狷介不羈の寄留者TNの日々、沈思黙考

多くの失敗と後悔から得た考え方・捉え方・共感を持つ私が、独り静かに黙想、祈り、悔い改め、常識に囚われず根拠を問う。

刊行70周年オーウェルの小説「1984」に見るEUの未来:偽善のグローバリズムは「世界共産化“666”」/EU future which can watch in Orwell 70th "1984"

2019-10-29 01:51:17 | 国際時事 2012~
 ※ 本記事において幾つかの文献と画像を引用する事によって構成しておりますが、本記事により当方は収入を一切受け取っておりません。
 ※ I have made composition by borrowing some references and pictures in this article, but I don't receive the income at all by this article.

 刊行70周年ジョージ・オーウェルの小説「1984」に見るEUの未来
  「グローバリズム」は偽善の平和・偽善の平等の「世界共産化“666”」
  EU future which can watch in George Orwell 70th "Nineteen Eighty Four(1984)"







 「Nineteen Eighty Four(1984)」


「Animal Farm」

 出典:amazon(画像クリックでリンク先へ)
 

 
YouTube: "Wie bei George Orwell" - YouTuber wenig begeistert über Seminar der EU-Kommission
 「ジョージ・オーウェルのように」-ユーチューバーは欧州委員会のセミナーについて少し興奮している
 2019/05/27
 
YouTube: 70 Years Since 1984: Has Orwellian Surveillance Horror Come True? (Edward Snowden+Julian Assange)
 2019/06/08
 
 



 新約聖書・ヨハネの黙示録13章1~18節
  また私は見た。海から一匹の獣が上って来た。これには十本の角と七つの頭とがあった。その角には十の冠があり、その頭には神をけがす名があった。
  私の見たその獣は、ひょうに似ており、足は熊の足のようで、口はししの口のようであった。竜はこの獣に、自分の力と位と大きな権威とを与えた。
  その頭のうちの一つは打ち殺されたかと思われたが、その致命的な傷も直ってしまった。そこで、全地は驚いて、その獣に従い、
  そして、竜を拝んだ。獣に権威を与えたのが竜だからである。また彼らは獣をも拝んで、「だれがこの獣に比べられよう。だれがこれと戦うことができよう。」と言った。
  この獣は、傲慢なことを言い、けがしごとを言う口を与えられ、四十二か月間活動する権威を与えられた。
  そこで、彼はその口を開いて、神に対するけがしごとを言い始めた。すなわち、神の御名と、その幕屋、すなわち、天に住む者たちをののしった。
  彼はまた聖徒たちに戦いをいどんで打ち勝つことが許され、また、あらゆる部族、民族、国語、国民を支配する権威を与えられた。
  地に住む者で、ほふられた小羊のいのちの書に、世の初めからその名の書きしるされていない者はみな、彼を拝むようになる。
  耳のある者は聞きなさい。
  とりこになるべき者は、とりこにされて行く。剣で殺す者は、自分も剣で殺されなければならない。ここに聖徒の忍耐と信仰がある。
   また、私は見た。もう一匹の獣が地から上って来た。それには小羊のような二本の角があり、竜のようにものを言った。
  この獣は、最初の獣が持っているすべての権威をその獣の前で働かせた。また、地と地に住む人々に、致命的な傷の直った最初の獣を拝ませた。
  また、人々の前で、火を天から地に降らせるような大きなしるしを行なった。
  また、あの獣の前で行なうことを許されたしるしをもって地上に住む人々を惑わし、剣の傷を受けながらもなお生き返ったあの獣の像を造るように、地上に住む人々に命じた。
  それから、その獣の像に息を吹き込んで、獣の像がもの言うことさえもできるようにし、また、その獣の像を拝まない者をみな殺させた。
  また、小さい者にも、大きい者にも、富んでいる者にも、貧しい者にも、自由人にも、奴隷にも、すべての人々にその右の手かその額かに、刻印を受けさせた。
  また、その刻印、すなわち、あの獣の名、またはその名の数字を持っている者以外は、だれも、買うことも、売ることもできないようにした。
  ここに知恵がある。思慮ある者はその獣の数字を数えなさい。その数字は人間をさしているからである。その数字は六百六十六である。
 
 The New Testament・The Revelation of John 13:1~18
  Then I stood on the sand of the sea. I saw a beast coming up out of the sea, having ten horns and seven heads. On his horns were ten crowns, and on his heads, blasphemous names.
  The beast which I saw was like a leopard, and his feet were like those of a bear, and his mouth like the mouth of a lion. The dragon gave him his power, his throne, and great authority.
  One of his heads looked like it had been wounded fatally. His fatal wound was healed, and the whole earth marveled at the beast.
  They worshiped the dragon because he gave his authority to the beast; and they worshiped the beast, saying, “Who is like the beast? Who is able to make war with him?”
  A mouth speaking great things and blasphemy was given to him. Authority to make war for forty-two months was given to him.
  He opened his mouth for blasphemy against God, to blaspheme his name, his dwelling, and those who dwell in heaven.
  It was given to him to make war with the saints and to overcome them. Authority over every tribe, people, language, and nation was given to him.
  All who dwell on the earth will worship him, everyone whose name has not been written from the foundation of the world in the book of life of the Lamb who has been killed.
  If anyone has an ear, let him hear.
  If anyone is to go into captivity, he will go into captivity. If anyone is to be killed with the sword, he must be killed. Here is the endurance and the faith of the saints.
   I saw another beast coming up out of the earth. He had two horns like a lamb and it spoke like a dragon.
  He exercises all the authority of the first beast in his presence. He makes the earth and those who dwell in it to worship the first beast, whose fatal wound was healed.
  He performs great signs, even making fire come down out of the sky to the earth in the sight of people.
  He deceives my own people who dwell on the earth because of the signs he was granted to do in front of the beast, saying to those who dwell on the earth that they should make an image to the beast who had the sword wound and lived.
  It was given to him to give breath to the image of the beast, that the image of the beast should both speak, and cause as many as wouldn’t worship the image of the beast to be killed.
  He causes all, the small and the great, the rich and the poor, and the free and the slave, to be given marks on their right hands or on their foreheads;
  and that no one would be able to buy or to sell unless he has that mark, which is the name of the beast or the number of his name.
  Here is wisdom. He who has understanding, let him calculate the number of the beast, for it is the number of a man. His number is six hundred sixty-six.

 





 出典:amazon(画像クリックにてリンク先へ)


 出典:Emblems for BattleField


 出典:2019/7/18付・thatbppfyop.com「666: MONEY, POWER/POLITICS, and INFLUENCE part I」

 本年は、イギリスの作家ジョージ・オーウェルが著した小説「1984」が刊行されてから、丁度70周年となる。
 その「1984」の他、オーウェルが著した小説には「動物農場」も有る。
 それら二つの小説は、旧・ソビエト連邦をモチーフとした内容となっている。

 そのかつてのソ連は共産主義体制の下、一般大衆には配給制の生活物資、無料の医療等の福祉制度が施され、大衆は「みんな同じ」様に平等な扱いを受けた。その一方で、独裁政権、全体主義、管理社会、監視、密告、粛清、弾圧、言論封鎖等が行われた。

 現在の支那(中国)の共産主義体制にも見られる通り、共産党に属さない一般大衆は貧困状態に置かれ、学業もまともに受けられない状況が存在する。共産党員のエリートのみが出世する事が出来、それ以外の多くの一般大衆は共産党員に虐げられ、困窮、貧困の中に在る。例え能力があろうとも、共産党員ではない場合、抑えられ個性、アイデンティティを持つ事が許されない。一般大衆は、「みんな同じ」にされている。
 支那では、かつて共産党による「文化大革命」や「天安門事件」、そして現在ではウイグルやチベットの少数民族への弾圧、ムスリムやクリスチャンの排除が行われている。

 かつてのソ連でもロシア正教会が弾圧を受け、多くのキリスト教会が破壊された。次々とイコンが取り除かれ、十字架が倒されていった。

 ユダヤ人でイルミナティ・フリーメーソンのカール・マルクスが提唱した共産主義はユダヤのイデオロギーであり、ソ連を成立させる為に行われた「ロシア革命」はそのユダヤによって行われた。そして、ユダヤ人レーニンを初代最高指導者とするソ連の最初の政府の90%が、ユダヤ人で占められていた。

 
 
 出典:Wikipedia「Karl Marx」

 そして、そのソ連からは現在の偽イスラエルに多くのアシュケナジー・ユダヤ人が移り住んだ。現「偽」イスラエルでは、ロシア語を使う方が便利であるとも言われる程となっている。そして、現「偽」イスラエル占領国を建てる根拠として、旧ナチス・ドイツによってユダヤ人「ホロコースト」が行われたとする「嘘」を、ユダヤ国家であるソ連は支援した。

 今から約2,000年前、最高法院「サンヘドリン」の陰謀によって煽動された当時のユダヤの一般大衆の群衆が、イエス・キリストを「十字架につけろ。」(新約聖書・マタイの福音書27章22~23節)と叫び続け、そして「その人の血は、私たちや子どもたちの上にかかってもいい。」(マタイの福音書27章25節)と叫んだ通り、イエス様を虐殺したその「血」の報復が、後にユダヤ人達が世界中で差別され流浪の民となる等の困難な運命を負う事となっている。
 また、イエス様が十字架上で昇天される直前に預言した通り、紀元70年に第二神殿がローマ帝国によって破壊された事も含め、ユダヤ、特にイルミナティの頂点に君臨する「サンヘドリン」は、この2,000年間、イエス様を憎み、忌み、嫌って来たのである。その事は、前述のソ連に於けるロシア正教弾圧にも表れている。

 イエス様が在世時、ユダヤの国はローマ帝国に属した。そのローマ帝国は「パクス・ロマーナ」と呼ばれ、その支配地域がその当時、如何に平和であったかを物語っている。
 現在の欧州連合(EU)は、そのかつてのローマ帝国の繁栄を理想に掲げて出発したものである。EU内では、馴れ合い、迎合し、媚びへつらいながら、表面的な平和や平等を演出して来た。各国の主権や主張は禁止され、批判する者には懲罰が与えられて来た。ドイツをはじめEU加盟国には、「ホロコースト否定禁止」という法律が在る程に、「センサーシップ」、「ポリティカル・コレクトネス」、「言論弾圧」が強烈を極めている。

 かつてのローマ帝国は、内部の堕落、退廃、腐敗によって滅んだ。「パンとサーカス」が叫ばれ、生活保護や年金、医療・介護等の社会保障や娯楽、レジャー、スポーツ等がばら撒かれ、規範や規律は緩み、大衆の精神は劣化し、愚民化は一層進む事となった。
 現在のグローバリズムでも、同性愛や同性婚、LGBTQ、フェミニズム、ジェンダーフリー、男女平等、女性の社会進出、保育園増設、教育無償化、主流メディア(MSM)マスコミの3S政策(スポーツ・セックス・スクリーン)等が行われている。EUは、グローバリズムの政策となっている。

 かつてのソ連が、「悪魔カルト」のユダヤ・イルミナティ・フリーメーソンであるディープ・ステートの「世界統一政府」計画に向けた「実験」である事と同様に、現在のEUもその世界政府への「ステップ」となっている。ソ連、EU、世界政府は同じであり、グローバル化という名の「世界共産化」である。

 「グローバリズム」とは、偽善の平和、偽善の平等である。一部の支配階級によってその他の大衆は「平準化」されて個性を奪われ、「みんな同じ」として最下層、底辺に置かれる。
 先に掲げた聖句の中の「獣の数字『666』」については、日本に於いても「マイナンバー」が既に存在している。その他、インターネット、スマートフォン、バーコード、マイクロチップ、ブレイン・チップ、AI(人工知能)等と、「666」は進められている。

 オーウェルは当時、ソ連の現状を憂えると共に、未来にもその姿を予見していたのではないだろうか。
 オーウェルの著した「1984」と「動物農場」は、EUの未来を表している。
 
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  ・2019/05/11付:「トランプ支持の保守中道右派ジョーンズ氏Infowarsが何故パージされたか?(2/2)/Why was Allex Jones Infowars who stand by Trump purged ?」
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  ・2019/09/05付:『ノートルダム大聖堂火災と911のリンク?、イルミナティ乗っ取り?崩壊?、ETガーゴイルに見る「宗教組織」とは?/Notre-Dame:911?, Illuminati?, ET religious?』  
  ・2019/10/28付:『「調和」を掲げてEU離脱!:イギリスのボリス・ジョンソン首相/Brexit by “Harmony” !, UK PM Boris Johnson』
  ・2019/10/28付:『「イギリスを取り戻す!」ジョンソン政権ブレグジットまで「あと一歩!」:「マネー第一」でEUの奴隷で良いのか?/Taking back UK !, A little before Brexit !』
  ・2019/10/28付:「ファラージ氏率いるブレグジット党はジョンソン英政権を後押し/Euro-MP Farage leader & Brexit Party support the Johnson Government」
  ・2019/10/28付:「ブレグジットが間近に迫る!、イギリスからイルミナティのネフィリム王室が脱出!?/Near Brexit !, Does Illuminati Royal Family escape from UK ?」
  ・2019/10/29付:「“No, 666 !”:欧州議会選でEU否定派が勝利、イルミナティ・グローバリズムは増々崩壊へ、世界統一政府の雛形EUSSR / Denial party won, EU is collapsing」
 

「シンプルを極めると、ピュアになる」/"Jiro Dreams of Sushi"~When simplicity is polished up extreme, it becomes pure

2019-10-29 01:15:01 | エッセイ・コラム
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 「二郎は鮨の夢を見る」
   ~「シンプルを極めると、ピュアになる」
 "Jiro Dreams of Sushi"
  ~When simplicity is polished up extreme, it becomes pure



YouTube: Why Everyone Should Watch "Jiro Dreams of Sushi"!!!
 2018/04/25
 
YouTube: 二郎は鮨の夢を見る
 2013/08/25
 
YouTube: 【オバマ大統領来店済み】世界一美味い寿司を握る男 小野二郎 すきやばし次郎【Sushi/Sukiyabashi Jiro】
 2014/04/26

 「シンプルを極めると、ピュアになる」

 日々の生活、とかく忙しさによって、同じパターン、同じルーティンで、時間や空気に流されがちとなる。

 殆どの人々はその事に気付かず、時は過ぎていくばかりである。

 日々の生活の中で、立ち止まり、黙想し、熟考・熟慮する時を持つ。

 そうすれば、日々の単純な、簡素な、質素な、シンプルな生活の中に奥行きが深まっていく。

 本を読み、ものを考え、ものを書き、祈る。

 日々の「自分の務め」、信仰を深める事で、心の誠実さ、純真さが高まり、純粋に向かう。

 最近は禅が巷で流行りつつあるという。

 いじめが社会問題となる等、ストレスで人々の心は荒ぶ。

 心を静め、自分を観て、無になり、心をリセットする。

 
YouTube: Revival of Orthodoxy In Russia - Exhibition in Moscow
2018/02/21
 
YouTube: How to Give Yourself a Classical Education!!!
2018/05/02
 
YouTube: 2018 Reading List for a Traditionalist Nationalist Age!
2018/04/11
 
YouTube: Eucharist: The Cosmic Vision of Food and Gratitude
2018/05/08
 
 本ブログ過去の関連記事
  ・2017/07/22付:『「陰徳」により人からの評価・承認を得られずとも後の永遠と創造主の守護を得る・・・過去を想起し、自分を知り、現在・未来と運命・役割を考える』 
  ・2017/08/11付:『「カラスの恩返し?」、ペンギンの様に飛躍せず、天の孔雀ならぬ天の邪鬼な、酉年生まれの私・・・「けっして覗かないでください」と、大した才能も無く、日々物書き』
  ・2018/03/19付:「僕の先月の追記:I am“out-low”, servant, and no ability神様の恵みで益とされるPeople are made as good by the grace of God」
  ・2018/04/07付:『「占領への抵抗、読書の鎖」伝統・文化・歴史・民族・アイデンティティの継承と自由・解放の為の読書、教育の重要性―“Resistance to occupation, Chain of reading”』
  ・2018/04/08付:『「制裁への感謝」:ロシアGDP上昇、西側の制裁は逆効果、安定政権、準備高上昇 ― Thanks to Sanction, Opposite Effect by West』


“No, 666 !”:欧州議会選でEU否定派が勝利、イルミナティ・グローバリズムは増々崩壊へ、世界統一政府の雛形EUSSR / Denial party won, EU is collapsing

2019-10-29 01:00:25 | 国際時事 2012~
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 ※ SSR:Soviet Socialist Republic(ソビエト社会主義共和国)・・・ソビエト連邦を構成した共和国。
 出典:imgflip「EUSSR. GO BAN EURSELF」

 “No, 666 !”
   欧州議会選挙でEU否定派の勝利
    イルミナティ・グローバリズムEUは増々崩壊へ
     「世界統一政府」の雛形“EUSSR”
   EU denial party won, and EU is collapsing increasingly.


 刊行70周年ジョージ・オーウェル「1984」に見るEUの未来
  “No, EUSSR”




 出典:Wikipedia「Euroscepticism」
 

 出典:Wikipedia「File:Anti-EU.PNG」
 

 「Nineteen Eighty Four(1984)」
 

 

YouTube: Marine Le Pen Demands Macron’s RESIGNATION and New NATIONAL ELECTIONS!!!
 2019/05/28
 
YouTube: The New York Times FINALLY Admits: The World is Turning Nationalist Populist!!!
 2019/05/27
 
YouTube: France: Hundreds celebrate as Le Pen's 'National Rally' pips Macron's 'On the March'
 2019/05/27
  
YouTube: EU EARTHQUAKE!!! Dr. Steve Turley on the James Tulp Show
 2019/05/31

YouTube: A New Europe is Born: Nationalist Populists Smash Globalist Elites in EU Vote!!!
2019/05/27

YouTube: Nigel Farage on his Brexit Party's big win
2019/05/28
 
YouTube: Bardella (RN) : «L'Union européenne ne peut plus ignorer l'aspiration des peuples à la souveraineté»
バルデラ(RN):「欧州連合は、もはや主権に対する人々の願望を無視することはできません」
2019/05/26

YouTube: Marine Le Pen : «Un signal lancé par les Français à l'Union Européenne»
 マリーヌ・ル・ペン:「フランスが欧州連合に発信した信号」
 2019/05/26
 
YouTube: Italien: Lega-Partei siegt bei EU-Wahl - Salvini will Europa zu seinen Wurzeln zurückführen
 イタリア:レガ党(※=同盟)がEU選挙で勝利-サルヴィーニはヨーロッパをルーツに戻したい
 2019/05/27
 
YouTube: Européennes : recul des groupes traditionnels et progression des nationalistes
 ヨーロッパ人:伝統的なグループの衰退と民族主義者の進歩
2019/05/27
 
YouTube: Nationalist Right WINS in Poland and Hungary; Makes Gains in Germany!!!
2019/05/26
 
YouTube: Nationalist Right SURGES to STUNNING VICTORY in Belgium!!!
 2019/05/26
 
YouTube: CONSERVATIVES WIN GREECE!!!
2019/05/26
 
YouTube: Here's Why Denmark Election was a WIN for Nationalist Populists!!!
2019/06/06
 
YouTube: Pour Steve Bannon, le projet d'intégration européenne est mort
 スティーブ・バノンによると、欧州統合のプロジェクトは死んだ
 2019/05/27
 
YouTube: EU-Wahl: Rechts-Konservative legen trotz Skandalen zu
 EU選挙:スキャンダルにも関わらず保守系右派の政党が成長
 2019/05/28
 
YouTube: Ingraham: The globalists are rebuked again
 2019/05/28
 
YouTube: Brexit Party MEPs turn their backs during EU's anthem
 2019/07/02

 本年5月23日~26日、EU(欧州連合)加盟各国で、5年毎に行われる欧州議会議員選挙選挙が実施された。
 欧州議会では、1979年の第1回選挙以来40年間もの間、中道右派で最大会派の「欧州人民党(European People’s Party:EPP)」と第二会派で中道左派の「社会民主進歩連盟(Progressive Alliance of Socialists and Democrats; S&D)」の2大グループが合計で過半数を占めて来たが、今回の選挙で初めて過半数を割った。
 その2大グループに中道グループ、環境グループを加えた「親EU派」の一方である、「右派EU懐疑派」、「左派EU懐疑派」、「無所属」を併せたEU懐疑派は、3割に達した。

 少数のエスタブリッシュメント、オリガーキーに対する抗議運動として「イエロー・ベスト・デモ」が長く続けられているフランス。フリーメーソン体制の下で退廃したそのフランスには、「今ジャンヌ・ダルク」と呼ばれて救世主の様に「保守中道右派」の国民から称賛されている、国民連合(RN、旧・国民戦線(FN))のマリーヌ・ル・ペン党首は次の様に述べられた。

  フランス国民連合(RN)のマリーヌ・ル・ペン党首
   「(マクロンへ)国会を解散する以外に選択肢はない」
   「我々は国家主義者のグループとして欧州議会で最大の勢力になる」
   「必要に応じて他会派とも協力したい」


 国民連合(RN)とルペン党首は、左翼である主流メディア(MSM)から「極右」という「レッテル貼り」が行われる「印象操作」、「世論操作」を長年被って来られた。しかし実際のところは「保守中道右派」なのであり、その立ち位置からMSMマスコミを眺めると、如何にMSMマスコミが「極左」であるかが解るものである。「極左」であるMSMマスコミから見ると、保守中道右派は大分遠方に見えるのは当然である。

 そのMSMマスコミを牛耳っているのは、「ユダメーソン」である。その「ユダメーソン」は、かつて「ロシア革命」による「ソビエト連邦」を建てた。
 旧・ソ連ではロシア正教会が弾圧された事に見られる様に、「悪魔カルト」であるイルミナティ・フリーメーソンの「無神論」による支配、ユダヤのイデオロギー「共産主義」による支配が行われた。

 その旧・ソ連が今後に計画されている「世界統一政府」の雛形であり「実験国家」であった事と同様に、現在のEUもそのモデルであり実験、そしてその世界政府に向けての「ステップ」なのである。そして最終的には、その世界政府の中心を「エルサレム」に置こうとしているのである。

 本年は、ジョージ・オーウェルの小説「1984」が刊行されてから、丁度70周年である。そして、オーウェルが著した小説としては「動物農場」も在る。これらの二つの小説は、旧・ソ連をモチーフとした内容となっている。
 共産主義体制の下に在った旧ソ連では、一体、どの様な状況であったのか?。そして、現在のEUの未来は、その旧ソ連の体制に向かっているのではないのか?。

 「グローバリズム」では、「世界は一家、人類皆兄弟」のスローガンの下、表面的には世界中の国々、人々がみんな仲良しこよし、平和で平等なイメージがもたらされる事が宣伝されている。しかし、その宣伝は、「悪魔カルト」の仕業である事を念頭に置かなければならない。
 「悪魔カルト」の「ユダメーソン」は、凡そ良心を持ち合わせていない「サイコパス」である。自分の貪欲を満たす事しか考えていない。

 「グローバリズム」とは、「世界共産化」の事である。旧ソ連、また現在の支那(中国)の共産主義体制を思い浮かべれば解る事である。一部の少数の支配階級が頂点に君臨し、その他の一般大衆は底辺に隷属する事となる。一般大衆は抑え付けられて、その底辺に於いて「平準化」され、支配階級の管理の下、また互いの監視の下、互いの違いや格差が無い、個性の無い「みんな同じ」状態にされ、互いの争いを起こり難くして「平和」な状態とする。

 その様に、グローバリズムとは「偽善の平等」、「偽善の平和」がもたらされるのであり、「悪魔カルト」が使う左翼のMSMマスコミに騙されてはならないのである。

 その偽善を見破っている「右派EU懐疑派」、「左派EU懐疑派」のヨーロッパの人々による「ポピュリズム」が上昇を続ける。グローバリストのエリート、エスタブリッシュメントに対する抵抗、抗議の為のポピュリズムである。

 一方で、「悪魔カルト」のディープ・ステートは、MSMマスコミを使って「大衆迎合」という悪い意味でのポピュリズムを煽動している。その例が、イギリスに於ける「反ブレグジット」のデモである。英国に於いては、「ブレグジット推進」デモが支配階級に対する抵抗・抗議という意味のポピュリズムである事に対し、「ブレグジット反対」デモは支配階級に迎合するという意味のポピュリズムとなっている。

 
 



 新約聖書・マタイの福音書24章3~16節
   イエスがオリーブ山ですわっておられると、弟子たちが、ひそかにみもとに来て言った。「お話しください。いつ、そのようなことが起こるのでしょう。あなたの来られる時や世の終わりには、どんな前兆があるのでしょう。」
  そこで、イエスは彼らに答えて言われた。「人に惑わされないように気をつけなさい。
  わたしの名を名のる者が大ぜい現われ、『私こそキリストだ。』と言って、多くの人を惑わすでしょう。
  また、戦争のことや、戦争のうわさを聞くでしょうが、気をつけて、あわてないようにしなさい。これらは必ず起こることです。しかし、終わりが来たのではありません。
  民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、方々にききんと地震が起こります。
  しかし、そのようなことはみな、産みの苦しみの初めなのです。
  そのとき、人々は、あなたがたを苦しいめに会わせ、殺します。また、わたしの名のために、あなたがたはすべての国の人々に憎まれます。
  また、そのときは、人々が大ぜいつまずき、互いに裏切り、憎み合います。
  また、にせ預言者が多く起こって、多くの人々を惑わします。
  不法がはびこるので、多くの人たちの愛は冷たくなります。
  しかし、最後まで耐え忍ぶ者は救われます。
  この御国の福音は全世界に宣べ伝えられて、すべての国民にあかしされ、それから、終わりの日が来ます。
   それゆえ、預言者ダニエルによって語られたあの『荒らす憎むべき者』が、聖なる所に立つのを見たならば、(読者はよく読み取るように。)
  そのときは、ユダヤにいる人々は山へ逃げなさい。

 The New Testament・The Gospel of Matthew 24:3~16
   As he sat on the Mount of Olives, the disciples came to him privately, saying, “Tell us, when will these things be? What is the sign of your coming, and of the end of the age?”
  Jesus answered them, “Be careful that no one leads you astray.
  For many will come in my name, saying, ‘I am the Christ,’ and will lead many astray.
  You will hear of wars and rumors of wars. See that you aren’t troubled, for all this must happen, but the end is not yet.
  For nation will rise against nation, and kingdom against kingdom; and there will be famines, plagues, and earthquakes in various places.
  But all these things are the beginning of birth pains.
  “Then they will deliver you up to oppression and will kill you. You will be hated by all of the nations for my name’s sake.
  Then many will stumble, and will deliver up one another, and will hate one another.
  Many false prophets will arise and will lead many astray.
  Because iniquity will be multiplied, the love of many will grow cold.
  But he who endures to the end will be saved.
  This Good News of the Kingdom will be preached in the whole world for a testimony to all the nations, and then the end will come.
   “When, therefore, you see the abomination of desolation, which was spoken of through Daniel the prophet, standing in the holy place (let the reader understand),
  then let those who are in Judea flee to the mountains.


 以下、2019/05/20付・ニッセイ基礎研究所「2019欧州議会選挙-懸念すべきは政策の急展開よりも停滞」より
  『イタリアのサルビーニ副首相は新グループ「人民と国家の欧州同盟(European Alliance of Peoples and Nations ; EAPN)」の結成に動き出している。4月8日のEAPNの決起集会には、「自由と直接民主主義の欧州(Europe of Freedom and Direct Democracy ; EFDD)」に加わってきた「ドイツのための選択肢(AfD)」と、「欧州保守改革(European Conservatives and Reformists; ECR)」に加わってきた「デンマーク国民党」「真のフィンランド人党」が参加した。サルビーニ副首相の「同盟」は、第8議会では、マリーヌ・ルペン党首率いるフランスの「国民連合(※Rassemblement National:RN)」などとともに「国家と自由の欧州(Europe of Nations and Freedom;ENF)」を結成、「国民連合」とは近い関係にある。
  サルビーニ副首相は、EUの価値観違反を問われているハンガリーの与党「フィデス(※ハンガリー市民同盟)」を率いるオルバン首相、ポーランドの与党「法と正義」のカチンスキ党首とも連携を探っている。フィデスは、これまで2大グループの1つEPPに属してきたが、今年3月、ユンケル欧州委員長への中傷広告を巡って無期限の加盟資格停止処分を受けている。「法と正義」も、所属するECRから、主力メンバーの英国の与党・保守党が去る見通しだ。両党ともにEAPNへの合流の可能性も排除はできない。両党共に国内で高い支持を誇っており(※下図)、EAPNに両党が加われば一大勢力となる。
 イタリアで「同盟」と連立を組む「五つ星運動」も、新たな反エスタブリッシュメントのグループの結成を望んでいるが、……。』

 
 
 出典:2019/05/20付・ニッセイ基礎研究所「2019欧州議会選挙-懸念すべきは政策の急展開よりも停滞」

  『広義のEU懐疑派の獲得議席数は、全体の3分の1に届く勢いだが、しかし、EU懐疑派対親EUという区分で見た場合、2大グループに中道グループ、環境グループを加えた親EU派が優勢を保つ見通しでもある。
  EU懐疑派が広く持続的に共同歩調をとることも難しい。英シンクタンク「オープン・ヨーロッパ」のアナリストらは、EU懐疑派をサルビーニ副首相が結集しようとしている「右派ポピュリスト(National Populist parties)」のほか、ギリシャの「急進左派連合」やスペインの「ポデモス」などの「左派EU懐疑派(Left Eurosceptic parties)」、英国の「保守党」、「ブレグジット党」、「UKIP」など「EU離脱派(EU Exit parties)」、「中道右派EU批判派(Centre-right Euro-critical parties)」、「反エスタブリッシュメント(anti-establishment parties)」、「極右(Extreme Right)」の6つのタイプに分類している(※下図)。「右派ポピュリスト」は移民問題や価値観、「左派EU懐疑派」は厳しい財政ルールを問題視するなど、タイプごとに問題意識や重みが異なる。
  また、右派の間でも、ロシアに対するスタンスは、「同盟」や「国民連合」は親ロシアだが、「法と正義」やスウェーデンの「民主党」などはロシアを脅威と見なしている。
  移民政策を巡っても「右派ポピュリスト」は「反移民」で一致しても、不法移民受入れの負担のEU加盟国間での公平化を求めるイタリアと、移民の割当に強く反発するハンガリーは、具体策になると利害が対立する。』


 
 出典:2019/05/20付・ニッセイ基礎研究所「2019欧州議会選挙-懸念すべきは政策の急展開よりも停滞」

 (以上、2019/05/20付・ニッセイ基礎研究所「2019欧州議会選挙-懸念すべきは政策の急展開よりも停滞」より)

 5月26日
  以下、2019/05/27付・BBC NEWS JAPAN「【欧州議会選】 英でブレグジット党が圧勝 2大政党は大敗」より
   「欧州連合(EU)の加盟28カ国で投票された欧州議会選挙の開票が26日始まり、イギリスではEUからの離脱(ブレグジット)を掲げるブレグジット党が最多議席を獲得し、EUへの残留を主張する自由民主党がそれに次ぐ見通しとなっている。
   国内2大政党の与党・保守党と最大野党・労働党は、共に大きく議席を減らす見込み。特に落ち込みが深刻なのが保守党で、得票率は10%に満たないと予測されている。」

    ブレグジット党のナイジェル・ファラージ党首
     「(今回の結果から2大政党は)多くのことを学べるだろう」
  (以上、2019/05/27付・BBC NEWS JAPAN「【欧州議会選】 英でブレグジット党が圧勝 2大政党は大敗」)

 6月1日までに
  以下、2019/06/01付・OVNI「欧州議会選挙、フランスではルペン国民連合がトップに。」より
   『国ごとに事情が異なるため明確な争点が絞れないEU選では、それぞれの国で国内問題が争点になる。黄色いベスト運動が昨年11月以来続くフランス(74議席)では、現政権への信任投票の様相を呈した。マクロン大統領が極右※この“レッテル貼り”は左翼の主流メディア(MSM)・マスコミの言い分、本当は「保守中道右派」である事に注意!)の国民連合(RN)の躍進阻止を掲げて選挙戦にテコ入れしたものの、RNは23.3%で2014年に続いてトップに立ち(※約30%の22議席獲得)、共和国前進/Modemは22.4%に止まった。しかし、エコロジストが予想外に健闘し(13.5%)、若い世代を中心とする環境問題への関心の高さをうかがわせた。以前の2大政党である共和党(8.5%)、社会党と「公共広場」連合(6%)も低迷し、黄色いベスト運動の勢いが有利に働くと見られた「服従しないフランス」も6.3%でかろうじて議席確保に必要な5%のラインを超えたのみ。』
 (以上、2019/06/01付・OVNI「欧州議会選挙、フランスではルペン国民連合がトップに。」より)

 6月13日
  以下、2019/06/14付・日本経済新聞「欧州議会 EU懐疑派の各国政党が新会派設立」より
   『5月下旬の欧州議会選を受けて、各会派の動きが活発になってきた。極右※この“レッテル貼り”は左翼の主流メディア(MSM)・マスコミの言い分、本当は「保守中道右派」である事に注意!)政党などでつくる欧州連合(EU)懐疑派のグループは13日、新会派結成を発表し、選挙前からの議席数を2倍にした。移民・難民政策の強化やEU権限の縮小などの実現につなげる考えだ。一方、親EUの中道リベラル会派にはマクロン仏大統領らが属する党が正式に合流し、議会での影響力拡大を狙っている。』

   『欧州議会選でフランスで第1党になった国民連合(RN)に加え、イタリアで第1党の「同盟」や、「ドイツのための選択肢(AfD)」など9カ国から議員が集まり、「アイデンティティーと民主主義(ID)」を立ち上げる。
   もともとは「国家と自由の欧州」というグループで、選挙前は36議席だった。新会派は73となり、定数751の約10%を占める勢力になる。英国のEU離脱(ブレグジット)後は英国の一部議席が他国に割り振られるため、76議席に増えるという。その場合「緑の党」などでつくる環境会派「緑の党・欧州自由連合」を抜いて第4会派になると説明する。』

   『ルペン氏は「必要に応じて他会派とも協力したい」と語った。念頭には英国の「ブレグジット党」やハンガリーの「フィデス・ハンガリー市民同盟」があるとみられる。穏健な勢力も含めると、EU懐疑派は約3割に達し、親EU派が一枚岩になれない場合はEUの政策決定に影響を及ぼす可能性がある。』

   『中道リベラルの「欧州自由民主同盟(ALDE)」は13日、マクロン氏らの勢力が合流し、「欧州刷新(※Renew Europe:RE)」に会派名を変えると発表した。ALDEを率いるフェルホフスタット氏(元ベルギー首相)は声明で「我々はかつてないほどの力を持ち、(今後の)欧州を方向づける機会を得た」と訴えた。議席数は100を超え第3会派になる。』
 
    フランス国民連合(RN)のルペン党首
     「我々は国家主義者のグループとして欧州議会で最大の勢力になる」
     「必要に応じて他会派とも協力したい」


 (以上、2019/06/14付・日本経済新聞「欧州議会 EU懐疑派の各国政党が新会派設立」より)
  (尚、上記( )内の※印部分は、本ブログ記者による)



 2019年EU議会選挙前の状況
 出典:2019/05/20付・ニッセイ基礎研究所「2019欧州議会選挙-懸念すべきは政策の急展開よりも停滞」
 
 
 出典:2019/06/18付・住友商事グローバル・リサーチ「2019年欧州議会選挙」
 

 「グラフはクリックで拡大可。政党グループの並びは「無所属(NI)」を除き左から左派~右派の順」
 出典:2019/07/18付・EU MAG「2019年欧州議会選挙の最終結果」

 欧州議会内政党グループ(議席数順)、議席数、議席占有率

EPP – Group of the European People’s Party (Christian Democrats)
 欧州人民党(キリスト教民主主義)-中道右派、 182、 24.23%

S&D – Group of the Progressive Alliance of Socialists and Democrats in the European Parliament
 社会民主進歩同盟 -中道左派、 154、 20.51%

RE – Renew Europe group
 欧州刷新(ALDE〈欧州自由民主連盟〉より改称)-中道リベラル派、 108、 14.38%

Greens/EFA – Group of the Greens/European Free Alliance
 緑の党・欧州自由連合、 74、 9.85%

ID – Identity and Democracy
 アイデンティティと民主主義、 73、 9.72%

ECR – European Conservatives and Reformists Group
 欧州保守改革グループ、 62、 8.26%

GUE/NGL – Confederal Group of the European United Left – Nordic Green Left
 欧州統一左派・北欧緑左派同盟、 41、 5.46%

NI – Non-attached Members
 無所属、 57、 7.59%

 引用文献:2019/07/18付・EU MAG「2019年欧州議会選挙の最終結果」

 本ブログ過去の関連記事
  ・2014/03/30付:「ウクライナのネオナチはナチスの末裔:イルミナティの傀儡ユダヤ人ヒトラーとその娘・独・メルケル首相・・・ウクライナ情勢(5)」
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  ・2019/04/29付:「KEY48 Right of Return、5.14パレスチナナクバ70th(69)共産化する米国、ポリコレ・反BDS法・親“偽”イスラエル強制/US communized, anti-BDS, PC」
  ・2019/05/11付:「トランプ支持の保守中道右派ジョーンズ氏Infowarsが何故パージされたか?(2/2)/Why was Allex Jones Infowars who stand by Trump purged ?」
  ・2019/05/24付:『ユダヤ・イルミナティ・メーソンによる世界共産化グローバリズムの世界経済フォーラム「ダボス会議」の凋落/Globalism Davos by Jew-Illuminati wither and fall』 

 引用文献
  ・2019/05/20付・ニッセイ基礎研究所:「2019欧州議会選挙-懸念すべきは政策の急展開よりも停滞」
  ・2019/05/27付・BBC NEWS JAPAN:「【欧州議会選】 英でブレグジット党が圧勝 2大政党は大敗」
  ・2019/06/01付・OVNI:「欧州議会選挙、フランスではルペン国民連合がトップに。」
  ・2019/06/14付・日本経済新聞:「欧州議会 EU懐疑派の各国政党が新会派設立」
  ・2019/07/18付・EU MAG:「2019年欧州議会選挙の最終結果」

 参考文献
  ・2019/05/27付・神戸新聞夕刊:「親EU二大会派 半数割れ 欧州議会選 懐疑派、3割超に拡大」

ブレグジットが間近に迫る!、イギリスからイルミナティのネフィリム王室が脱出!?/Near Brexit !, Does Illuminati Royal Family escape from UK ?

2019-10-28 23:41:04 | 国際時事 2012~
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 ブレグジットが間近に迫る!
  イギリスからイルミナティのネフィリム王室が脱出計画中!?
 Near Brexit !
  Does Illuminati Royal Family escape from UK ?



 
 出典:2019/10/05付・THE SPECTATOR「Will Leave voters forgive a Brexit delay?」

 
YouTube: Too Much Drama in UK! Royal Family Members Flee to Africa Because They’re Sick of It All!
2019/10/22
 
YouTube: Brussels BREXIT Negotiator ADMITS: Boris and Farage Together Will DESTROY the EU!!!
 2019/09/06
 
YouTube: Nigel Farage slams 'old drunk' Juncker and 'thugocracy' EU
2019/10/18
 
YouTube: Globalist Elites Show Contempt for Voters on Both Sides of the Atlantic!!!
 2019/09/05

 ブレグジット成立が間近に迫る中、イギリスから王室が脱出計画中!?

 英国王室はイルミナティであり、そのカルト権力の中でも頂点に君臨するヨーロッパ王室のみの横の繋がりで構成される「CLUB OF THE ISLES」の一員である。そのイルミナティが、実は「ネフィリム」ではないかと言われている。そして、その旧約聖書の創世記に書かれている「ネフィリム」は「巨人」、「天から降りて来た者」と解釈されていると共に、今再び英国やアメリカで脚光を浴びている宇宙人、地球外生命体(ET)ではないかとも言われている。

 あのイルミナティ・カードに書かれている「予言」は決して「預言」では無く、神様から預かった言葉では無いにも関わらず、その多くが実際に起きている。

 イルミナティ・カードに書かれた計画通りに、そのエージェントやパペットが進めているせいではないかと思うかもしれない。しかし、例えば、米国のトランプ大統領はイルミナティとは全く関係無い民間のビジネスマンであったにも関わらず、そのイルミナティ・カードに大統領就任よりもずっと前から登場していたのである。そして実際、2016年の米大統領選に於いては、イルミナティはヒラリー・クリントンを大々的に支援していたし、多くの者達がヒラリーが当選するものと予測していたのである。イルミナティにとっては正に「番狂わせ」の結果であったのである。

 その一例からも言える事として、イルミナティが弱体化しており、崩壊しつつある様に見られている。現在まで進められて来た「グローバリズム」も勢いを失くし、「世界政府」の雛形であるEU(欧州連合)を構成するそれぞれの国の中では保守中道右派勢力が台頭して来ており、左翼のEUも崩壊に向かっている事が伺える。

 「世界統一政府」を目指すグローバリズムは「世界共産化」するものであるが、それに抵抗・反発する形での、反エスタブリッシュメント、反オリガーキーという意味でのポピュリズムを伴った保守中道右派が、世界中で勃興し、勢いを増して来ている。

 そして英国では、ジョンソン首相が率いる保守中道右派勢力による「ブレグジット」(EU離脱)まで「あと一歩」にまで迫っている。左翼のグローバリズムのEUから英国を取り戻す為、近い内に実現される事は間違いない。

 因みに、イギリスから王室が脱出を計画しているのは、王室の家族の病気の療養の為であるという事らしく、悪しからず。(……しかし、「王室の亡命」は、十分有り得る話である。)

 本ブログ過去の関連記事
  ・2019/10/28付:『「調和」を掲げてEU離脱!:イギリスのボリス・ジョンソン首相/Brexit by “Harmony” !, UK PM Boris Johnson』
  ・2019/10/28付:『「イギリスを取り戻す!」ジョンソン政権ブレグジットまで「あと一歩!」:「マネー第一」でEUの奴隷で良いのか?/Taking back UK !, A little before Brexit !』
  ・2019/10/28付:「ファラージ氏率いるブレグジット党はジョンソン英政権を後押し/Euro-MP Farage leader & Brexit Party support the Johnson Government」

  ・2018/04/23付:『露英間の元ダブルスパイ襲撃事件:「寝耳に水」のプーチン政権、CLUB OF THE ISLES頂点イルミナティと地下組織の陰謀/Plot, Illuminati & UK & Underground』
  ・2018/05/08付:「英国版ロシアゲートで反ブレグジット、ユダヤ人ソロス、グローバリスト、イルミナティ/UK's Gate, Anti-Brexit, Jewish Soros, Globalist, Illuminati」
  ・2019/09/05付:『誰も戦争を望んでいないのにも関わらず何故危機が?・・・タルムード、宇宙人、そして「サイコパス」/No one wishes for war, but why is crisis?ーpsychopath』
  ・2019/09/05付:『ノートルダム大聖堂火災と911のリンク?、イルミナティ乗っ取り?崩壊?、ETガーゴイルに見る「宗教組織」とは?/Notre-Dame:911?, Illuminati?, ET religious?』



ファラージ氏率いるブレグジット党はジョンソン英政権を後押し/Euro-MP Farage leader & Brexit Party support the Johnson Government

2019-10-28 23:17:46 | 国際時事 2012~
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 ファラージ氏率いるブレグジット党はジョンソン英政権を後押し
  Euro-MP Farage leader & Brexit Party support the Johnson Government

  

 
 出典:2019/10/05付・THE SPECTATOR「Will Leave voters forgive a Brexit delay?」


 



 旧約聖書・イザヤ書40章31節
  しかし、主を待ち望む者は新しく力を得、鷲のように翼をかって上ることができる。走ってもたゆまず、歩いても疲れない。

 The Old Testament・The Book of Isaiah 40:31
  but those who wait for Yahweh will renew their strength. They will mount up with wings like eagles. They will run, and not be weary. They will walk, and not faint.

 
 



 旧約聖書・イザヤ書41章10~13節
  恐れるな。わたしはあなたとともにいる。たじろぐな。わたしがあなたの神だから。わたしはあなたを強め、あなたを助け、わたしの義の右の手で、あなたを守る。
  見よ。あなたに向かっていきりたつ者はみな、恥を見、はずかしめを受け、あなたと争う者たちは、無いもののようになって滅びる。
  あなたと言い争いをする者を捜しても、あなたは見つけることはできず、あなたと戦う者たちは、全くなくなってしまう。
  あなたの神、主であるわたしが、あなたの右の手を堅く握り、「恐れるな。わたしがあなたを助ける。」と言っているのだから。

 The Old Testament・The Book of Isaiah 41:10~13
  Don’t you be afraid, for I am with you. Don’t be dismayed, for I am your God. I will strengthen you. Yes, I will help you. Yes, I will uphold you with the right hand of my righteousness.
  Behold, all those who are incensed against you will be disappointed and confounded. Those who strive with you will be like nothing, and shall perish.
  You will seek them, and won’t find them, even those who contend with you. Those who war against you will be as nothing, as a non-existent thing.
  For I, Yahweh your God, will hold your right hand, saying to you, ‘Don’t be afraid. I will help you.’



YouTube: EU EARTHQUAKE!!! Dr. Steve Turley on the James Tulp Show
 2019/05/31
 
YouTube: Nigel Farage on his Brexit Party's big win
2019/05/28
 
YouTube: Au Royaume-Uni, victoire éclatante du Brexit Party et de Nigel Farage
 イギリスでは、ブレグジット党とナイジェル・ファラージの輝かしい勝利
 2019/05/27


YouTube: Brexit Party MEPs turn their backs during EU's anthem
 2019/07/02

YouTube: The Brexit Party TOPS National Polls for FIRST TIME!!!
 2019/06/03

 「イギリス独立党(UK Independence Party:UKIP)」元党首のナイジェル・ファラージ党首が率いる「ブレグジット党」が、本年5月末に行われた欧州連合(EU)議会選挙のイギリス枠に於いて、国政に於ける与党・保守党と最大野党・労働党の二大政党を尻目に「圧勝」した。

 UKIPが移民問題やテロ問題についてイスラムに対して八つ当たりする傾向が強まる事に嫌気が差し、ファラージ氏はUKIPから完全に離党し、新政党「ブレグジット党」を結成された。その事から、ブレグジット党はイスラムを差別する事無く「調和」を取りながら英国の国益や尊厳を守ろうとしている事が伺える。

 ファラージ氏の皮肉の効いたはっきりとした物言いの演説には定評が有り、保守中道右派の国民からは絶大な人気を得ている。一方、その分、左翼やリベラルの「バカ」な国民からは反感を買っている。

 7月末に英国首相に就任されたボリス・ジョンソン氏も同様で、ユーモア・センスに溢れると共に、「ブレグジット強行派」として保守中道右派の国民からは大きな賛同、称賛を獲得している。

 その保守中道右派の国民と対象的なのが、英国営BBCをはじめとした左翼の主流メディア(MSM)・マスコミであり、野党の修正案攻勢と共に、印象操作、世論誘導等でブレグジットの邪魔をし続けている。英国のMSMマスコミの背後には、グローバリスト、イルミナティ、フリーメーソン、ディープ・ステートが存在する。

 ジョンソン首相はブレグジット党とは選挙協力をしないと述べている。しかし、共通する、未だブレグジットが成立してしない停滞状況に有る中で、「今すぐブレグジットを済ます」という目的を持つ事は、自然と両者が「調和」「協調」しながら進めていくものと思われる。

 ブレグジットまで「あと一歩!」、ファラージ氏率いるブレグジット党はジョンソン政権を後押ししていく。

 5月26日
  以下、2019/05/27付・BBC NEWS JAPAN「【欧州議会選】 英でブレグジット党が圧勝 2大政党は大敗」より
   「欧州連合(EU)の加盟28カ国で投票された欧州議会選挙の開票が26日始まり、イギリスではEUからの離脱(ブレグジット)を掲げるブレグジット党が最多議席を獲得し、EUへの残留を主張する自由民主党がそれに次ぐ見通しとなっている。
   国内2大政党の与党・保守党と最大野党・労働党は、共に大きく議席を減らす見込み。特に落ち込みが深刻なのが保守党で、得票率は10%に満たないと予測されている。」

    ブレグジット党のナイジェル・ファラージ党首
     「(今回の結果から2大政党は)多くのことを学べるだろう」
  (以上、2019/05/27付・BBC NEWS JAPAN「【欧州議会選】 英でブレグジット党が圧勝 2大政党は大敗」より)

 本ブログ過去の関連記事
  ・2018/04/23付:『露英間の元ダブルスパイ襲撃事件:「寝耳に水」のプーチン政権、CLUB OF THE ISLES頂点イルミナティと地下組織の陰謀/Plot, Illuminati & UK & Underground』
  ・2018/05/08付:「英国版ロシアゲートで反ブレグジット、ユダヤ人ソロス、グローバリスト、イルミナティ/UK's Gate, Anti-Brexit, Jewish Soros, Globalist, Illuminati」

  ・2019/10/28付:『「調和」を掲げてEU離脱!:イギリスのボリス・ジョンソン首相/Brexit by “Harmony” !, UK PM Boris Johnson』
  ・2019/10/28付:『「イギリスを取り戻す!」ジョンソン政権ブレグジットまで「あと一歩!」:「マネー第一」でEUの奴隷で良いのか?/Taking back UK !, A little before Brexit !』

 引用文献
  ・2019/05/27付・BBC NEWS JAPAN:「【欧州議会選】 英でブレグジット党が圧勝 2大政党は大敗」

 参考文献
  ・ウィキペディア:「ナイジェル・ファラージ」

トゥルシー・ギャバード米議員「民主党を取り戻す」/MP Tulsi Gabbard "Taking Back the Democratic Party"

2019-10-28 22:55:13 | ユダヤ支配下アメリカ2012~2019
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 トゥルシー・ギャバード米議員「民主党を取り戻す」
  US MP Tulsi Gabbard "Taking Back the Democratic Party"







 
YouTube: Taking Back the Democratic Party
 2019/10/26

 来年、2020年のアメリカ大統領選挙に於いて、僕が「トランプの最大のライバル」と見ている民主党議員のトゥルシー・ギャバード候補。僕に限らず、保守系中道右派の反ネオコン、反シオニストの人達には、その様に捉えられているのではないだろうか。

 実際、民主党の大統領候補者による最初の討論後のGoogle検索数はギャバード氏が最多となり、米国民からは最も注目度が高かった。しかし、その世論調査とも言える結果を、ニューヨーク・タイムズやCNNをはじめとした主流メディア(MSM)は隠蔽し、それどころか候補者として扱わずパージする印象操作、世論誘導を行う等で、そのマスコミの偏向報道の被害に遭われている。

 また、大手ハイテク・プラットフォームのGoogleも選挙妨害し、ギャバード議員はGoogleを提訴する事となった。

 MSMマスメディアの背後におり、それを支配し操作している者達は、一体どの様な連中であるのか。それを知れば、世界も正しく見えて来る。

 ギャバード議員は、ワ―モンガー・ネオコンを非難し、米国の他国への介入を批判し、米軍の母国への帰還を要求する。
 
 ギャバード議員は、戦争を挑発して起こそうとするネオコンから、所属する腐敗した民主党を正義・道義の在る状態に取り戻す為に戦い続ける事を誓われる。

 本ブログ過去の関連記事 
  ・2019/10/28付:『「イギリスを取り戻す!」ジョンソン政権ブレグジットまで「あと一歩!」:「マネー第一」でEUの奴隷で良いのか?/Taking back UK !, A little before Brexit !』


「イギリスを取り戻す!」ジョンソン政権ブレグジットまで「あと一歩!」:「マネー第一」でEUの奴隷で良いのか?/Taking back UK !, A little before Brexit !

2019-10-28 02:46:39 | 国際時事 2012~
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 「イギリスを取り戻す!」「反グローバリズム」
  ジョンソン首相はブレグジットまで「あと一歩!」
   反対する者は「経済第一」「マネー第一」でEUの奴隷のままで良いのか?
     刊行70周年オーウェル「1984」に見るEUの未来
 "Taking back UK !" "Anti-globalism !" "A little while before Brexit !"




出典:2019/10/05付・THE SPECTATOR「Will Leave voters forgive a Brexit delay?」


 



 旧約聖書・イザヤ書40章31節
  しかし、主を待ち望む者は新しく力を得、鷲のように翼をかって上ることができる。走ってもたゆまず、歩いても疲れない。

 The Old Testament・The Book of Isaiah 40:31
  but those who wait for Yahweh will renew their strength. They will mount up with wings like eagles. They will run, and not be weary. They will walk, and not faint.

 
 



 旧約聖書・イザヤ書41章10~13節
  恐れるな。わたしはあなたとともにいる。たじろぐな。わたしがあなたの神だから。わたしはあなたを強め、あなたを助け、わたしの義の右の手で、あなたを守る。
  見よ。あなたに向かっていきりたつ者はみな、恥を見、はずかしめを受け、あなたと争う者たちは、無いもののようになって滅びる。
  あなたと言い争いをする者を捜しても、あなたは見つけることはできず、あなたと戦う者たちは、全くなくなってしまう。
  あなたの神、主であるわたしが、あなたの右の手を堅く握り、「恐れるな。わたしがあなたを助ける。」と言っているのだから。

 The Old Testament・The Book of Isaiah 41:10~13
  Don’t you be afraid, for I am with you. Don’t be dismayed, for I am your God. I will strengthen you. Yes, I will help you. Yes, I will uphold you with the right hand of my righteousness.
  Behold, all those who are incensed against you will be disappointed and confounded. Those who strive with you will be like nothing, and shall perish.
  You will seek them, and won’t find them, even those who contend with you. Those who war against you will be as nothing, as a non-existent thing.
  For I, Yahweh your God, will hold your right hand, saying to you, ‘Don’t be afraid. I will help you.’


 
YouTube: UK Parliament backs prime minister's Brexit bill
 2019/10/22
 
YouTube: UK: Parliament passes Brexit Withdrawal deal but rejects timetable
 2019/10/22

YouTube: Londres insiste en que saldrá de la UE el 31 de octubre
ロンドンは10月31日にEUを離れると主張している
 2019/10/20

 EU離脱(ブレグジット)に向けた新協定関連法案が10月22日にイギリス下院で採決された。第2読会での採決では、賛成329票、反対299票の30票差で可決された。しかし、同日中に続いて行われた、ジョンソン首相が同時に提出した、10月末までに全ての離脱新協定関連法案を議会通過させるのに必要な審議日程案を決めた、いわゆる「プログラム(議事日程)動議」については、賛成308票、反対322票のたった14票差で、惜しくも否決されてしまった。
 しかし、この結果を見ても解る通り、ブレグジット成立まで「あと一歩!」まで近付いている事が言える。

 EU(欧州連合)という「世界政府の雛形」に関税自主権等を奪われて英国の主権が認められていない状態は、かつて英国自身が「白人至上帝国主義」の傲慢精神を持ってして世界中で略奪した「植民地」と同様であり、英国はその自ら犯した事の「ブーメラン」状態に置かれている様にも思える。
 英国の保守的な国民からすれば、自分の国の歴史や伝統、文化に誇りを感じているはずであろうから、その「EUの植民地」の状態に甘んじる事を許すことが出来ないものと思われる。よって、保守系右派の英国民は、ブレグジットを願っている事であろう。
 一方、英国の左翼やリベラルの人達は、ブレグジットに反対している。そして、「英国の独立」については無関心で、日々の生活さえ安泰であればそれで良しといった具合に、「食べる事第一」、「経済第一」、「マネー第一」、「その日暮らし第一」の様に見受ける。
 
 グローバリズムとは、「世界統一政府」に向けてのものであり、世界全体をかつてのソビエト連邦の様にするものである。旧ソ連は、世界政府を作る為のディープ・ステートのイルミナティ・フリーメーソンによる「実験国家」であった。よって、グローバリズムとは、コミュニズム(第三インターナショナル)の延長上に在り、世界を共産化し、一握りのエスタブリッシュメントに支配され、その他の地球人が皆、貧困状態に置かれた上で個性を奪われた「平等」の状態にされるオリガーキー(寡頭制)の体制を目指すものである。
 よってグローバリズムは、「偽善の平等」、また一握りの支配階級によって抑え付けられた上での「偽善の平和」なのである。

 英国の左翼やリベラルの人達は、「刹那主義」、つまり、現在の瞬間だけ見て未来を展望しておらず、その場凌ぎで、その「グローバリズム」の偽善に陥っている。空腹を満たす為に、雇用の為に、生活の糧を得る為に、自尊心、プライド、愛国心、祖国愛を捨ててしまっている。
 反対に、保守中道右派でブレグジットを望み、英国の真の独立を願う英国民は、「ハンガー・ストライキ」を行うが如くのデモを行い、食べる事よりもそれら「国家の主権」に通ずる「独立自尊」の「精神」、「思想」、「哲学」を重視しているように見受ける。

 左翼やリベラルの人達に言う。食べる事さえ叶えられれば「奴隷」でも良いのか?、あなた方に「屈辱」というものは感じられないのか?

 旧ソ連をモチーフにした、ジョージ・オーウェルの小説「動物農場」では、その左翼やリベラルの人達の事を描いている。また、旧約聖書の「出エジプト記」に於いても、当時のヘブライ人(ユダヤ人)をして、その左翼やリベラルの人達の事を皮肉っている。

 EUと合意した事を基にするブレグジットに向けた新協定法案については、北アイルランドやスコットランドの独立機運の高まりが懸念されている。その他、EUの関税同盟やEUとのFTA(自由貿易協定)の問題等も有るものの、取り敢えず、ブレグジットでEUから「第一歩」を踏み出す事によって、英国の明るい未来が開け、ビジョンが見えて来る事は間違いない。離脱してそれで終わりでは無く、その後も改正してゆけば良いのである。

 また、同じ「反グローバリズム」でアメリカを変えつつあるトランプ大統領は次期任期への就任も固いものと思われ、ジョンソン政権へのトランプ大統領からの支持・支援が期待出来る。

 本年は、イギリスの小説家、オーウェルの小説「1984」が1949年に刊行されてから、70周年となる。その「1984」は、EUの未来を描いている。



 「Nineteen Eighty Four(1984)」
 


 これまでのイギリスのブレグジットに向けた動向

 2013年
  キャメロン首相(当時)が英国のEUからの離脱(ブレグジット)についての国民投票の実施を約束。

 2016年
  6月23日
   EU離脱をめぐる国民投票において、「離脱」派が過半数を獲得。(離脱派52%、残留派48%)

  6月24日
   キャメロン首相が辞任表明。

  7月13日
   メイ政権(当時)が発足。

 2017年
  1月
   メイ首相(当時)が、EUの単一市場と関税同盟からの離脱方針を表明。

  3月29日
   英国が、欧州連合条約第50条に基づき、EUに対して離脱を正式通知。2年間の交渉期間開始。

  6月8日
   英下院総選挙、与党保守党が過半数割れ。

  6月19日
   英国とEUの間で離脱交渉開始。

  12月15日
   第1段階の交渉に合意

 2018年
  3月22日
   2020年末までの「移行期間」の設置を含む、「離脱協定」の一部に合意。

  6月29日
   EU首脳会議、「離脱協定」と「将来関係に関する政治宣言」の作業加速を確認。

  7月12日
   英国が、EU離脱方針、及び、EUとの将来関係の展望を示した「白書(チェッカーズ・プラン)」を公表。
    ・・・物の取引でEUの共通ルールを適用する等と穏健な内容で、ジョンソン外相(当時、現首相)ら離脱派の主要閣僚の辞任が相次ぐ。

  10月17日
   EU首脳会議、交渉の十分な進展を持つ方針を確認。

  11月14日
   協定案の「離脱協定」及び「将来関係に関する政治宣言」(「政治合意」)の概要が英EUの事務レベルで暫定的に合意され、英国臨時閣議で承認。

  11月25日
   「離脱協定」及び「将来関係に関する政治宣言」の概要が、EU緊急首脳会合でも承認。

  12月4日
   英下院、離脱協定の審議入り。

  12月10日
   メイ英首相(当時)、11日の英下院での「離脱協定」の採決を延期。
   欧州司法裁判所(ECJ)、英国のEU離脱通知の一方的撤回は可能との判断を正式表明。

  12月13日
   EU首脳会議が、以下の5つの方針を確認。
    ①「離脱協定」と「政治合意」(「将来関係に関する政治宣言」)の再交渉はしない。
    ②離脱協定調印後、速やかに将来の関係の協議の準備に着手する。
    ③バックストップの発動回避の為、速やかに作業する。
    ④バックストップ発動の場合でも、一時的なものとなる様に速やかに作業する。
    ⑤あらゆる結果に備えた準備を求める。

  12月19日
   EU、英国の合意無き離脱(ノー・ディール)に備える緊急対応策を公表。

 2019年
  1月7日
   英下院、離脱協定審議再開。

  1月15日
   離脱協定等のEUとの合意案について英国議会下院で採決され否決。

  1月16日
   英国議会下院における政府不信任動議を採決し否決。

  1月21日
   英離脱法上の方針決定の期限。

  1月29日
   英国議会下院における政府方針(離脱協定案についてEUと修正協議を実施)及び修正動議の採決

  3月12日
   離脱協定等のEUとの合意案について英国議会下院で再度採決されるものの、再び否決。

  3月21日
   EU首脳会議で離脱日を最長5月22日までの延期で合意。

  3月29日
   英下院が離脱合意案の主要部分を3度目の否決。

  3月30日 (英国時間3月29日午後11時)
   当初の英国のEU離脱期日。

  4月10日
   EUの特別首脳会議で、離脱日の最長10月末までの再延期で合意。

  4月11日
   メイ首相、与野党協議の方針を表明。

  5月2日
   英国、統一地方選挙で国政与党の保守党と野党の労働党が共に大敗。

  5月21日
   メイ首相、野党への譲歩案を表明。

  5月23日
   EUの欧州議会選挙、英国では保守党と労働党の二大政党が大敗するも、ファラージ党首が率いEUからの早期離脱を掲げるブレグジット党が圧勝。
   その欧州議会選挙では、親EU二大会派は過半数を割り、英国以外の各国でも、フランスに於いてマリーヌ・ル・ペン党首が率いる国民連合(RN、旧党名:国民戦線(FN))が圧勝した事をはじめ、「反グローバリズム」を掲げる「保守中道右派」の政党が躍進した。

  5月24日
メイ首相が辞任表明。保守党党首選へ。

  7月23日
   ジョンソン前外相が保守党党首就任。

  7月24日
   ジョンソン前外相が首相に就任。

  8月28日
   ジョンソン首相が9月9日の週から約1ヶ月間の議会閉会を要求し、英女王が承認。

  9月4日
   英下院で離脱3ヶ月再延期法案可決。
   ジョンソン首相の総選挙前倒し提案不成立。

  9月9日
   英国、EU離脱延期法が成立。

  10月17日
   英国とEUが離脱条件で合意。EU首脳会議も承認。
    新協定の4つの要点
     ①北アイルランドは今後も、物品に関するものを中心に、一部のEU規則の対象となる
     ②北アイルランドはイギリスの関税地域に留まるが、EU単一市場への「入り口であり続ける」
     ③単一市場の一体性を維持しつつ、付加価値税(VAT)に関するイギリスの正当な要望に応える
     ④北アイルランドの代表は4年ごとに、EU規則を北アイルランドに適用し続けるかどうかを決定できる

  10月19日
   英下院で、野党が提出した修正動議の離脱合意案の採決保留を議決。英政府がEUに延期要請。

 
YouTube: British Parliament votes to postpone Brexit deal
 2019/10/19

   メイ前首相
    「今日のやりとりにはかなり既視感があります」
    「もしこの議会が(国民投票の結果を実施するという決議について)本気でなかったのなら、英国民に対して例がないほどひどい詐欺を働いたことになる(と述べ、ジョンソン首相がまとめた離脱協定を支持するよう強く呼びかけた)」

 
YouTube: UK MPs vote to delay approval of Boris Johnson’s Brexit plan
 2019/10/19

  10月22日
   第2読会での離脱協定法案の採決では、賛成329票、反対299票の30票差で可決された。しかし、続いて行われた、ジョンソン首相が同時に提出した、10月末までに全ての新協定関連法案を議会通過させるのに必要な審議日程案を決めた、いわゆるプログラム(議事日程)動議については、賛成308票、反対322票の14票差で否決された。

  10月24日
   『イギリスのボリス・ジョンソン首相は24日、BBCの取材に対し、下院が12月12日の解散総選挙で合意すれば、10月31日の欧州連合(EU)離脱を延期し、協定案について十分な審議期間を与えると話した。
これに対し最大野党・労働党のジェレミー・コービン党首は、合意なしブレグジット(イギリスのEU離脱)が「選択肢から除外」されない限り、解散を支持しないとしている。』
 (2019/10/25付・BBC NEWS JAPAN「ジョンソン英首相、12月12日総選挙を示唆 ブレグジット延期で」より)

    ジョンソン首相
「自分自身は『本当に』延期を望んでいない」

 
YouTube: Boris Johnson: Want more time to scrutinize #BrexitBill? Vote for General Election on December 12th
 2019/10/24

  10月31日
   英国のEU離脱期日。

 本ブログ過去の関連記事
  ・2018/04/23付:『露英間の元ダブルスパイ襲撃事件:「寝耳に水」のプーチン政権、CLUB OF THE ISLES頂点イルミナティと地下組織の陰謀/Plot, Illuminati & UK & Underground』
  ・2018/05/08付:「英国版ロシアゲートで反ブレグジット、ユダヤ人ソロス、グローバリスト、イルミナティ/UK's Gate, Anti-Brexit, Jewish Soros, Globalist, Illuminati」
  ・2019/10/28付:『「調和」を掲げてEU離脱!:イギリスのボリス・ジョンソン首相/Brexit by “Harmony” !, UK PM Boris Johnson』

 参考文献
  ・2018/12/27付・ニッセイ基礎研究所:「ノー・ブレグジット(離脱撤回)という選択肢-経済合理性はあるが、分断は解消しないおそれ-」
  ・2019/02付・経済産業省:「ブレグジットを巡る動向について 平成31年2月 経済産業省.」
  ・2019/04/14付・YAHOO! JAPANニュース(THE PAGE):『EU離脱再延期、イギリスは「6か月」で答えを出せるのか?』
  ・2019/05/27付・神戸新聞夕刊:「親EU二大会派 半数割れ 欧州議会選 懐疑派、3割超に拡大」
  ・2019/07/03付・東洋経済ONLINE:『「ジョンソン新首相」ならブレグジットは大混乱 高まる総選挙、2度目の国民投票のシナリオ』
  ・2019/09/05付・路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は?:「【欧州連合(EU)】:英「合意なき離脱」なら、被害救済910億円」 
  ・2019/10/17付・BBC NEWS JAPAN:「イギリスとEU、新しいブレグジット案に合意と 英下院の承認不透明」
  ・2019/10/19付・BBC NEWS JAPAN:「英下院、ブレグジット手続き延長の議員案を可決 離脱条件の採決は延期」
  ・2019/10/21付・ニッポン放送:『イギリスのEU離脱~ポイントとなるのは「関税同盟」と貿易』
  ・2019/10/22付・神戸新聞:「EU離脱 形勢逆転狙う 英首相 合意案、下院へ再提案か」
  ・2019/10/22付・TBS NEWS:「英政府、EU離脱に向け新法案」
  ・2019/10/23付・Morningstar Japan:「英下院、ジョンソン首相のEU離脱新協定法案の審議日程案を否決―10月末離脱は困難に」
  ・2019/10/24付・大和総研グループ:「ジョンソン首相の離脱協定法案可決は幻に? 10月31日の合意ありの離脱は絶望的、解散総選挙が迫る」
  ・2019/10/25付・BBC NEWS JAPAN:「ジョンソン英首相、12月12日総選挙を示唆 ブレグジット延期で」

ファーウェイ独自の新OSの名は「Harmony」/Huawei original OS "Harmony"

2019-10-28 01:54:25 | 東アジア
 ※ 本記事において幾つかの文献と画像を引用する事によって構成しておりますが、本記事により当方は収入を一切受け取っておりません。
 ※ I have made composition by borrowing some references and pictures in this article, but I don't receive the income at all by this article.

 ファーウェイ独自の新OSの名は「Harmony」
  Huawei original OS "Harmony"


 
YouTube: Huawei responde al veto de EEUU con presentación de su nuevo OS HARMONY ¡Vídeo resubido del anterior
 Huaweiは米国の拒否権に対応し、以前のOSから再作成された新しいOS HARMONYビデオを発表しました
 2019/08/09


 8月9日(?)
  『中国通信機器最大手、華為技術(ファーウェイ)は米国の科す制限に対抗し、独自のオペレーションシステムの鴻蒙OS(Harmony OS)」を開発した。同OSは広州、東莞市で組織したディベロッパー会議の中でプレゼンテーションが行われた。スプートニク記者が取材した。
  ファーウェイCBG のリチャード・ユ社長はプレゼンテーションで「我々は独自のOSを開発した。これはスマートフォン、スマートウォッチ、PC、タブレットに用いることができる」と語っている。……』
  (2019/08/09付・SPUTNIK日本「ファーウェイが独自のOS発表 米国の制限に対抗」より

 
YouTube: Huawei Harmony Os Full Introduction and Breakdown
 2019/08/09

 貿易不均衡を理由としたアメリカのトランプ政権からの圧力に端を発した米国と支那(中国)による経済戦争の下、支那の大手通信機器メーカーのHuaweiも、スパイ容疑でユダヤ支配下の大手ハイテク・プラットフォームGoogleのモバイルOSであるAndroidの搭載を許可されなくなった。
 そこで、Huaweiが独自に開発したOSが、「Harmony OS」である。
 「Harmony」、日本語では「調和」、「融和」となる。Huaweiにとっては、アメリカをはじめ世界各国との「調和」を図る事によって、その窮地を打開したい思いも有るのであろう。

 本ブログ過去の関連記事
  ・2019/07/12付:『G20サミットの日本の「調和」を謳う「十七条憲法改ざん」&「弥勒菩薩のOKサイン」& 歴史再検証/ "Harmony" by Japan on G20. History Reinspection』

 引用文献
  ・2019/08/09付・SPUTNIK日本:「ファーウェイが独自のOS発表 米国の制限に対抗」

「調和」を掲げてEU離脱!:イギリスのボリス・ジョンソン首相/Brexit by “Harmony” !, UK PM Boris Johnson

2019-10-28 01:22:04 | 国際時事 2012~
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「調和」を掲げてEU離脱!:イギリスのボリス・ジョンソン首相
  Brexit by “Harmony” !, UK PM Boris Johnson


 
 
 出典:2019/10/05付・THE SPECTATOR「Will Leave voters forgive a Brexit delay?」


YouTube: Boris Johnson's memorable moments!
 2019/07/23

 
 



 旧約聖書・イザヤ書40章31節
  しかし、主を待ち望む者は新しく力を得、鷲のように翼をかって上ることができる。走ってもたゆまず、歩いても疲れない。

 The Old Testament・The Book of Isaiah 40:31
  but those who wait for Yahweh will renew their strength. They will mount up with wings like eagles. They will run, and not be weary. They will walk, and not faint.

 
 



 旧約聖書・イザヤ書41章10~13節
  恐れるな。わたしはあなたとともにいる。たじろぐな。わたしがあなたの神だから。わたしはあなたを強め、あなたを助け、わたしの義の右の手で、あなたを守る。
  見よ。あなたに向かっていきりたつ者はみな、恥を見、はずかしめを受け、あなたと争う者たちは、無いもののようになって滅びる。
  あなたと言い争いをする者を捜しても、あなたは見つけることはできず、あなたと戦う者たちは、全くなくなってしまう。
  あなたの神、主であるわたしが、あなたの右の手を堅く握り、「恐れるな。わたしがあなたを助ける。」と言っているのだから。

 The Old Testament・The Book of Isaiah 41:10~13
  Don’t you be afraid, for I am with you. Don’t be dismayed, for I am your God. I will strengthen you. Yes, I will help you. Yes, I will uphold you with the right hand of my righteousness.
  Behold, all those who are incensed against you will be disappointed and confounded. Those who strive with you will be like nothing, and shall perish.
  You will seek them, and won’t find them, even those who contend with you. Those who war against you will be as nothing, as a non-existent thing.
  For I, Yahweh your God, will hold your right hand, saying to you, ‘Don’t be afraid. I will help you.’


 以下、ウィキペディア:「ボリス・ジョンソン」より
  「アレクサンダー・ボリス・ド・プフェッフェル・ジョンソンは、欧州議会議員スタンレー・ジョンソンと最初の妻シャーロット・フォーセットの長男としてニューヨークで生まれた。のちに家族とともにイギリスに戻った。イートン校、オックスフォード大学ベリオール・カレッジを卒業。大学ではブリンドン・クラブに所属。
 オスマン帝国末期の内務大臣だったアリ・ケマルの子孫である(父方の祖父であるオスマンは、第一次世界大戦中にイギリス国籍を取得、自らの母親の旧姓であるジョンソンを姓に定めた)。父方の先祖にはイギリス王ジョージ2世がいる。ジョージ2世の玄孫であるヴュルテンベルク王子パウルが女優である愛人との間にもうけた庶出の娘が、ジョンソンの玄祖母にあたる(ド・プフェッフェル (de Pfeffel) は玄祖母の嫁いだ男爵家の家名である)。ただし庶子を通じての血筋を引くに過ぎないため、英国王位継承資格は認められない。母方の先祖には、ユダヤ系ロシア人で、アメリカで古文書学者となったイライアス・ロウがいる 。彼は多国籍にわたる先祖(キリスト教徒、ユダヤ教徒、ムスリムからなる)についてふれ、自らを『るつぼからなる人間』(one-man melting pot)と称している。」

  「大学卒業後の1987年、……最初の結婚……同年L.E.K.コンサルティングに就職するが、退屈のあまり1週間で退職、家族のコネで保守系紙『タイムズ』で働き始めるが、……すぐ解雇されている。続いてやはり保守系紙の『デイリー・テレグラフ』記者となり、1989年から1994年まで同紙のEC特派員となった。ブリュッセルに駐在していたジョンソンは反EC色の強い記事を書き続け、特に欧州統合の強力な推進者であったジャック・ドロールを厳しく批判、ECの首都たるブリュッセルの地にあって、数少ない欧州懐疑主義のジャーナリストとして知られるようになっていったが、……」。
 (以上、ウィキペディア:「ボリス・ジョンソン」より)

 本年7月23日、「BoJo」の愛称やファースト・ネームで呼ばれる等で国民からの人気が高い、イギリスのボリス・ジョンソン前外相が与党・保守党の党首に就任し、翌24日に首相に就任された。

 ジョンソン首相の父親はイランを愛する。息子の新首相共々、旧約聖書のエズラ記に歴史的事実が書かれている通り、古代ペルシャがバビロン捕囚に在った古代ユダヤ人達を解放し、ユダヤ人達の祖国で第二神殿を作る事を支援した、古代ペルシャの寛大・寛容な精神を、現在のイランを通しても理解している事を述べられた。父親は、息子のジョンソン首相に対するの高い信頼を持っている。

 ジョンソン首相は、ユーモアのセンスに溢れ、ジョークを効かした談話、気取らず庶民的な雰囲気で、近しい感じを周囲に与えている。保守党党首就任時と英国首相就任時のそれぞれの会見に於いて、共に「調和」、「融和」という言葉、英語で言えば「harmony」をキーワードにして述べられた。
 この記事の中で後に掲げたそれぞれのコメントの中からの一部に記している通りであるが、ブレグジット後のEUとの間で生じうる諸問題、また国内のイギリスを構成する各地域間で起こりうる諸問題の上で「harmony」が必要となる事も予見してのものであろう。

 外交、経済、貿易、安全保障等に於いて、自己主張に偏る事は難しく、周囲、諸国との折り合いをつける事は必要である。ナショナリズムに偏らず、保守中道的立場から、「harmony」を提唱されたのであろう。

 ジョンソン氏が首相に就任される事に先立ち、20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)が、6月28日から29日まで日本の大阪で行われた。主催国として幹事を務められた日本の安倍首相は冒頭で、「調和」、「美しい調和」、「beautiful harmony」を謳い、開会を宣言された。
 安倍首相は、7年前の末に首相に復帰される時、「日本を取り戻す」、「戦後レジーム」からの脱却のスローガンを掲げていた。しかし、「ナショナリズム」に偏る事無く、アメリカをはじめロシア、支那(中国)、ヨーロッパ各国、中東、アジア、アフリカと、世界中の国々との外交を高めて仲良く「調和」する事を図って来られた。
 経済・貿易の自由化を目的とした多角的な経済連携協定 (EPA) であるTPP(環太平洋パートナーシップ協定)もその「harmony」精神に則ったものであり、受け入れられない事は妥協せず、譲れるものは折り合いをつけるという「融和」を行う努力が、長年、行われて来た。しかし、日本国内の保守中道右派の論客からは、TPPは批判の対象とされて来た。そして、米国の「反グローバリズム」を掲げるトランプ大統領は、大統領就任後すぐに、公約通りTPPから脱退した。

 安倍首相が本来は、また本心が「反グローバリズム」で保守中道右派であるものの、「調和」を重視する事によって、今まで多少リベラル的な政策を実施されて来られた訳である。そして安倍政権は本年の12月で丸7年続く事となり、今まで短期政権が殆どであった日本の政界に於いては超異例であり、野党や主流メディア(MSM)・マスコミ、左翼・リベラル系大衆の「雑音」にブレる事無く、それだけ大変安定した政権を維持する事が出来ている。
 「harmony」を重視した安倍首相による外交が、その安定政権の維持に貢献し、その安定政権のお陰で諸外国からの信頼度も大いに高まっている事となっている。

 ジョンソン首相も安倍首相やトランプ大統領、そしてトランプ大統領が尊敬するロシアのプーチン大統領と同じく「反グローバリズム」であられるが、安定と信頼を得る安倍首相の「調和精神」をキーワードのされた事が、文字通り、その「harmony」が、「ブレグジット」達成後の鍵となる。

 7月15日
  イギリスのボリス・ジョンソン前外相
   「現時点で首相に就任するとしたら、イランに対する軍事行動は支持しない」

 7月23日
  以下、2019/07/23付・BBC NEWS JAPAN「ボリス・ジョンソン前外相、イギリスの次期首相に決定 英保守党党首選」より
   「イギリスの与党・保守党は23日正午すぎ、党首選でボリス・ジョンソン前外相が勝利したと発表した。ジョンソン氏は24日、正式にイギリスの首相となる。
   ジョンソン氏は9万2153票を獲得。対立候補のジェレミー・ハント外相は4万6656票に留まった。投票率は87.4%だった。」

    イギリス保守党のジョンソン新党首
     「非常に名誉なことだ」
     「皆さんの判断が賢明だったか疑問に思う人たちはいるでしょうし、この場にも自分が何をしてしまったのかと不安に思っている人たちがいるでしょう」
     「私はここで、賢明な知恵を独占している人や党はいないと言いたい」
     「しかし保守党の200年の歴史を見れば、この党は人間の本質について最高の洞察を持ち続けてきたことが分かります」
     「きょうは我々の歴史にとって転換点となる日です。私たちは2つの本能、2つの高潔な本能を調和させなくてはならない。ひとつはイギリスと欧州の友好国との友情と自由貿易、安全保障と国防における相互支援への欲求。もうひとつは、イギリスの民主的自治への深く誠実な欲求です」
     「もちろん、この2つは調和できない、不可能だという人もいます。きょうのフィナンシャル・タイムズには(中略)これほど気後れするような状況で就任する新首相はかつてなかったと書いてありました」
     「しかし今朝の皆さんを見てお聞きしたい。皆さんは気後れしているように見えるか」
     「まったくそんなようには見えません。私たちは結果を出せると思うし、イギリス国民も私たちを信じていると思います。自分たちは結果が出せると、自覚している」
     「選挙活動中に何をマントラのように繰り返したか。ブレグジットを実現し、イギリスを一致させ、(最大野党・労働党の)ジェレミー・コービン党首を任せることです。私たちはその通りに実現していきます」
     「選挙活動は終わり、仕事が始まります」
  (以上、2019/07/23付・BBC NEWS JAPAN「ボリス・ジョンソン前外相、イギリスの次期首相に決定 英保守党党首選」より)

 
YouTube: Boris Johnson delivers first speech after being named next PM
 2019/07/23

  「バイーディーネジャード駐英イラン大使が、イギリスのボリス・ジョンソン新首相がイランとの緊張を緩和し、両国関係を改善する政策をとることを希望すると表明しました。」

   バイーディーネジャード駐英イラン大使 (ツイッター)
    「(ジョンソン氏の首相就任を祝福するとともに、)イラン訪問の経験をもつジョンソン新首相は、イラン・イギリス間の関係改善を手助けすることができるだろう」

  「イランのザリーフ外相もまた23日火曜午後、ツイッターでジョンソン氏の首相選出を祝福し、メイ前首相とは異なるアプローチをとることへの期待感を表明しました。」

 


   イランのザリーフ外相 (上のツイッター)
    「わが国のタンカーが拿捕されたことは一種の海賊行為であり、これはアメリカの指示によってなされたものだ」
    「かつての交渉相手だったジョンソン氏の首相就任をお祝いする」
    「イランは対立を求めていないが、ペルシャ湾に有する1500マイルの沿岸線を断固として守る」

 


   アメリカのトランプ大統領
    「ボリス・ジョンソン氏は良い人物だ。彼はタフで賢い。彼は『英国のトランプ』と呼ばれており、それはよいことだ。英国で私は愛されている... ボリスは英国が望んだ人物であり、英国に必要な人物だ!」
    「ボリスはいい人であり、彼は自分の仕事をするだろう」


 7月24日
  以下、2019/07/25付・gooニュース(共同通信)『ジョンソン氏が英首相に就任 「10月末に必ずEU離脱」』より
   『【ロンドン共同】英与党の保守党党首に選出されたボリス・ジョンソン氏(55)が24日、エリザベス女王の任命を受け新首相に就任した。欧州連合(EU)離脱を巡る混迷からの脱却が最重要課題だが、党内や世論は分断、難しいかじ取りを迫られる。まずは焦点となるEU離脱担当相や外相ら重要閣僚の人選を巡り、国内の「融和」を主張するジョンソン氏の手腕が試されそうだ。』

   イギリスのジョンソン新首相 (首相官邸前で就任後初めての演説)
    「10月31日に必ずEUを離脱する。国を良い方向に進めるために行動するべき時だ」
  (以上、2019/07/25付・gooニュース(共同通信)『ジョンソン氏が英首相に就任 「10月末に必ずEU離脱」』より)

 
YouTube: Live: Boris Johnson delivers his first speech as UK’s Prime Minister
2019/07/24 にライブ配信

  ジョンソン新首相の父、スタンレー・ジョンソン欧州議会議員
   「(ボリスが)イランとの橋を架ける(のを楽しみにしている)」
   「(息子は歴史を理解し、イランの長い歴史を考えるとイランを崇拝していると述べ、)ボリスは、この偉大な歴史感覚を持つ人です」
   「彼にとってイランはダリウス、クセルクセスを意味する。それは彼にとってとても意味があります。」

   「イランは彼にとって非常に重要な意味を持つので、このような素晴らしい歴史を持つ国と長年にわたる関係を築くチャンスです」
   「最高のことは、見て、私たちの船を手放すことです。私たちの船を手放すことだと思います…簡単です」

 
YouTube: EXCLUSIVE: Boris Johnson's father admits he "loves" Iran
 2019/07/24


YouTube: ICYMI: At last, Boris Johnson moves into No. 10 Clowning Street!

 本ブログ過去の関連記事
  ・2018/04/23付:『露英間の元ダブルスパイ襲撃事件:「寝耳に水」のプーチン政権、CLUB OF THE ISLES頂点イルミナティと地下組織の陰謀/Plot, Illuminati & UK & Underground』
  ・2018/05/08付:「英国版ロシアゲートで反ブレグジット、ユダヤ人ソロス、グローバリスト、イルミナティ/UK's Gate, Anti-Brexit, Jewish Soros, Globalist, Illuminati」
  ・2019/04/28付:『イランで約2500年間平和に暮らして来た血統的ユダヤ人達「イランは各宗教や民族の平和共存の最高の模範」:Evidence of Historical Ezra, Persia freed Jewish』
  ・2019/05/11付:「アレックス・ジョーンズ氏Infowarsと英国独立党UKIPとのリンク/Link with Allex Jones Infowars & British independence party UKIP」
  ・2019/07/12付:『G20サミットの日本の「調和」を謳う「十七条憲法改ざん」&「弥勒菩薩のOKサイン」& 歴史再検証/ "Harmony" by Japan on G20. History Reinspection』

 引用文献
  ・2019/07/16付・REUTERS日本:「英首相候補ジョンソン氏、米国の対イラン軍事行動支持せず」
  ・2019/07/23付・時事通信:「ジョンソン氏に祝意と警告=イラン外相」
  ・2019/07/23付・BBC NEWS JAPAN:「ボリス・ジョンソン前外相、イギリスの次期首相に決定 英保守党党首選」
  ・2019/07/24付・ParsToday日本:『駐英イラン大使、「ジョンソン氏に緊張緩和を期待」
  ・2019/07/24付・ParsToday日本:『イラン外相、「イランタンカーの拿捕は米の命令による海賊行為」』
  ・2019/07/24付・SPUTNIK日本:「トランプ大統領、英次期首相ジョンソン氏に期待」
  ・2019/07/25付・gooニュース(共同通信):『ジョンソン氏が英首相に就任 「10月末に必ずEU離脱」』
  ・2019/07/25付・The IRANIAN.(Tasnim News):「British PM’s Father Confident Boris Will Build Bridges With Iran」
  ・ウィキペディア:「ボリス・ジョンソン」

 関連・参考文献
  ・2019/07/15付・The IRANIAN.(RFE/RL):「UK’s Boris Johnson: I would Not Back U.S. Military Action Against Iran」

遠く大統領選アルゼンチンからサイコパス:日本の教師いじめは世界に伝わる?、マクリ政権の新自由主義でグローバリストIMF債務奴隷/psycho, Argentine debt by Neoliberal

2019-10-27 23:45:26 | 国際時事 2012~
 ※ 本記事において幾つかの文献と画像を引用する事によって構成しておりますが、本記事により当方は収入を一切受け取っておりません。
 ※ I have made composition by borrowing some references and pictures in this article, but I don't receive the income at all by this article.


 遠く大統領選アルゼンチンから「サイコパス」!
  日本の教師いじめ、元い暴行暴言傷害事件は世界に伝わる?
   マクリ政権の「新自由主義」の下でグローバリストIMFの債務奴隷に
    "psychopath", Argentine debt by Neoliberal Economic Policies


 



 
YouTube: Cristina Fernández acusa a Macri de hacer acciones de ‘psicópatas’
 クリスティーナ・フェルナンデスは、マクリが「サイコパス」行動をしたと非難する
 2019/10/18
 
YouTube: Christina Fernández acusa a Macri de hacer acciones de ‘psicópatas’
 クリスティーナ・フェルナンデスはマクリを「サイコパス」行動をしたと非難する
 2019/10/18
 
YouTube: Neoliberal Policies Are Tanking the Argentine Economy
2019/03/22
 
YouTube: La FMI esclavitud de naciones a través de la deuda
 借金による国のIMF奴隷制
 2019/10/06

 本日10月27日、南米アルゼンチンでは大統領選挙が行われている。左派のアルベルト・フェルナンデス元首相(60)が、中道右派で「新自由主義者」のマウリシオ・マクリ現大統領(60)を大きくリードしているという。
 フェルナンデス陣営は、マクリ政権の親米政策と右派政策が債務残高の増加等と経済悪化の原因であると批判し、またそれは国際通貨基金(IMF)にも責任があるとして、債務返済期限の延長を求めるとしている。
 その野党側の主張からは、アメリカ、グローバリスト、新自由主義者達に「騙された」と言っている様に聞こえて来る。

 現在、日本で問題となっている「いじめ」や「ハラスメント」。中でも、子供にいじめをしてはいけないと諭すべき小学校の教師が、同僚の教師をいじめて来た事が明るみにされた事は、日本中に衝撃が走った。
 その教師である加害者達が被害教師に行って来た暴行・暴言行為は、「暴行罪」、「傷害罪」、「器物損壊罪」、「強要罪」、「名誉毀損罪」等の「刑法犯」に相当し、そこらの世間話や井戸端会議等で冗談半分に軽々しく口にしがちの「いじめ」どころでは無い重大な犯罪である事が証拠と共に明かされて来ている。
 その加害教師達は現在、市民からの税金で得る「有給休暇」で休んでいるが、今後、その給与差止めと「懲戒免職」の方向に向かっている。
 主流メディア(MSM)・マスコミでは、その加害教師達の実名と顔写真が「隠蔽」されているものの、インターネットに於けるオルタナティブ・メディア(代替メディア)では、それらが既に公開され、且つ拡散されている。
 その加害教師達は世間から広く非難されており、その異常で卑劣な行為、凡そ良心を持ち合わせてはおらず、嘘を付きながら表面的には良い人というイメージの仮面を被った様子等から、「サイコパス」、「サディズム」等と指摘されている。
 
 その日本の衝撃的な事件が伝わっているのかどうかはっきりとは解らないが、現在、債務で苦しむアルゼンチンから「サイコパス」という声が聞かれた。
 その、日本から遠く離れたアルゼンチンは「ユダヤ人の逃れの町」としても知られており、ドイツの旧ナチスのユダヤ人・ヒトラーも先の大戦後アルゼンチンへ逃れ、「功労者」としてイルミナティに匿われながら余生を過ごした。

 アルゼンチンは、2006年にIMF(国際通貨基金)からの百億ドル近い債務を完済し、当時のネストル・キルチネル大統領が「われわれはIMFにチャオ(さよなら)を告げた」と演説し、IMFからの介入・干渉・余計なお節介を退け、債務奴隷からの解放を宣言した。
 1989年~1999年までのカルロス・メネム政権以降の新自由主義的経済政策を転換し、対外債務の返済より、国内の経済回復を優先する経済・財政運営を行い、その結果として2000年末の経済破綻直後の失業率24%を2006年には11.4%にまで改善し、更に2003年から2007年までは平均で約8%という高い経済成長を達成して、国の経済面を立て直し、そして債務も完済した。それ故、ネストル・キルチネル大統領は国民からは高い人気を得た。

 その後、ネストル・キルチネル大統領の後継として、同大統領の妻であるクリスティーナ・フェルナンデス・デ・キルチネル氏が2007年12月から2015年12月まで大統領を務められ、次に現在のマウリシオ・マクリ氏がアルゼンチンの大統領を務める事となっている。

 今回の大統領選挙の立候補者であるアルベルト・フェルナンデス氏は、ネストル・キルチネル政権発足時からクリスティーナ・フェルナンデス政権時の2008年まで首相を務められた。
 今回は副大統領として立候補している、そのクリスティーナ・フェルナンデス前大統領が、演説の中でマクリ現大統領を「嘘つき」、「サイコパス」と罵ったという。
 アルゼンチンは2006年にIMFからの債務を完済したものの、その後に再び対外債務が増加する事となっている。昨年には、マクリ大統領が通貨危機悪化でIMFに500億ドル融資の前倒しを要請した。巨額な債務残高の下、デフォルト(債務不履行)に陥る危険性のある中での大統領選挙の様子見で、本年10月時点でIMFは54億ドル(約5860億円)の融資を見合わせている。

 10月17日
  IMFのクリスタリナ・ゲオルギエバ専務理事
   「IMFはアルゼンチンに対し深く関与していく」
   「我々が(新たな政策枠組みを)持った時点で議論を続けたい」


 
YouTube: Por qué el FMI pide a Argentina "esperar un tiempo" por el desembolso
 IMFがアルゼンチンに支払いを「しばらく待つ」ように依頼する理由
 2019/09/26
 
YouTube: Préstamos del FMI: ¿Ayuda para Latinoamérica o arma de doble filo?
 IMFローン:ラテンアメリカまたは両刃の剣の助けですか?
2019/09/05
 
YouTube: Argentina y el FMI: el ciclo que no cesa
 アルゼンチンとIMF:止まらないサイクル
 2018/05/14

 IMFの史上最大の融資にも関わらず、マクリ現政権の下でアルゼンチンは失業率の上昇、高インフレ、景気後退を避けられない様である。その原因が新自由主義経済政策に有ると経済学者は述べている。

 現政権は中道右派の親米路線である一方で、ネストル・キルチネル政権からクリスティーナ・フェルナンデス政権までは左派的政策であったという。しかし、キルチネル政権はIMFや新自由主義者達(ネオ・リベラリスト)から経済・財政運営について批判を受けていたと有り、その辺り、アルゼンチンに詳しくない僕には「矛盾」している様に見えてもう一つ解らない。IMFや新自由主義的経済は「世界共産化グローバリズム」の下に在り、IMFや新自由主義者こそが左翼・リベラルであるので、この記事の終わりに掲げた参考文献(ウィキペディア)の記述内容は表面的な解説である様に思える。言うなれば、「左派・反グローバリズム」、「左派ナショナリズム」であったのではないだろうか。
 実際、キルチネル夫妻で続いた政権時は、IMF依存からの脱却を果たし、その後そのローンに手を付けなかった事からも、グローバリズムの一環としての新自由主義政策を排除していた事から言える。
 尚、日本のネオ・リベラリストとして有名なのが、「親米」「親ブッシュ」の小泉政権時に経済財政政策担当、及び金融担当の内閣府特命担当大臣であった竹中平蔵が挙げられるが、後年、小泉元首相と共に保守中道右派の論客から非難の対象とされている。

 例えば、同じく南米のベネズエラは、左派でありながら「反米」である。現在のトランプ政権は「反グローバリズム」を掲げているものの、オバマ前政権までは「世界の警察」の名目の下に諸外国に干渉するグローバリズム政権であった。そして、トランプ大統領自身は保守中道の考えをお持ちである。
 かつての旧ソビエト連邦は、ロシア革命を行ったカザール・マフィアの偽ユダヤ人達によって発足し支配されていた。同じく「反グローバリズム」であるロシアのプーチン大統領は、そのかつてのソ連誕生時のレーニン政権の90%がユダヤ人で占められていた事実を暴露された。
その初代最高指導者のレーニンはアシュケナジー・ユダヤ人であったものの、次代のスターリンはユダヤ人では無かった。その為、スターリンは「ユダヤによるグローバリズム」には乗らず、自身が提唱し始めたマルクス・レーニン主義の共産主義体制を維持しつつナショナリズムを標榜した。
 その事は、現在の支那(中国)共産党の習近平政権と同様に思える。習近平政権も「反グローバリズム」の「共産ナショナリズム」である。但し、支那の習近平政権の場合、「一帯一路」構想を掲げる等、米国主導の現在までの世界秩序とは異なる新たな世界秩序を自らが主導する事を目論んでいる事に注意する必要がある。言うなれば、「支那版(中国版)・新グローバリズム」の危険性である。米国を人形として使った現在までのユダヤ・イルミナティ・フリーメーソンによるグローバリズムも、支那(中国)による新たなグローバリズムも、共に「世界共産化」である事に違いは無い。

 アルゼンチンの政府総債務残高は、IMFによる2019年4月時点の推計で20兆1559億アルゼンチン・ペソ(約3426億ドル)、昨年は12兆5694億アルゼンチン・ペソ(約2137億ドル)となっており、次がその1992年から本年までの27年間の推移である。

2019.10.26


 出典:世界経済のネタ帳「アルゼンチンの政府総債務残高の推移(1980~2019年)」

 前のネストル・キルチネル政権とクリスティーナ・フェルナンデス政権は、「親中派」でもあったという。同じ「左派ナショナリズム」で行こうとしているのであろうか?。

 今から30年余り前の日本のバブル経済時、銀行や不動産業者、ヤクザをはじめとして、世間、大衆、社会には「右肩上がり」で傲慢・貪欲な考え、傾向、思い込みが在った。また、第二次世界大戦中には、日本のMSMマスコミである朝日新聞や毎日新聞は「イケイケ、ドンドン」と太鼓を鳴らし、旧日本軍の対中進出(南京解放を含む)、対露防衛、東南アジア解放、そして対米戦争と「四正面作戦」を煽動した。
 その様な、意気高揚する様な雰囲気の醸成は、とかく、右寄りに於いて起こりやすいのかもしれない。但し、旧ソ連が共産主義でありながら世界最強・最大とも言える核軍事力をもった左翼国家であった事からも言える通り、軍や戦争に関して右翼も左翼も関係しない事を念の為に付け加えておく。

 アルゼンチンの事は僕はよく知らない為にはっきりとは言えないものの、世界最大の借金大国であるアメリカと同様のその巨額債務も、道徳的な観点を無視して調子に乗った結果であるのかもしれない。
 この事は、日本は対岸の火事として無関心ではいられない。日本も、デフレ脱却の為に日銀が膨大な国債を発行し続けて来た。その為、同じ南米のベネズエラの様に「ハイパー・インフレ」がいつ起こっても可笑しくないのである。

 返済して当然の借金を踏み倒す事を含めて、「サイコパス」的精神に対する防御網としての、歯止め、指針、規範、法律を持つ事が必要とされる。

 本ブログ過去の関連記事
  ・2019/09/05付:『誰も戦争を望んでいないのにも関わらず何故危機が?・・・タルムード、宇宙人、そして「サイコパス」/No one wishes for war, but why is crisis?ーpsychopath』

 参考文献
  ・2018/08/30付・BBC NEWS JAPAN:「IMFに500億ドル融資の前倒し要請 通貨危機悪化で」
  ・2019/05/23付・JETRO:「フェルナンデス前大統領、副大統領としての立候補を発表」
  ・2019/09/13付・日本経済新聞:「IMF、融資継続に苦慮 アルゼンチン巨額債務 返済猶予を要請 構造改革不透明に」
  ・2019/10/12付・日刊ゲンダイDIGITAL:『東須磨小の教師事件はいじめというより「刑法犯の役満」だ』
  ・2019/10/18付・日本経済新聞:「IMF、アルゼンチン債務問題の結論先送り 選挙後に」
  ・2019/10/24付・産経新聞:「4年ぶり親中政権誕生か アルゼンチン大統領選、27日実施」
  ・世界経済のネタ帳:「アルゼンチンの政府総債務残高の推移」
  ・ウィキペディア:「アルゼンチン」
  ・ウィキペディア:「カルロス・メネム」
  ・ウィキペディア:「ネストル・キルチネル」
  ・ウィキペディア:「クリスティーナ・フェルナンデス・デ・キルチネル」
  ・ウィキペディア:「マウリシオ・マクリ」