   ・2014/01/19付:「『宗教組織』による『創作』(2)・・・人間マリアの『偶像』と、『懺悔室』の傲慢」
   ・2014/04/29付:「人間が勝手に認める『聖人化』・・・神の下の平等に反する階級制度」


  参考文献↓↓
   ・2014/05/19付・Christian Today:「『家の教会』を3カ国で支援 Good News Station 田中啓介牧師『初代教会の姿に戻り、聖書の原点に帰る』」


米国・グローバリストの資源収奪とビジネスの開始・・・ウクライナ情勢(9)

2014-05-25 23:38:34 | ロシア
 イラクやリビア、アフガニスタン等、今までと同様に、ウクライナにおいても米国・グローバリストの資源の収奪とエネルギー・ビジネスを開始した様です。
 下記参考文献・動画より、米国副大統領ジョー?バイデン氏の息子であるハンター・バイデン氏がウクライナの最大の民間石油・ガス会社の取締役会に任命されたこと。そしてイラクやリビア等への軍事介入に深く関わったジョン?マケイン議員も関係していること。
 更に、ロシアからのガス供給が無くなる等でエネルギー資源に困窮することに付け込んでの、米国のウクライナでのシェールガス・ビジネスが行なわれるとのこと。


 本ブログ過去の関連記事↓↓
   ・2013/04/16付:「911テロ、イラク侵攻、アフガニスタン侵攻の虚構・・・米国の自作自演、ビンラディン氏の2001年死亡、フセイン元大統領の生存」
   ・2014/03/21付:「欧米による偽善の一端、『金融資本勢によるウクライナ資本強奪』・・・ウクライナ情勢(3)」


 参考文献↓↓
   ・2014/05/13付・The Moscow Times:「Son of U.S. Vice President Biden Joins Ukraine Gas Company」
   ・2014/05/14付・BBC News:「Vice President Joe Biden's son joins Ukraine gas company」
 

 参考動画↓↓
 

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YouTube: Globalists Begin Exploiting Ukraine's Oil


 

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YouTube: Gas Guzzler: US, Kiev after huge natural resources in E.Ukraine




日本列島に散在する戦後米国主導で建てられた原爆装置・・・再原発爆発という脅し

2014-05-25 22:09:09 | 災害・地震・戦争
 日本列島に散在する原子力発電所。それは戦後、米国の意向・主導によって建設されました。
 日本の戦後体制の根本であり日本を米国に括り付けている日米安保。この日米安保を日本が破棄して日本が自立し、米国から離れない様にする為に、原発は建てられました。
 わざとと海岸沿いで、且つ活断層の上に建設され、福島原発爆破は想定・計画したもの、そしてその人工地震兵器「HAARP」による原発爆破テロを前例として、日本が米国から離れようものならまたやるぞと言う今後の脅しに利用していること。「ともだち作戦」とは、ずっと日本を米国に従属させる作戦でありました。
 政府や政治家の方々も人工地震兵器の存在やそれが福島原発爆破に利用されたことを知っているものと思いますが、日米安保の括りに囚われてしまって、その事をタブー視して何も言う事が出来ません。
 日米安保の破棄が無ければ、戦後体制からの脱却は絶対に有り得ません。日米安保の根本が在るが故の、外交、経済、マスコミ報道等の多岐に渡る分野への害悪が及んでいる現状は変わる事は無いものと思います。
 また少なくとも原発テロを再び起こされ無い様にする為にも、原発を早く無くすべきである様にも思います。
 
 本ブログ過去の関連記事↓↓
   ・2012/11/21付:「原発・日テレ・CIA~第二次大戦後の裏面史」
   ・2012/12/30付:「原発関連の冤罪・不審死」
   ・2013/03/18付:「311、『人工地震』を思い、原発全廃を願う」
   ・2013/06/09 付:「日米安保からの『自立』が、真の『戦後レジームからの脱却』」
   ・2013/06/23付:「富士山の世界文化遺産登録は人工地震による噴火を避ける為?―(1)・・・『原発爆発事故』、23年前の黒澤明監督『夢』の予告」
   ・2013/11/03付:「小泉元首相の背後にイルミナティか?・・・日本の独立と核兵器製造の阻止の為か」
   ・2014/05/13付:「『美味しんぼ』は警告、及び暴露する(1)・・・放射性物質による内部被曝」
   ・2014/05/25付:「『美味しんぼ』は警告、及び暴露する(2)・・・国の成長戦略の陰に存在する福島県民に対する棄民政策、放射線被曝」


 参考文献↓↓
   ・2014/05/22付・BLOGOS:「原発テロの現実性」


 参考動画↓↓
 

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YouTube: ◆【小出裕章ジャーナル~第31回】日米原子力協定の真相


 

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YouTube: ◆小出裕章ジャーナル~第34回 【原子力ムラは原子力マフィア】




「美味しんぼ」の警告・暴露(2)・・・国の成長戦略の陰に存在する福島県民に対する棄民政策、放射線被曝

2014-05-25 18:40:06 | 災害・地震・戦争
 総タイトル:【「美味しんぼ」は警告、及び暴露する(2)・・・国の成長戦略の陰に存在する福島県民に対する棄民政策、放射線被曝】

 デフレ脱却を目指した国・政府の経済の立て直しを優先する政策の足枷・足手まといとなる為に、福島原発爆発の被災者たちである福島県民に対する棄民政策が行なわれています。
 そしてその棄民政策が政府の成長戦略の陰に隠れて存在している事が、此度の「美味しんぼ」による警告・暴露によって触発されて、各方面、特に今まで沈黙させられて来た被災者の人々からの告発や訴え、暴露に繋がって、暴き出されたものと思います。
 更にこの事が、世間一般に対しての放射線被曝問題や原発問題に対する再啓発に繋がる事を希望します。

 
 本ブログ過去の関連記事↓↓
   ・2013/08/25付:「日本においても各個人毎に必需品化している放射線測定器」
   ・2013/11/05付:「福島県民に対する『棄民政策』を阻止しようとした天皇への陳情の何が悪いのか・・・万世一系では無い天皇、そもそも天皇の権威とは一体何なのか」 
   ・2014/05/13付:「『美味しんぼ』は警告、及び暴露する(1)・・・放射性物質による内部被曝」


 参考文献↓↓
   ・2014/05/24付・「みんな楽しくHappy?がいい♪」:「<これも風評?>実害です!茨城県ひたち海浜公園高放射線量で立ち入り禁止~不誠実なホームページ~」
   ・2014/05/24付・東京新聞:「ひたち海浜公園で基準値超の放射線 3カ所で利用制限」
   ・2014/05/22付・信濃毎日新聞:「県内の原発避難者、内部被ばく検査始まる」


 参考動画↓↓
 

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YouTube: 「鼻血は事実」~福島の母親「美味しんぼ」言論抑圧に抗議


 

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YouTube: 2014/05/17 「チェルノブイリでは5人に1人が鼻血」 健康被害をなかったものにする日本政府の対応を厳しく批判 ~岩上安身によるジャーナリスト・広河隆一氏インタビュー


 

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YouTube: 映像報告「チェルノブイリ・28年目の子どもたち」


 

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YouTube: 「美味しんぼ」問題 双葉町・井戸川前町長、知事に公開質問状(福島14/05/19)


 

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YouTube: 5種類の山菜から基準超の放射性物質 5市町村に出荷自粛を要請(福島14/05/14)




 
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「独行道」・・・流浪・孤独の境涯を渡った宮本武蔵・・・「宮本武蔵 剣と人―遺書『独行道』に秘められたその実像」を読んで

2014-05-18 18:27:32 | 孤独・独立・自尊心
 総タイトル:【「独行道」・・・流浪・孤独の境涯を渡った宮本武蔵・・・「宮本武蔵 剣と人―遺書『独行道』に秘められたその実像」を読んで】

 放浪・流浪・客寓の境涯で、生涯独身を貫いた宮本武蔵。亡くなる1週間前に自省して記した「独行道」。後悔や失敗の多い人生を送った武蔵が、剣の道・武士道に生きる自らの理想をしたためた「独行道」。そして武蔵の兵法書である「五輪書」
 「宮本武蔵 剣と人―遺書『独行道』に秘められたその実像」(著者:渡辺誠氏、出版社:新人物往来社、出版日:2002/12/30)
 本書を読みました。
 老身の身となって欲心へのこだわりからも解放されて、悟りや諦めといった諦観の念を抱き、自らの孤独な生涯を顧みて書いた、禁欲精神に満ちた「独行道」
 自利・自助の人で、その自利・自助を極める、自分の道を修行して極める事で、自然とそれが利他に繋がるものと考えた武蔵。
 29歳までに60余度の試合に勝利して来た事を30歳を越えて顧みて、戦いにおける相手に対する勝敗の原因が相手か自分かという様な「相対的」に考えるのでは無く、「絶対的」なものを剣の道に求め始めた武蔵。(因みに、私は唯一の創造主を絶対的存在と考えます。)
 「非常識人」として創造的人生を送った武蔵。世の習いとして非常識人の武蔵には多くの敵が出来、それ故の失敗を重ねた事からの自省も籠めて、怨まず、妬まず、人のせいにせず自らを反省し、相手と比べず絶対的なもの・真理に善悪の判断の拠り所を求め、その様な自戒を籠めた武蔵。
 「五輪書」の五巻を通して、兵法における様々な「拍子」を説き記した武蔵。リズム・調子・時である「拍子」は「機会」でもあり、兵法書の「五輪書」においての「拍子」とは、「勝ちに繋げる機会」。その様々な拍子の内の一つとして「背く拍子」が在り、相手の拍子に乗らずに却って相手に逆らい違える拍子を用いた武蔵。
 本来は武士に有るべき正義の為の道徳的勇気、平静・冷静沈着・心の落ち着きとして表れる真の勇気、感情を安易に表さずに忍耐による鍛錬で克己心を培って得る本当の大きな勇気、それらを心掛けて孤高の精神を持った武蔵。
 逆境の境涯の中、「渡を越し」て兵法から常に離れず、生涯剣の道を続け貫いた武蔵


「独行道」二十一ヵ条
一、 世々の道をそむく事なし・・・天然自然の本性に背かず、渡世の基に違背せず、それぞれの道(職業)に励む事。
一、 身にたのしみをたくまず・・・放浪の修行者の諦観。
一、 よろずに依怙の心なし・・・創造的人生の為に、万事に対してこだわりを無くす。
一、 身をあさく思(おもひ)、世をふかく思う・・・自然への畏敬、宇宙・自然・世界の奥深い大きさに対する浅く小さな一人の人間
一、 一生の間、よくしん(欲心)思はず・・・諦観から思う、青壮年期の欲心の虚しさ。
一、 我事におゐて後悔をせず・・・順境時の慢心驕りの心に気を引き締め鎮め、逆境時にも同様にして後悔せぬ様に。
一、 善悪に他をねたむ心なし・・・無常・不遇の境涯に在っても他を妬まず。
一、 いづれの道にも、わかれをかなしまず・・・流浪・客寓の境涯故の覚悟。
一、 自他共にうらみかこつ心なし・・・非常識人の故に世に多く敵を作るとも、怨まず我が身を託つかず。
一、 れんぼ(恋慕)の道思ひよるこころなし・・・剣を妻とし修行に励む。真の武士。
一、 物毎にすき(数寄)このむ事なし・・・物に執着せず。
一、 私宅におゐてのぞむ心なし・・・「平居閉静にして、或は連歌、茶、書画、細工等にて日月を過了す」。
一、 身ひとつに美食をこのまず・・・武士の道としての粗食。剣の道は心身息一如の道。克己心。
一、 末々代物なる古き道具所持せず・・・道具を尊ばず、道具を活かす実利主義。
一、 わが身にいたり物いみする事なし・・・物に対する先入観を持たず、実利を求める。
一、 兵具は各別(格別)、よ(余)の道具たしなまず・・・剣の道の根本・兵具に対する深い造詣と、他の道具をたしなまない覚悟。
一、 道におゐては、死をいとはず思ふ・・・勝つ為の命がけの修行。兵法の道に殉ずる大信心が強さの根本。勝ちに繋げる機会である「拍子」。
一、 老身に財宝所領もちゆる心なし・・・財産に執着するは好ましからず、老身となり弟子のみ用いる。
一、 仏神は貴し、仏神をたのまず・・・兵法の道に影響を受ける禅、自然への畏敬、自利・自助の人。
一、 身を捨ても名利はすてず・・・捨て身の勝利、武士道における真の勇気を持つ孤高の精神。
一、 常に兵法の道をはなれず・・・逆境に在っても常に離れず続け「渡を越す」事で、独創的人生が開ける。


 「五輪書」九箇条(「五輪書・地之巻」より)
第一に、よこしまになき事をおもふ所・・・邪心を持たぬこと。
第二に、道の鍛錬する所・・・頭では無く、身体で実践し自得すること。
第三に、諸芸にさはる所・・・兵法のみならず、広く諸芸に触れること。
第四に、諸職の道を知る事・・・様々な職業に目を向けて、視野を広くすること。
第五に、物毎の損得をわきまゆる事・・・物事の利益損失をよく分別すること。
第六に、諸事目利を仕覚ゆる事・・・物事の真実を見分ける鑑識力を培うこと。
第七に、目に見えぬ所をさとつてしる事・・・現象面に現われない本質的な部分を感得すること。
第八に、わづかなる事にも気を付くる事・・・物事の細部にも注意を払うこと。
第九に、役にたたぬ事をせざる事・・・役に立たない事に時間と労力を費やさぬこと。


 剣客の忌む七念:「驚(おどろき)」、「懼れ(おそれ)」、「疑(うたがい)」、「惑(まどい)」、「緩(ゆるみ)」、「怒(いかり)」、「焦(あせり)」。


 孔子「論語」より
吾れ十有五にして学に志す
三十にして立つ
四十にして惑わず
五十にして天命を知る
六十にして耳順う(したがう)
七十にして心の欲する所に従いて矩を踰えず(のりをこえず)


 関連・参考文献(サイト)↓↓
   播磨武蔵研究会「宮本武蔵」


  
宮本武蔵 剣と人―遺書『独行道』に秘められたその実像宮本武蔵 剣と人―遺書『独行道』に秘められたその実像価格:¥ 2,592(税込)発売日:2002-12
 


 関連・参考動画↓↓
 

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YouTube: 役所広司「独行道」




 掲載動画より
 「独行道」  作詩:杉山義法氏

   山に誓い 海に祈る
   熱き想い 胸を焦がす

   嘲り笑う 人はあれど
   ほかに道はなし

   誰が知ろう 大地を走る
   風の強さ 風の心を

   なんぞ恐れん 歩き続ける
   あゝ独行道

   胸を張れ 眉を上げよう
   闘いの日々

   夢半ばに 傷つこうと
   独り我は行かん


職人と単なる労働者とは異なる・・・本当の喜びと誇り・・・「職人学」を読んで

2014-05-17 23:42:26 | 鉄工所・職人・町工場
 本当の喜びと誇りを持って、好きで楽しみながら仕事をする職人たち。
 「職人学」(著者:小関智弘氏、出版社:講談社、出版日:2003/11/12)
 本書を読みました。
 「小さな工場の旋盤の前に立って、その目の高さで、世のなかを見据えて書くということを続けてきた。どんな工場をたずね歩いても、どんな人とお逢いしても、その目の高さだけは変えなかった。先生とか作家と呼ばれることもあったが、俺は旋盤工だとみずからを戒めてもきた。卑下してきたわけではない。むしろ、旋盤を使ってものづくりをする工(たくみ)であることを誇りに感じながら働き、書き続けてきた。…(中略)…鉄を削ることが好きだから続けられた。」(本書、著者によるあとがきより。)
 著者は高校卒業後、約50年間一貫して旋盤工として働き、途中「渡り職人」の様にして勤める職場・会社を転々と変えながら「場数を踏む」事による自身の持つ経験と、働きながらの取材から得た多くの知見が、本書をはじめ、旋盤工として働く傍ら作家としての執筆活動によって出された多くの著書に記されて有ります。元々が作家としての才能も持ち合わせていたのでしょうが、豊富な語彙と鋭い感性から表現力も豊かで、深い意味を含む各見出しから私は引き付けられ、共感してしまいます。
 世の中には数多くの職人の携わる仕事が在りますが、著者が旋盤工であった事もあって、本書では鉄工、及び町工場が中心となっています(他の職種も勿論取材されて取り上げています)。
私は旋盤工ではありませんが、同じく鉄工の分野で働いて来ました。私の場合は著者と違って大した腕や技能は持ち合わせてはいませんが、著者と同様に若い頃からただ純粋にその仕事が好きで続けて来ました。また、単なる労働者と異なり、職人のする仕事に携わる事が出来る事に誇りを感じて来ました。給料は二の次で、ただ単に仕事が好きで働いて来ました。納期までの日が浅い特急の仕事を間に合わせようとして遅くまで残業しても苦にならず、ろくな暖房も無い工場の中での冬の寒い中や夏のクーラーも無い暑い中で大量の汗をかきながらでも一向に苦に思わずに働いて来ました。その様にして働いていると、給料・稼ぎは勝手に後からついて来たものでした。
 現在、私は40代も半ばとなりました。鉄工の仕事の上で著者と同様に職場を数ヶ所渡り歩き、同じ所で続けて働き続けるよりは見識が広がっていると自負しています。しかしその後、訳有って暫く鉄工の仕事を離れ、現在は好きな鉄工の仕事に戻る事が出来ました。本書は此度再読したのですが、私自身にとっての原点に今一度戻り、本書を読む事によって基本を見つめ直し、職人としての心構えや姿勢・態度・考え方等を自分の中で点検し整理し直す事に努めました。
 最近は機械化が進んで、たくみを意味する機械工では無く「機械要員」が増え、回転寿司店で働くのは寿司職人では無く「単なる店番」、家を建てるのが大工職人では無く機械加工された材料を組み立てるだけの「下働き」となってしまっていると言います。
 「職人とは、ものを作る手だてを考え、そのための道具を工夫する人である。」。タカを括らずに「広い間口から入っても、その奥ゆきを極めようと努力する人たちだけが職人」と言います。「現合」(現物合わせ)で良い「一品物」では無く、「数物」(量産品)においては誤差やばらつきが限りなくゼロに近い無個性な品物が要求されますが、その場合においても、仕掛かり・段取り、治具・道具の工夫、加工手順等においての「プロセスで個性を発揮」する事が大事だと言います。
 また、図面を見て「全体を見て、手順をイメージ」する事が出来ることが大事で、「イメージできないから見積りをふっかけ(高い値段に見積もり)」、そして「イメージできない人は、結局できません」と言います。特に、数物では無い「一品料理」であるその時限りの「一品物」にはマニュアルや教科書は無く、そのプロセスを考えてイメージする能力が重要であると言います。「段取り八分」の言葉通り、段取りまででその品物の完成度がほぼ決まってしまう事ともなります。その様に図面をもらってからのイメージに始まって品物を完成させるまでは職人はその仕事において主人公であり、その一連の一貫した作業を通して行う事が一人前であると言います。
 与えられた機械をただ受け身になって教えられた通りに使うのは、単なる労働者で機械の奴隷であると言います。考え工夫して「邪道」や「我流」を極めれば、それがやがて「正道」になると言います。一例として、大きな工場でのNC機械を数台掛け持ちした機械要員が、効率重視で時間に追われる中で走り回されている姿は「作らされているにすぎない」と言っています。
 ところで、ステンレスが固いと言うイメージの「神話」が一般的には持たれていると思います。しかし、ステンレスは「加工硬化性」が強い為に、旋盤やボール盤等において送りが細かいと削る端から切削熱で固くなってしまうので、送りを荒くして深く切り込めば、切削熱で焼けていない柔らかい部分を削る事が出来て切削が容易になると言います。理屈では無く、現場で働きながら学んで「場数を踏む」事が、その様な事に気付いたり理解を深める事になると言います。そして「恥をかきながら技能を獲得する」事が、真剣に働きながら本当に学ぶと言う事と言います。
 現在では超硬チップが使い捨てにされ、自分でバイトを火造りしたり研ぐことも出来ない旋盤工が増えていると言います。その超硬バイトは先端では無くナタの刃の両脇で木を割る様に削っており、刃先を殺す事で刃もちが良いと言います。
 「ものを見る目を養う」事が必要だと説き、また感受性を豊かにして鉄などの素材と親しくなる事が大事だと言います。感受性豊かな著者は、「鉄が匂う、鉄が泣く」、「指先で百分の一ミリを感知」、「湯面を見る」、「金属を舐める」、「機械にニンベンをつけろ」等と題して説きます。


 
職人学職人学価格:¥ 1,728(税込)発売日:2003-11-13



 関連動画↓↓
 

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YouTube: OTAKARA発見隊 vol.26 『元旋盤工・作家 小関智弘さん』


 


儲けよりも誇り・意地を大事にし、名を売らず謙虚に「清貧」を貫く職人たち・・・「職人」を読んで

2014-05-17 18:09:22 | 鉄工所・職人・町工場
 威勢の良い、粋な姿・言葉を表現する職人たち。自分の名を売ろうとせず、目立とうとせず謙虚に、小さな町工場や工房、商店等で働き「清貧」を表す職人たち。利益・儲けよりも、誇り・意地・遣り甲斐を優先し大事にする職人たち。目利きを持ち、物事の真偽や人の才能や能力を見分けて育てる力を持つ職人たち。
 「職人」(著者:永六輔氏、出版社:岩波書店、出版日:1996/10/21)
 本書を読みました。
 本書は、著者自身が以前にある雑誌に連載していた「無名人語録」の中から、職人たちの言葉の数々を再び取り上げて編集しまとめたものが中心となっています。その江戸言葉等で語られる職人たちの言葉や、怒ったり叱ったりする職人たちの言葉に触れるだけでも、その活気や意気の盛んな様子が伝わって来て、私自身がその元気をもらっている様に感じます。
 「職人」と「作家」との違い。また同様に、「芸人」と「芸術家」との違い。消費税が導入される前までは、「職人」の作るモノには物品税が掛けられていた様で、反対に「作家」の作るモノには物品税は掛けられなかったとの事。また、一つの名も無き地方の田舎で作られた小さな「雑器」が、都会の有名な「工芸館」に暫く飾られるだけで、世間の見る目が変わってしまうとの事。その様に日本では、法律や世間体等によって、職人が生きにくい様な状態に陥らされています。
 職人(や芸人)の世界は徒弟制度であるのだが、最近は労働基準法がそれを認めていないせいもあって、本来は弟子が親方に月謝を払うべきところを、修行中の弟子にも月給を払わなければならないとの事。
 最近はテレビ等でもよく職人が人前に出演してその腕前を披露している番組が有りますが、しかし著者はその様にテレビ等に出て名を売ったり目立ったりする事は、「粋」では無く「野暮」だと言います。
 「粋」は「いき」でもあり「すい」でもあります。腕の良さ、技能の良さだけでは無く、その「粋(いき)」な姿・言葉と同時に、「粋(すい)」な心、純粋な心を持って働く事からの、単なる労働者とは異なった職人の素晴らしさが有る様に思います。
 江戸時代においての江戸や上方等では、職人たちは大事にされたとの事。その名残として、紺屋町・鍛冶屋町・大工町等が現在も地名として残っているとの事。名古屋の徳川美術館には職人衆を優遇する伝統が残っており、職人は入館無料との事。
 本来は旅芸人である落語家の噺である落語の主人公は、大抵が職人たちとの事。
 著者は、「職人というのは職業じゃなくて、『生き方』(及び考え方)」と言います。そして、「『人間国宝』と書いてあると、それだけで良く見えちゃうっていうの、あるじゃないですか。…(中略)…。むずかしいけれど、自分自身の基準をもたなくちゃね。他人があまり評価しないものをいいなと思っちゃう場合もあるし、だれもが認めているものを、なんでこれがいいの?ということもあるでしょう。そのとき、自分のほうを大事にする。自分の目に自信を持つ。ときには失敗しますけど、その失敗が月謝になるんです。……(後略)。」。
 本書に在る「職人語録」の内の、私の共感する一例の言葉を次に記します。
 「ウチナーの人間は、その日が楽しければいいの。明日はもっと楽しくしようとは思わないのさ。だからヤマトの仕事は合わないの。余計に儲けなくたっていいんだ。向上心がないのとはちがうのさ。欲がないだけのことさ。」(沖縄でゆっくりと仕事をする、ある大工さんの言葉。)
 「人間、ヒマになると悪口を言うようになります。悪口を言わない程度の忙しさは大事です。」
 「職業に貴賤はないと思うけど、生き方には貴賤がありますねェ」
 「人間、<出世したか><しないか>ではありません。<いやしいか><いやしくないか>ですね。」
 「残らない職人の仕事ってものもあるんですよ。えェ、私の仕事は一つも残ってません。着物のしみ抜きをやってます。着物のしみをきれいに抜いて、仕事の跡が残らないようにしなきゃ、私の仕事になりません。」・・・政治家等が自分の名・業績を残す為に、名声を得る為に、あえて無駄な大事業を起こしたり自分の銅像を建てる事とは正反対に、陰徳を行なう様に名を出さず密かに善い仕事を行なっている職人の言葉
 「怒ってなきゃダメだよ、年寄りは。」
 「昔は伜(せがれ)に他人の飯を食わせるということをやったもんです。職人や芸人なんか、とくにそうやって修業したもんです。ところがマイホーム主義なんていうようになって、親の手元で修業する例が増えています。つまり、修業が甘くなっているんです。」
 「褒められたい、認められたい、そう思い始めたら、仕事がどこか嘘になります。」・・・この言葉と同様に、今の世の中、人の為だとか世の為だとか言って行われている事は、とかく「偽善」である事が多い様に私は思います。
 「職人が愛されるっていうんならいいですよ。でも、職人が尊敬されるようになっちゃァ、オシマイですね。」(役人等のお上の決める黄綬褒章等についての言葉。)
 「批評家が偉そうに良し悪しを言いますけど、あれは良し悪しじゃなくて、単なる好き嫌いを言っているだけです。」
 「職人の仕事そのものが名前だと思うんですけどねェ。名前だけをありがたがる人がいるのも、困ったもんですよ。」
 「名声とか金は、歩いた後からついてくるものだった。名声と金が欲しくて歩いている奴が増えてますねェ。」
 「自分の評判なんて気にするんじゃない!気にしたからって、何の得もない。」


 
職人 (岩波新書)職人 (岩波新書)価格:¥ 778(税込)発売日:1996-10-21



「美味しんぼ」は警告、及び暴露する(1)・・・放射性物質による内部被曝

2014-05-13 00:24:43 | 災害・地震・戦争
 小学館「ビッグコミックスピリッツ」に連載中の漫画「美味しんぼ」が、福島原発爆発後の地元の放射線汚染と被曝瓦礫のばらまきについての、放射性物質による内部被曝の「警告」と、お上の隠蔽の「暴露」を行なっています。
 表面には現時点では現われていない事実では無い事も、内面においては事実である可能性が高い様に思います。
 2014年5月12日付・YouTube・FNNローカルTime(岩手・宮城・福島)「『美味しんぼ』問題 前双葉町長『政府などの対応に問題』(福島)」より、「物議を醸している漫画『美味しんぼ』。12日に発売された最新号で、井戸川 克隆前双葉町長は、『今の福島に住んではいけない』と話している。
 福島県は、出版元に申し入れを行い、菅官房長官もコメントするなど、波紋が広がってい?る。
 こうした反論や批判に対し、井戸川さんは「毎朝のように鼻血が出る」と、あらためて主?張し、これをきっかけに「鼻血」などの症状を隠してきた人が申し出るようになると訴え?た。
 また、問題があるのは、政府などのこれまでの対応と指摘した。
 井戸川前双葉町長は『予想外の反応ですね。というのは、これほどに国が否定に回ったっ?ていうことは、いかに自分たちがやってきたことが、世の中に批判されることをやってき?たかっていうことで、それの打ち消しに走ってますよね』、『なんでもなけりゃ、『たか?が漫画』で済んだんじゃないですか』と語った。
 出版元の小学館は、5月19日に発売する「ビッグコミックスピリッツ」に、県や有識者?の見解などに加えて、編集部の考えをまとめた特集記事を掲載するとしている。」。
 


 本ブログ過去の関連記事↓↓
   ・2012/11/28付:「瓦礫のばらまき・・・20~30年後に発症する、内部被曝によるガン」 
   ・2012/11/29付:「情報隠蔽による被曝被害の拡大・・・政府、東電、NHK、自治体、医学者の責任」 
   ・2013/04/16付:「911テロ、イラク侵攻、アフガニスタン侵攻の虚構・・・米国の自作自演、ビンラディン氏の2001年死亡、フセイン元大統領の生存」
   ・2013/05/11付:「『生命倫理』を無視した安易・強引な新出生前診断実施・・・福島原発爆発後の『内部被曝』による『新生児の先天異常』の懸念から」
   ・2013/06/21付:「福島県の子ども28人に『甲状腺がん』や『疑い』の診断(2013/6/5)」
   ・2013/10/07付:「権威・権力の広報として世論操作をするマスコミ・・・独立した『個人』の『反骨』が必要」
   ・2013/10/21付:「福島県産の食材が店頭や学校給食に・・・単なる風評被害か、それとも人体実験か」
   ・2013/11/04付:「旧ソ連の放射能汚染はチェルノブイリだけでは無い・・・ずさんな放射性廃棄物処理と『ウラル核惨事』」
   ・2013/11/09付:「福島の空間放射線量が急に下がった事に疑問」
   ・2014/05/04付:「矛盾・偽善・欲望の渦巻く現代においては『普通』と認められない『非常識』の方が却って正しい事が多い」


 参考動画↓↓
 

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YouTube: 「美味しんぼ」問題 前双葉町長「政府などの対応に問題」(福島14/05/12)


 

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YouTube: 「美味しんぼ」問題 県、出版元の小学館に申し入れ(福島14/05/12)


 

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YouTube: 「美味しんぼ」問題 震災がれき描写で大阪府と市が抗議文(岩手14/05/12)



 

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YouTube: 内部被曝の真実と尿検査「低線量被曝でも危険」児玉龍彦




欧米・イスラエルの傀儡・反政府勢力が化学兵器を使用している証拠・・・シリア内戦:とにかく反政府勢力が間違いで政府が正しい(10)

2014-05-12 01:54:01 | シリア2013~2018
 総タイトル:【シリア内戦:とにかく反政府勢力が間違いで政府が正しい(10)・・・欧米・イスラエルの傀儡・反政府勢力が化学兵器を使用している証拠】

 シリアンガールこと、シリア人のジャーナリスト・Mimi al-Laham氏が、イルミナティ・フリーメーソン・タルムーディックユダヤが背後にいる欧米・イスラエルの傀儡・反政府勢力が化学兵器を使用している証拠を紹介しています。
 シリア政府側の倒れた兵士には爆弾の衝撃等による外傷が無く、肺が焼かれたり、皮膚に水泡が出来たり、身体が黒くむくんでいたりと、びらん剤(マスタードガス)等の化学兵器による被害の特有の症状が表れています。
 シリアの化学兵器の廃棄を進める化学兵器禁止機関(OPCW)と国連が、反政府側へシリアから没収した化学兵器を横流ししているのではないかとも思えて来ます。


 本ブログ過去の関連記事↓↓
   ・2013/05/21 付:「シリア内戦においての反政府勢力にシリア国外29ヶ国からの過激派・・・背後にイルミナティ、シリアの反政府勢力が間違いでシリア政府が正しい(1)」

   ・2013/06/21付:「シリア内戦:とにかく反政府勢力が間違いで政府が正しい(5)・・・化学兵器使用は反政府勢力によるもの、マスコミに騙されない様に」
       ・・・等、「シリア内戦:とにかく反政府勢力が間違いで政府が正しい」(1)~(9)
   ・2014/03/30 付:「シリア破壊を行なうイスラエル・欧米のインテリジェンス機関」


 参考動画↓↓
 

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YouTube: Evidence: Rebel Chemical Attack on Syrian Soldiers


 

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YouTube: ? 証拠ビデオ:反政府勢力が政府軍兵に化学攻撃!? 20140429 #syrjp


 

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YouTube: Scores killed as explosion levels hotel, buildings in Aleppo






欧米の傀儡暫定政権が市民を無差別攻撃・・・ウクライナ情勢(8)

2014-05-12 00:46:36 | ロシア
 イルミナティ、フリーメーソン、タルムーディック・ユダヤが背後に存在する欧米・イスラエルの傀儡であるウクライナの暫定政権が、ウクライナ東部でロシア系住民が多いドネツク州のクラマトルスクの一般市民への無差別攻撃を行ない、多数の市民の死傷者が出ています。


 本ブログ過去の関連記事↓↓
   ・2014/02/23付:「毎度同じパターンで混乱させ破壊・収奪するイルミナティ・フリーメーソン・・・ウクライナ情勢(1)」
   ・2014/03/21付:「欧米による偽善の一端、『金融資本勢によるウクライナ資本強奪』・・・ウクライナ情勢(3)」
       ・・・等、「……ウクライナ情勢(1)~(7)」

 

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YouTube: ウクライナ内戦3 クラマトルスク市民を無差別攻撃 ロシアTV Ukrainian civil war 3 Indiscriminate attacks on Kramatorsk residents


 

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YouTube: ウクライナ内戦4 クラマトルスク市民に死傷者多数 ロシアTV Ukrainian civil war 4 Many civilian casualties in Kramatorsk






お上や体制側の創作した歴史とは正反対に庶民の側の歴史を明かし正史を覆した、「八」で ありサンカの血を引く八切氏・・・「サンカ生活体験記」を読んで

2014-05-11 21:51:33 | 歴史・伝統・文化
 総タイトル:【お上や体制側の創作した歴史とは正反対に庶民の側の歴史を明かし正史を覆した、「八」で ありサンカの血を引く八切氏・・・「サンカ生活体験記」を読んで】

 「もはや日本にては、本当の『史実』や『史伝』などと言うのは、後年に作られた当時の権威に迎合したものの他は何も残されてはいないのである。次々の時代に時の権力者におもねったものが、筆写されて更に書き変えられたものだけが、今度は活字本として出されている。」(本書より)。
 「サンカ生活体験記」(著者:八切止夫氏、出版社:作品社、出版日:2003/5/30)
 本書を読みました。
 「八切裏がえ史」「八切意外史」「野史辞典」お上や体制側の創作した歴史とは正反対に、八切説によって庶民の側の歴史を明かし、正史を覆した著者。グローバル化や統合、一極集中に抵抗・反抗する著者。著者は「八」の市章を持つ名古屋市の生まれで、著者自身が「八」であり「サンカ」の血を引いているものと私は思います。
 著者はサンカ小説を開拓した三角寛氏について、朝日新聞のサツ廻りの新聞記者で、研究の糸口から解明一切が警察情報であったので弾圧する側に在って、他にも官制団体に関係する等してお上の肩書きを持って威張って調査した体制側的研究であるとし、研究対象も神奈川県から関東地方だけであるとしており、著者は自身がその立場とは異なり仲間の一員の様な立場で、研究対象も「八」の本場である愛知県から三重県の東海地方であると言う。
 平氏はスメルと呼ばれたシュメールのスメラ山脈の並ぶアブダビ海(ペルシャ湾)沿岸のペルシアの首都スサより、シオン(エルサレム)を奉じ、日本へベーリング海流に乗って来た騎馬民族と、西南アジア経由で黒潮に乗って阿波の鳴門にやって来た「天」の付く古代海人族。漂着した八幡国群の平氏
 藤原氏祖先の唐を滅ぼした契丹源は元、平はペルシア、藤原は唐、橘は契丹。663年の白村江の敗戦で郭悰務将軍こと日本名・藤原鎌足が百済の進駐軍を率いて来た。
 庶民の純血日本人が進駐軍・弁髪人の混血児を産まされ、縄文日本原住民が従順な奴隷とされる前に、山海族の純日本人サンカたちは独立を保って山中へ逃げ隠れた。現在の日本人に在る奴隷根性の由来。
 サンカは絶対反権力反体制で、純日本人どうしの婚姻による純血種を保つ。サンカの反骨精神。束縛されず、自然の中で自由に、山の幸や川の幸に恵まれながら生活をしたサンカ。
 古代バビロニア語とサンカ言葉の類似
 桃(唐)から生まれた桃太郎が、サル(新羅系)、イヌ(高麗系)、キジ(百済系)を連れて隠忍と呼ばれた原住民討伐
 平将門や豊臣秀吉、徳川家康(元は世良田二郎三郎)はサンカで、地区の出。純血の強み
 「八」の出で古代海人族の血を引く八田信長(織田信長)と、同じく「八」の出の秀吉。八田氏(織田氏)の勝幡城
 忍びのアヤタチ(乱破)・ミスカシ(透破)・ツキサシ(突破)
 サンカの持つ双刃の短刀・ウメガイは秀吉の刀狩にも供出されず。掟のヤエガキ(八重書)とハタムラ。ハタは八幡で平氏(八つの赤系)と源氏(四つの白系)。「八」だけの純日本人の血を重んずるハタムラ。サンカの秘密厳守。一夫一婦の絶対
 居つかず天幕を張るセブリ生活を続けて戸籍を持たない自由人から、戸籍を作って束縛される様にシロバケ(素人化け)となってウメガイを戻す掟。
 箕つくり、笛つくり、笊つくり、簓つくり(竹細工)、茶筅つくり、茶杓つくり、釜(鍋)敷つくり、気込め(杓入れ)つくり、矢こぎ、ろうつくり、練子踏み(鋳掛屋)、簀子(すのこ)つくり、旅芸人(遊芸者:河原芝居、門付、猿回し、俵ころばし)。
 ヤモリ(山守)、イスケ(池番)、カモリ(川番人)、ノモリ(田畑番人)、ウキス(繋留船の番人)のイツモリ(五守)。
 製塩は塩尻・天尻と呼ばれ、西南渡来の<stro</strong>ng>古代海人族の限定職。
 律令国家以降、原住民は賤に落とされ、唐を滅ぼした契丹人も賤に落とされる。
 騎馬族系の蘇我氏、百済系の中大兄皇子。
 百済人の坂上田村麻呂が原日本人を東北にて追い込み、「根」である原日本人に蓋をしてしまおうと「根蓋」をする様に土を踏み固める「ねぶた祭り」
 坂東八ヶ国紀ノ川流域の菅原道真をはじめとする契丹人と原住民。
 ウメガイで十字に切って邪気を払い、死ぬことが天の神の許へ行く事であるので栄光であって悲しむ事では無いとする天神信仰


 関連文献↓↓
 Wikipedia「名古屋市」

 
 
サンカ生活体験記サンカ生活体験記価格:¥ 3,024(税込)発売日:2003-05



中央支配体制を嫌って山へ逃れた原日本人「山窩」・・・「三角寛サンカ選集・第一巻・山窩物語」を読んで

2014-05-11 15:25:18 | 歴史・伝統・文化
 渡来系では無く、元々が日本を在地とした先住民である「原日本人」を自認する山窩(サンカ)たち。その誇りを持って大和の中央政権支配体制やその後の藤原氏体制、仏教体制等を嫌って山中へ避け逃れた山窩たち……
 「三角寛サンカ選集・第一巻・山窩物語」(著者:三角寛氏、出版社:現代書館、出版日:2000/11/10)
 本書を読みました。
 著者は、朝日新聞に入社した大正15年(昭和元年、1926年)から、社会部記者(事件記者)として警視庁捜査課に張り付き、山窩の犯行を疑う事件の捜査等を取材した著者は山窩への関心を深めて山窩の研究に入り、山窩小説を開拓しました。
 大らかで自然の中に溶け込んで自然と調和し、ヤエガキやハタムラと言う厳しい掟が存在し、健全なサンカ社会を守る意義から早婚で処女と童貞の結婚と厳重な一夫一婦の掟が在って、それとは反対に戦後のアメリカナイズされて乱れて退廃的となった現代社会への啓蒙にもなるとの著者の思いから、その健全で清いサンカ社会を紹介する小説やノンフィクションを作家として、亡くなる昭和46年(1971年)まで世に送り出しました。
 山窩(サンカ)の犯行を疑う事件は生粋(はらこ)の山窩では無く、サンカ社会に紛れ込んで悪事を働くマガクレであった事。著者が世に山窩小説を出す以前は、普通人・一般人と異なってジプシーの様に定住せず体制からはみ出した生態からその様に誤解する風潮や傾向が有りました。
 マガクレは山窩の中に逃げ込んで、流れ者としてかくまわれる間に忍びの手を覚えて山窩の固い結束を悪用。また、山窩の瀬降(セブリ)に在る正面炉と自在鉤の存在が、マメツ(河原乞食)と全く異なる特徴。
 日本全国どこにでも山窩は現存し、中でも東京が最も多く、次が静岡、神奈川。上州、信州、千葉にも相当数が存在。また関東が最も多く、次が中国地方。東京の郊外の至る所に山窩が存在
 山窩は箕作り・竹細工・木地作り・茶筅削り・簓削り・笊師・鋳掛屋・猿回し蝮取り等の一芸一能を持つ。瀬降と言う天幕小屋とその入口の切炉(正面炉)と天人(テンジン)と言う自在鉤が山窩の特徴。また、山窩のシンボルであるウメガイと言う双刃(もろば)の山刀を持つ。優秀な出雲鉄の存在。山窩は自分たちをテンバ(転場者)と言い、一般人にとけ込む事をトケコミと言う。忍びの手
 入口に炉を切る正面切りの始まりは、山窩から出た彦根藩の隠密・伊賀万蔵の瀬降。伊賀の国見山をはじめ鈴鹿峠にかけて、物見の者が瀬降を張る。
 丹波の大ヤゾウ(総元締)である乱破道宗が、全瀬降に向けてハタムラを定める。出雲族と密接な関係。
 軽身の術(後の忍術)、「乱破」・「透破」・「突破」の三家。
 豊臣秀吉の父・木下弥右衛門は因幡の箕作りで、樹蔭(コノカゲ)を木下に変えた山窩の出。丹波で軽身・忍び等を修養した同じ流れの者が山窩の秀吉の戦に加わった。戦国時代に物見、国見、樹蔭等の瀬降の忍び筋の活躍。信長、秀吉、家康、信玄等は競って山窩の忍び筋を抱えて隠密刺客として使い野望を遂行。斎藤道三も山窩の出。秀吉は自分の箕作りの素性が暴露されるのを恐れ、それを隠す為にそれを知る者や丹波・丹後・因幡・伯耆等の山窩たちを抹消し滅ぼした。
 同族を滅ぼした裏切り者として豊臣家に反感を持っていた身殻別(箕作り)の一族を徳川家康が利用し、伊賀者・甲賀者を組織。
 鈴鹿と不破の関所の在った鈴鹿山脈は関西と関東を両断して軍事上重要であり、そこに物見山、国見山が存在。
 西行(サイギョウ)は武蔵言葉で、オオヤゾウのいる西の丹波への連絡密報を行ない、美濃紙に指令の暗号や記号をミョウバンで炙り出しを書いた白紙の紙を懐深く収めて持参。
 自然の理に適った座位分娩で産婦人科の医師が不要のサンカ社会。自然の薬草やヤキサゴ(焼石)、薬草・焼石を入れたヤキユの入浴・足浴、ユサバリ床の地面に落葉を集めて床上の表面を焼くユカヤキ保健衛生方
 仏教渡来以来の死を悲しむ思想と反対に、死を悲しんではならない慣習が在り、喜んで神とし、神は高い所、貴き魂とした。人は生を授かって生きているが、いずれは天に帰って行くと言う思想。榊と水を献じ、ウメガイを十字に切って邪気を払う。


山窩物語 (三角寛サンカ選集)山窩物語 (三角寛サンカ選集)価格:¥ 3,024(税込)発売日:2000-11



戦乱の下剋上の世に活躍した賤民の技能者たち・・・「鉢屋秀吉〈第1部〉陰の一族・〈第2部〉筋者の道」を読んで

2014-05-11 03:44:17 | 歴史・伝統・文化
 総タイトル:【戦乱の下剋上の世に活躍したの技能者たち・・・「鉢屋秀吉〈第1部〉陰の一族・〈第2部〉筋者の道」を読んで】

 「弥勒下生の世」の到来を待ち望むたち。終末期にイエス・キリストの再降臨を待ち望む現在と同様に……
 「鉢屋秀吉〈第1部〉陰の一族・〈第2部〉筋者の道」(著者:黒須紀一郎氏、出版社:作品社、出版日:2001/6/20・2001/10/20)
 本書を読みました。
 中央から離れて流された者が多く移り住んだ関東の地に、虐げられていた武士が最初に建てた鎌倉幕府。その後の南北朝の動乱以降の、戦国時代における戦乱の下剋上の世に活躍したの技能者たち。そのの裏の活躍によって、日本の方向付けが成されたと言っても良いと思います。
 本書は教科書的歴史に対する多くの「裏日本史」的な存在のものを参考文献として用いている為に、より史実に近いものと私は思います。特に、に関して表の歴史はタブー視している為に、そのに関して理解されないどころか却って誤解を招いてしまっているのではないかと思います。しかし、は下層であるが故に社会の底辺・ベース・根幹を握っており、特に戦乱の世に在ってはその、及びその出自の者によって左右された様に思います。本書には、そのの歴史、秀吉がの出で、その秀吉に多くのが協力して秀吉を出世させた事が在ります。
 以下、本書の内容からの一部要約。
 7世紀の日本の人口は約540万人、その内に渡来人の占める割合が85%以上
 白村江の戦いで敗れた倭国は、済からの亡命貴族を多数受け入れ、近江に遷都した。この大津京は百済の亡命政権近江は渡来人の幽宮で、後に忍びの甲賀衆、石積みの穴太衆、近江商人、流通の堅田湖賊、坂本の馬借等
 流民・浮浪人達は、医薬師、鍛冶師、木地師、杣師、遊芸人等の技能者として飢えを凌ぐ
 672年の壬申の乱を経ての中央集権国家成立で、倭国が日本に。天皇・貴族・僧侶と、税を収奪される農民、そして国の体制からはみ出した浮浪人の3種類の人達の誕生。酷税と労役から逃れて山野に隠れ住む者達が多数出た。
 古代政界の大立者・藤原不比等と浮浪人の棟梁・役小角との戦いの結果、「山の民」は敗れて畿内の行場・仕事場を追われて、比叡山西麓山地・愛宕郡小野郷の八瀬、琵琶湖東の山岳地帯・小椋郷、伯耆大山、出雲、信州・八ヶ岳等に移り住む。採薬、採鉱、猟、箕作り、竹細工等。役小角(役行者)は修験道・山伏の開祖
 伯耆の行者兵法集団の棟梁・飯母呂石念の登場。飯母呂衆は行者忍術を用いて、生活の糧を得る為に各地の戦乱に加担。生きる術。
 藤原氏全盛時、朝家・公家・寺家の栄耀栄華とは対照的な、庶民の哀れな生活。藤原道長と山上憶良の詩。
 939年、平将門と藤原純友の天慶の乱。東の山人と瀬戸内の海人による藤原打倒。遠祖・役小角からの藤原氏に対する積年の恨みを持ち、「弥勒下生の世」の到来を待望する飯母呂衆の参加。坂東八ヶ国(常陸・下野・上野・上総・下総・安房・相模・武蔵)と伊豆の関東一円の新皇・将門
 追われ山中に隠れ住む飯母呂衆の糊口を凌ぐ為の野盗化に対し、空也托鉢での生計を立てる事を教える。鉢屋、八の者、茶筅、と「異形の一族」として蔑まれて呼ばれる。又、盗賊の手口を知り抜く鉢屋衆を検非違使の末端としての採用にも努めた。
 漂泊の技能者、歩き筋。鍛冶師、木地師、杣師、穴太衆、番匠(大工)、鋳物師、播磨衆(土木工事)、馬借・車借(輸送)絵師、薬師等
 空也の流れを引き継ぐ、鎌倉期の一遍の起こした時宗の信者・阿弥衆には鉢屋衆も流れる。能の観阿弥・世阿弥、田楽の増阿弥、庭師の善阿弥、連歌の良阿、僧侶・遣明船の正使の祖阿、香・茶の千阿弥(千利休の祖父)、立花の立阿弥等、優れた芸の者達。室町時代以降で将軍に近侍して雑務や芸能に当たった阿弥衆は同朋衆とも。
 役小角を始祖とする賎の民、遊行僧、乱破・透破・突破の忍び、「歩き筋」の技能者・芸能者。その内の飯母呂衆が鉢屋、阿弥衆となって、弥勒下生の世を求めながら戦乱の中を生き抜く。
 中世の頃、表向きは鉄砲や硝石、異国の珍品等による商売とキリスト教布教を目的に世界を廻ったポルトガルとイスパニア(スペイン)の裏の目的である「奴隷狩り」。江戸時代の鎖国以前まで日本人の奴隷が輸出される中、奴隷を売り飛ばし民から搾り取る公家や大寺社の坊主や神官がその犠牲者とされる事を願う弥勒下生の世を待ち望む賎民たち。
 世人が「尾張のうつけ者」と嘲笑する織田信長は、平氏の血筋で渡来・遊牧騎馬民族の「渡り」の血で同族。既成勢力、仏教の権威・覇権主義に憎悪を抱いていた信長は、酒色に溺れ腐りきった比叡山の焼き討ち。石仏を破壊して城の石垣に使用。朝廷、貴族、寺社の既得権益を廃した楽市・楽座
 秀吉の母・仲(後の大政所)美濃の鍛冶師・関兼貞の娘。父は織田家の足軽(雑兵)の木下弥右衛門でその亡き後の仲の再婚相手は同朋衆・竹阿弥。しかし弥右衛門も継父で秀吉の父母は定かで無く、野合の子で幼名も無き「怪しの民」の子(賎民の子)とする中世~江戸初期の史書有り。鉢屋阿弥衆の歩き筋の出の秀吉。歩き筋への優遇で賎民・阿弥衆の安穏の地となった長浜。秀吉に「弥勒下生の世」の到来の可能性の希望を抱く歩き筋の者たちが、同族の繋がりから各地の歩き筋のカスミが秀吉の出世を協力
 斎藤道山は丹波の探り筋(忍び)の同族で、一介の貧しい油売りから美濃を乗っ取る。 大名である武家も、野伏・山伏の卑賤の出
 忍びによる「裏の戦」。諜報、攪乱、奇襲。修験、出家、虚無僧、振り売り(行商人)、放下(遊芸人)、猿楽(歌舞芸)、傀儡師の歩き筋で諸国を廻る。忍びの事を甲斐では三ツ者、出雲では鉢屋、尾張ではひき猿。
 美濃の茜屋・鉱山師で歩き筋の血筋の出の竹中半兵衛(重治)は、杣師や鍛冶師と深い繋がり。
 長年の京の都の生活で足利尊氏の坂東武者の様から変貌し、権謀術数を身に付けて公家化した室町幕府将軍・足利家の、最後の将軍・足利義昭
 平将門の乱の後逃れた出雲鉢屋を重用した山中家
 薬師・目薬屋の血筋・黒田官兵衛(孝高)は北近江・賤ヶ岳山麓の黒田村の出で、その前は近江小椋の里で同族の歩き筋
 裏切りや密会を好み、諜略・策謀・計略を得意とした明智光秀
 藤原公卿の策謀の血を色濃く持った近衛前久
 徳川家康は、建武の乱で滅んだ上州新田氏の支流・江田氏の後裔流浪の身・阿弥衆となった父と簓者(念仏を唱えて歩く遊行者)との子国松で、後に両親と別れて母方の祖母の簓者に育てられ、その後に人商いに騙されて売られた同じ歩き筋の願人坊主にこき使われ、それと別れた後に世良田二郎三郎と名乗った。人質となっていた松平元康の嫡男・竹千代を誘拐し、元康亡き後にその家臣がその死を隠蔽する為に、その子を連れて乗り込んで来た二郎三郎を松平元康(後の徳川家康)の替え玉とした。因みに新田氏の支流には、江田氏の他に世良田氏、得川氏。
 観阿弥の母が姉妹の楠木正成は、ゲリラ戦を得意とした忍びの出。建武からの乱世の中、寺社・武家、百姓、の差別を無くす。
 藤堂高虎は近江の忍び筋の出で、穴太衆とも関わり。
 秀吉の原点・八瀬の抹消と千利休切腹は、秀吉の素性を消す為なのか。
 徳川家康は、同族の秀吉の母・大政所(仲)の後継者で秀吉の正室・北政所(お寧)を守る。関ヶ原の戦いでの家康派と秀吉の側室・淀派との対立。


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