狷介不羈の寄留者TNの日々、沈思黙考

多くの失敗と後悔から得た考え方・捉え方・共感を持つ私が、独り静かに黙想、祈り、悔い改め、常識に囚われず根拠を問う。

根源、純粋主義、キリストにあって一つに

2013-01-29 23:39:27 | エッセイ・コラム
 哲学者・西田幾多郎氏(1870年(明治3年)6月17日 ~ 1945年(昭和20年)6月7日)は京都大学教授・名誉教授、京都学派の創始者で、研究分野は禅と倫理学、今から100年程前の著書「善の研究」によって世代を超えて現代社会の空虚さに対する示唆を与えています。
 上田閑照氏(西田氏の孫弟子、専攻はドイツ哲学・宗教哲学、京都大学名誉教授)は、「空虚である事に疑問を感じた場合に、自分が何処に足を置いて立つべきかを問い直す上での指針・道を示す現代人への哲学として存在」、「自分の足で立つ、その限りにおいて、人と人との交わりもリアルになると言うのが西田氏の思想の根幹を成す」、「自立し、人間の基本的な在り方に返る事を重視している」。
 その西田氏の特集番組を視聴してのレポートです。
 「日本人は何を考えてきたのか・第11回『世代を超えて~西田幾多郎と京都学派~』」(2013年1月20日(日)22:00~23:30、NHK・Eテレ)
 根源、純粋主義、直接。
 全体主義と個人主義。
 東洋と西洋の哲学を自分のものにして、新たな思想形態を生み出す。
 青年時代の参禅幅広い西洋哲学書の読書の蓄積根底に存在
 「善の研究」…1911年、西田氏40歳時の最初の著作。
 軍の理論化…「大東亜共栄圏」。
 人生の問題=哲学。…自己の悩みが哲学の動機に
 ギャップに身を置いて逃れず、統一の在り方を成り立たせる
 座禅悟りの境地。じっとして自分と外との仕切り・区別が解けて、限りない開きを経験する。「心月孤円光香万象」…「円相図」。「○」の月・円の心、無限なものに根源を内包、その内の空・無から(自分を)出発
 「純粋経験」=「直接経験」。…同類のものを主観によって判断して種類に分ける前の段階思慮分別が加わる前の意識状態。…「自己の細工を捨てて事実に従うて知る」事実そのままに知るの意主観へのこだわりを捨てよと訴える。「自己の意識状態を直下に経験した時、未だ主も無く客も無い知識とその対象とが全く合一している、此れが経験の最酵(最純)」。
 「自覚に於ける直観と反省」(大正6年著)。…純粋経験=直接的経験=直観から自覚へ。それから主客二元論(主観と客観)、思慮分別=反省へ自覚においては認識の連続。図と地。
 絶対的価値の喪失から、悩み・哲学へ。その哲学を時世への反映、方向付け、思想、本性そのもの、普遍性になるものとしようとする。絶対的価値=理想
 「日本文化の問題」著。…「矛盾的自己同一」矛盾・対立そのままに、全体的な同一性を保っている状態生命は多と一(多くの細胞と一つの身体)全体主義と個人主義との結び付き。物事を根源的に捉える事に加えて、自己の意識からのみでは無く、現実の世界の構造からも考える心境的な面で確信を得ても、心境的で形・表現の無さは歴史を動かせないと。
 戦時、「最も戒むべきは日本を主体化する事」と。…日本を主体化した帝国主義・全体主義に於いて、大義名分は成立しない。ブレーントラスト(政策に助言する学識経験者。知能顧問団)を務め、「東亜新秩序」
 昭和研究会新日本の思想原理・新文化の創造陸軍と海軍其々にブレーンが存在し、西田氏はその両方の幹部のブレーントラストとなった。海軍の秘密会合京都学派(京都帝国大学での西田氏に師事)、その会合の大島康正メモが残る。「近代の超克」(京都学派、文学会著)は、当時若者や知識人に流行。西田氏と陸軍幹部による国策研究会(昭和18年5月)にて、「世界新秩序の原理」。「大東亜共栄圏」の理論化日本の「盟主」(日本が東アジアでのイニシアチブ(主導権)を握る事)と他国との「共栄」(共存共栄)の矛盾を如何に結び付けるか歴史哲学の確立実際は、軍政には他者の視点が無かった
 西田氏の弟子の三木清氏(兵庫県たつの市出身、霞城館に資料)は、昭和17年に陸軍宣伝員として「東亜解放の真義の徹底」を任務としてフィリピンに10ヶ月従軍。「日本が当面している厳しい現実は、甘い観念論、浪漫的な形而上学で乗り切れるものでは無い」と、従軍前の己を含めた日本の知識人への根本からの批判をする。
 陸軍幹部宛て「要領理解の参考に供する」にて、昭和18年6月の東条英機首相演説への西田氏の助言、「各国家・民族が各自の世界的使命に自覚して、地域伝統に従って一つの特殊的世界を構成しなければならない。これが共栄圏の原理」。一方では、「その中心となって之を担うものがなければならない。東洋に於いては我が日本の他には無い」と矛盾した事と、日本の責任を述べている。しかし、実際の演説には西田氏の理念は反映されずに失望された。
 古来、武力のみにて栄えた国は有りません。永遠に栄える国は、立派な道徳と文化とが根底になければなりません。我が国民全て此の根底から大転換をせねばならぬ時」(昭和20年西田氏)。
 「西田哲学」アンダーカレント(底流)、デタッチメント(関わり無く)からコミットメント(参加)・積極性・義務感・語りへと遷移した事。
 上田閑照氏「何となくはっきりとしない事でもこうだと決めていく事によって学問が成立し、その学問を基礎にして実践や政策になる。しかし哲学はその逆で、決められた事、決まった様に見える事、それらが全てでは無い。もっと別の事が有り、その外があるというそのセンス、それが非常に大切
 西田氏は、己とは何か、世界とは何かを生涯問い続けた「私が書いたものが何にもならないものかもしれない。或いは、後の何人かの立場になるものかも知れない。私には唯、私の道を進み行く外ないのです」(昭和11年)。
 自分・人間の考え・打算・計り事(謀り事)が生じる前に、神様から与えられた経験・運命に対して元々生まれ持っている良心から生じて来る純粋な気持ちが大事であり、西田氏の言う主観を捨てた「純粋主義」と共通する様に思います。又、イエス・キリストにあってイエス・キリストを信じる全ての者が一つになる事は、西田氏の「矛盾的自己同一」に似ている様にも思います。
 旧約聖書・詩編12章6節主のみことばは混じりけのないことば
 同・箴言30章5~6節「神のことばは、すべて純粋。神は拠り頼む者の盾。神のことばにつけ足しをしてはならない。神が、あなたを責めないように、あなたがまやかし者とされないように。
 新約聖書・ローマ人への手紙12章4~8節一つのからだには多くの器官があって、すべての器官が同じ働きはしないのと同じように、大ぜいいる私たちも、キリストにあって一つのからだであり、ひとりひとり互いに器官なのです。私たちは、与えられた恵みに従って、異なった賜物を持っているので、もしそれが預言であれば、その信仰に応じて預言しなさい。奉仕であれば奉仕し、教える人であれば教えなさい。勧めをする人であれば勧め、分け与える人は惜しまず分け与え、指導する人は熱心に指導し、慈善を行なう人は喜んでそれをしなさい。
 同・コリント人への手紙 第一12章4~27節さて御霊の賜物にはいろいろの種類がありますが、御霊は同じ御霊です。奉仕にはいろいろの種類がありますが、主は同じ主です働きにはいろいろの種類がありますが、神はすべての人の中ですべての働きをなさる同じ神です。しかし、みなの益となるために、おのおのに御霊の現われが与えられているのです。ある人には御霊によって知恵のことばが与えられ、ほかの人には同じ御霊にかなう知識のことばが与えられ、またある人には同じ御霊による信仰がが与えられ、・・・。しかし、同一の御霊がこれらすべてのことをなさるのであって、みこころのままに、おのおのにそれぞれの賜物を分け与えてくださるのです。ですから、ちょうど、からだが一つでも、それに多くの部分があり、からだの部分はたとい多くあっても、その全部が一つのからだであるように、キリストもそれと同様です。なぜなら、私たちはみな、ユダヤ人もギリシヤ人も、奴隷も自由人も、一つのからだとなるように、一つの御霊によってバプテスマを受け、そしてすべての者が一つの御霊を飲む者とされたからです。・・・もしからだ全体が聞くところであったら、どこでかぐのでしょう。しかしこのとおり、神はみこころに従って、からだの中にそれぞれの器官を備えてくださったのです。もし、全部がただ一つの器官であったら、からだはいったいどこにあるのでしょう。しかしこういうわけで、器官は多くありますが、からだは一つなのです。・・・からだの中で比較的に弱いと見られる器官が、かえってなくてはならないものなのです。また、私たちは、からだの中で比較的に尊くないとみなす器官を、ことさらに尊びます。・・・神は、劣ったところをことさらに尊んで、からだをこのように調和させてくださったのです。それは、からだの中に分裂がなく、各部分が互いにいたわり合うためです。もし一つの部分が苦しめば、すべての部分が共に苦しみ、もし一つの部分が尊ばれれば、すべての部分がともに喜ぶのです。あなたがたはキリストのからだであって、ひとりひとりは各器官なのです。」。


1.17から19年目、南海トラフ巨大地震発生による想定死者32万人を思う

2013-01-20 04:34:35 | 災害・地震・戦争
 1995年1月17日午前5時46分発生の、阪神・淡路大震災発生から19年目に入りました。現在の被災地の様子は、震災前とほぼ同じ程度まで回復しました。しかし、各被災地間には「復興格差」が存在し、人口減、復興住宅での高齢化・孤立化等の問題が有ります。
 兵庫県内被災12市の人口は震災後に約15万人減少しましたが、2001年に震災前を上回りその後も増加していましたが、昨年末に少し減少となりました。震災前と比較して、西宮・宝塚・芦屋・川西が1割増、神戸市西区が2割増ですが、反対に淡路3市が8割台、尼崎が9割、神戸市長田区が7割台、同兵庫区が9割と減少したままとなっています。
 2001年に復興住宅での高齢化率(65歳以上)が40.5%であった事に対し、昨年は48.2%となって過去最高となりました。又、単身高齢世帯も44.2%となって過去最高となりました。
 復興住宅での孤立化が進み、昨年1年間での「独居死」が61人に上り、その約9割が60歳以上で、死後1ヶ月経過して見つかる事も有ります。
 最大350万円の貸付を行った「災害援護資金」未返済者は約1万2千人、その内約6割が60歳以上となっています。
 兵庫県内被災12市の域内総生産(実質GDP)は、2011年度が14兆1331億円で、1996年の震災直後の「復興特需」を上回りました。
 兵庫県内NPO法人数は、1238団体に増加しました。
 兵庫県が独自に始めた住宅再建共済の加入率は、昨年11月末時点で8.7%に留まっています。
 被災地で唯一継続している、神戸市JR新長田駅南地区再開発は事業完了を2年延長となりました。当駅周辺はかつてはケミカルシューズゴム鉄工所等の町工場が立ち並び、下町の風情が有り道幅も狭かったものですが、現在特に駅北側はさながら住宅街の様になって道幅も広く整備され、工場の匂いや騒音の無い静かな町と化しました。しかし、何か閑散として物足りなさを感じます。
 
 2013117
 駿河湾から九州沖の海底に延びる深い溝を震源とする南海トラフ巨大地震発生により、想定される最大の死者が32万人に上るとされています。地震や火山の活動期に入っており、首都直下地震富士山噴火等も起こりうるとされ、1.173.11等をを上回る災害の危機が迫っています毎年これらの震災の有った日毎にでも思い出し、いつも忘れず教訓とし、備えを確認したいものです。

  ※尚、写真のクリックにより、ポップアップにて拡大されます。
 

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YouTube: 1995年阪神淡路大震災1月17日





欧米・日本のマスコミが流さなかった、正義のカダフィ大佐の「真実」

2013-01-15 00:48:28 | 中東
 リビアの正義のムアンマル・アル=カッザーフィー前最高指導者・革命指導者(カダフィ大佐)は、悪の欧米メディア(日本を含む)によって称された「アラブの春」によって、 2011年10月20日に殺されました。リンチによって殺されましたが、アラブ人の顔をした殺害者達は皆欧米人や欧米諸国内の囚人で、欧米に雇われた者達でした。又、現在のシリア内戦と同様に、リビア内戦においての反政府組織(「叛徒」)を操っていたのは欧米(NATO)でありました。
 次にカダフィ大佐の真実を述べている動画と、カダフィ大佐の名著作「緑の書」を載せています。
 

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YouTube: カダフィの真実を知ってほしい リビア 新世界秩序 NATO


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緑の書価格:¥ 1,260(税込)発売日:1993-09-01

  ※尚、写真のクリックにより、ポップアップにて拡大されます。
 
 以下は、動画からの引用文です
 「1951年、リビアは世界で最も貧しい国だった。」
 「NATO侵攻前は、アフリカで最も高い生活水準を誇っていた。又、ロシア・ブラジル・サウジアラビアよりも高い生活水準であった。」
 「リビアでは、家を持つ事が人権とみなされている。新婚夫婦はマイホームを買う為に、5万ドルを政府から支給される。」
 「電気代は、全ての国民に対して無料これは作り話ではない。」
 「カダフィはかつて、全てのリビア人に家を与える事を誓ったのだ。彼はその誓いを守った。」
 「カダフィ以前は、リビア人の5分の1以下が読み書き出来なかった。現在は、教育は無料で質が高い。識字率は83%。」
 「医療も無料で質が高い。」
 「リビア人が必要な教育や医療をリビアで見つけられない場合は、リビア政府が彼らが外国へ行ける様に手配する。」
 「ローンは、全て利子0%と法律で決まっている。」
 「リビア人が車を買う時、政府が半額を払う。」
 「ガソリン代は0.14ドル/L。」
 「農業家を志望するリビア人には、土地、家、器具、家畜、種子が無料で支給される。」
 「2011年7月1日170万人の国民がトリポリの緑の広場に集まり、NATO爆撃に挑戦する態度を示した。トリポリの人口の約95%が集まっていた。これは、リビア国民全体の3分の1に相当する。」
 「リビア中央銀行は、西洋の全ての銀行と違って国有銀行だ。ロスチャイルドの所有では無く、債務から自由な金を振り出す。」
 「1990年、リビアはロッカビーパンナム103爆破事件の責任を問われた。アメリカがリビア人に反して証言させる為に、証人1人当たり400万ドルを払った事が露見した。証人達は、金をもらって嘘をついた。それ以降、証言を撤回している。」
 「カダフィはリビアの石油支払を、ドルからアフリカディナール金貨に変えようとしていたサルコジ(前フランス大統領)は、リビアを人類の金融安全保障への脅威と呼んだ。」  
 「リビア「叛徒」の行なった最初の事は、新たな中央銀行を創る事だった。ロスチャイルドの所有の銀行だ。西洋の私達の銀行と同じ様な銀行。」
 「ロスチャイルド家は、世界の富の半分以上を所有すると考えられている。」
 「ロスチャイルド所有銀行は、空気から金を作って利子を付けて売る。つまり私達は、決して負債を返すのに十分な金を持たないのだ。私達と私達の子供達は、ロスチャイルドの銀行の利子の負債奴隷にされたのだ。」
 「私達の指導者キャメロン(イギリス首相)、オバマ(アメリカ大統領)、サルコジ等と違い、カダフィは自分の国民を売る事を拒否した。リビアは、債務から自由だったのだ。
 「あなたにはもう解るだろう。カダフィに国民がこれ程の熱意で応えるのはなぜか。」
 「自由で主権を持つ人々を爆撃するNATOの裏に誰がいるのか。」
 「リビア人は、イギリス、アメリカ、ヨーロッパが持たないものを持っていたのだ。リビア人達は、彼らの最大の利益の為に働く、高潔で勇気あるリーダーを持っていたのだ。ロスチャイルドの最大の利益の為に働く指導者では無く。」
 「リビア人達は、ロスチャイルドの銀行の高利貸しの束縛から自由な彼らの国の富を共有していた。」
 「金の発行へのロスチャイルド支配の圧制が無ければ、私達は皆、豊かな国民として生きられるだろうに。」
 「私達は、ロスチャイルド銀行家と金で買われた政治家に、何兆ドル・ポンド・ユーロを文字通り盗まれているのだ。私達は犯され、奴隷にされて来たのだ。」
 「私達がこの人道に反する罪を止めなければ、リビアも犯され奴隷化されるだろう。」
 「NATOとその叛徒によって、3万人のリビア人が殺されたと推定される。」
 「カダフィは、直接民主主義を信じた。彼の書いた『緑の本』に述べられている。この書をぜひ読んで欲しい。」
 「彼は、議会民主主義が本質的に腐敗していると信じた。国民が自分達自身を代表するべきであり、それは可能だと信じた。」
 「メディアは、人道に対する罪の犯罪者達を擁護する。」
 「私は、犯罪国家(欧米)に戦争の為の税金を払うのを拒否する爆弾・プロパガンダ・BBC(英国放送協会)のライセンス料を払うのを辞めよう。」
 「私達は、リビアの人々へ連帯を示さねばならない。人道に対するこの犯罪を目の当たりにしながら何もしなければ、私達は共犯であり、いつの日か私達に順番が回ってくる。」
 「くたばれNATO!。くたばれ国連!。くたばれ新世界秩序!。」
 「今こそ行動する時だ。勇気を出して立ち上がれ。新世界秩序に対して、集団で抗議しよう。」


欧米寄りの日本のマスコミが流さない、イラン大統領の名演説

2013-01-14 02:41:00 | イラン2012~2019
 日本のマスコミは、欧米寄りの情報しか流しません。次に、その内の一例が有ります。又、本ブログ2012年12月28日付「イラン、ぺルシヤの寛容」にも関連内容が記載されています。
 イランのマフム-ド・アフマディネジャ-ド大統領第65回国連総会演説(2010年9月23日)の模様の動画が次に在ります。演説は、権力に迎合せず、媚び諂わず、正しい事をはっきり大胆に主張し、とても素晴らしいと思います。途中で、アメリカやイスラエル、NATO加盟国等が、退席してしまいます。
 (1)~(3)までの3本に分割されています。その内の1本目のみを本日ブログに載せています尚、下記の文章は、動画の演説からの引用です。
 

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YouTube: イラン大統領 第65回国連総会演説(1)9.11テロへの見解



 「聖なる預言者達は全ての人々を一神教、愛と正義へと促し、人類の繁栄の道を示す使命を持っていました。」
 「預言者の呼びかけに反して、利己主義者貪欲者が立ち上がって反乱を起こしました。」
 「貪欲な者達は、イエス・キリストやマホメットに立ち向かいました。」
 「近代になると、人間の倫理と価値は後進性の原因として拒否されました。」
 「人間と天との断絶は、人間を真の自己から切り離しました。」
 「資本と支配への信仰が、愛と団結への扉である一神教に取って代わりました。」
 「神の価値への利己主義の衝突は、奴隷主義植民地主義に繋がります。」
 「世界の大部分の国々が、少数の西洋国家に支配される様になりました。」
 「植民地化された国々の全ての資源、権利、文化が奪われました。」
 「土地は占領され、原住民は侮辱され、大量に殺されました。」
 「2つの世界大戦、パレスチナの占領、朝鮮戦争、ベトナム戦争、イランに対するイラクの戦争、アフガニスタンとイラクの占領アフリカの紛争では何億人もの人々が殺害され負傷し、強制移住させられました。」
 「テロリズム、麻薬の生産、貧困、社会での不平等が増加しました。」
 「ラテンアメリカの独裁的なクーデター政府が、西洋の支援を受けてかつてない犯罪を犯しました。」
 「3つの事件を調べれば、現在の世界統治システムを分析する事が出来ます。まず最初に、2001年9月11日の事件です。この世界は約10年間世界全体に影響を及ぼしました。突然ツインタワー攻撃のニュースが、大量のビデオ映像を用いて報道されました。ほぼ全ての国の政府と著名人が、此の事件を強く非難しました。しかし、その後プロパガンダ機械が全力で作動し始め世界全体がテロリズムと言う名の巨大な危険にさらされているとほのめかし、世界を救う唯一の方法はアフガニスタンに軍を派遣する事だと主張しました。最終的に、アフガニスタンはイラクより少し後になって占領されました。・・・現在アフガニスタンとイラクでは、何十万人もの人々が殺されています。数百万人が負傷し強制移住させられ、この紛争は広がり続けています。・・・第二の見解は、アメリカ政府の一部の人々がアメリカ経済の衰退シオニスト政権を救う為中東での支配の状況を逆転させる為に、これらのテロを仕組んだと言うものです。アメリカ国民の大多数、そして世界中の人々と政治家の多くが、この見解に同意しています。(ここで、アメリカ代表が退席。)・・・事件と関係のある主要な証拠は、大量の瓦礫の中に発見された幾つかのパスポートと、居住地の不明な1人の人物(ウサマ・ビン・ラディン、2001年にドバイのアメリカ病院で死亡)のビデオだけです。この人物はアメリカ政府高官(ブッシュ前大統領)と共に石油事業に関わっていた事が知られています。(ここで、?代表が退席。同様に隠蔽されている点は、爆発や火事の為に自爆テロリストの痕跡は全く存在しないと言われている事です。(ここで、?代表が退席。)・・・アメリカ政府の見解を考慮する場合、軍隊を大規模に派遣して古典的な戦争を始める事は合理的でしょうか。軍の派遣によって、何十万人もの人々が死亡しました。・・・。」
 「現在の秩序が終焉に到っていると考えられる第二の理由は、パレスチナの占領です。抑圧されたパレスチナの人々は、60年前から占領政権(イスラエル)の支配下に暮らしています。承認された占領者によって自由、安全、自己決定の権利を奪われています。(此の時、イスラエル代表は既に退席済み。毎日の様に無実の女子供の頭の上で家々が破壊され、人々は祖国に住みながら水や食糧や薬を奪われているのです。・・・西洋の幾つかの国々の無条件な支援を享受しているこの政権(イスラエル)は、この地域の国々を定期的に威嚇し、公的にパレスチナ人や他国の重要人物の殺害を発表します。パレスチナ人の擁護者やこの政権の批判者は、圧力を受けテロリストのレッテルを貼られ、反ユダヤ主義者と呼ばれます。・・・占領が承認される代わりにパレスチナ人の権利が認められていたら、これ程の犯罪が行われたでしょうか?。私達の明確な提案は、パレスチナ人難民が祖国に帰る事です。・・・。」
 「現在の秩序が終焉に到るとみなせる第三の理由は、核エネルギーの問題です。・・・原爆を所有する安全保障理事会の幾つかのメンバー国は、核エネルギーを原爆とみなして他国が手に入れられない様にして独占を確立し、IAEAに圧力をかけます。それと同時に、彼等は自己の核兵器を保有・開発し近代化しているのです。近年アメリカ政府は、自国だけで原爆を維持する為に800億ドル要請した事をお聞きになった事があるでしょう。其れが続いたのです。核兵器の軍縮が実現していないだけでは無く、原爆はある地域では増加したのです。占領と威嚇を続けるシオニスト政権(イスラエル)もその1つです。」
 「『コーラン』は聖なる預言者達、ノア、アブラハム、イサク、ヨセフ、モーセ、イエス・キリストを敬い、彼らの正しさを示します。彼等は『コーラン』を燃やし、これらの全ての真実と正義を焼き尽くそうとしました。しかし、真実を焼き尽くす事は出来ません『コーラン』は永遠のものです。神と真実は永続するからです。・・・私達は、悪魔の術中に陥る事を賢明に避けなければなりません。・・・『コーラン』と『聖書』、私達はそのどちらの本も尊重します。どちらも私達に与えられたものです。」
 「国々の多くは、根本的変化国際関係における正義を求めています。」
 「過去数十年間、安全保障理事会の常任理事国の1つ以上が、常に紛争に関わって来ました。・・・国連の構造のお陰で、彼らは侵略行為を行なっても罰せられないと感じています。・・・国連は共通の世界統治の調整の中心です。」
 「世界の秩序において、正義を奨励し差別を排除する事を目指すべきです。」
 「国連事務総長真実を語り公正な判断を行なう時、権力や機関の本部の在る国(アメリカ)の圧力を受けてはなりません。」
 「皆さん、私は、自由と民主主義を強制する口実で他国を占領する事は、許し難い犯罪だと明確に主張します。」
 「世界は軍事力、支配、一方主義、戦争、侮辱の論理よりも、憐れみ、正義、包括的な貢献の論理を必要としています。」
 「親愛なる皆さん、世界統治の支配的方法、即ち資本主義が失敗した事は言うまでも有りません奴隷制擁護主義、植民地主義、帝国主義の時代は終わったのです。」
 「イラン国家、及び世界の大多数の国の政府は、現在の差別的世界統治を拒絶します。この非人道的な統治は行き詰まっており、大きな改革を必要とします国際問題の改革と平等と繁栄の実現の為には、全ての国の貢献私達に与えられた純粋な思考、そして人間と神による統治が必要です。」
 「私達は皆、正義が平和、恒久的安全、民族間・国家間の愛の拡大の基盤であると確信しています。人類は抑圧、侮辱、虐待に苦しむ時、正義の中にその希求、権利、尊厳の実現を求めねばなりません人類への愛と世界の善なるものへの愛の中に、人類の真の性質が現われています。愛は民族間・国家間の関係を築く為の最良の基盤です。・・・純粋さと安全と繁栄に満ちた世界を作る時、人々は競争者では無く仲間です。」
 「イスラム教預言者の子孫を父に持ち、キリストの信者を母に持つ神の真の僕人類の真の友である完全な人間は、マリアの息子イエス他の正しい人間(聖徒達)と共に、この輝かしい時に再び現れて人類を助けるでしょう。私達は彼らを迎え列に加わり、正しい裁きを求めねばなりません。」
 「愛と崇拝を称えます。正義と自由を称えます。真の人類、完全な人間、人類の真の友を称えます。平和があなた方に、又、全ての正しい者と純粋な者に訪れます様に。あなた方に平安と神の憐れみが有ります様に。ありがとうございました。」


「純粋さ」と「偽善」

2013-01-12 22:26:57 | エッセイ・コラム
 仕事の種類によって、神様は異なった見方・捉え方をしません道徳的に間違った事をしなければ、自分の持ち分をすれば良く、自分の能力に見合った事をすれば良いのです。因みに、現代において金融関係は間違っている様に思います
世の中の人全員が医療福祉関係の仕事をしてしまうと、社会は成り立ちません。私が若い頃から仕事をして来た鉄工の仕事も、世の中の鉄製品全般を担って、社会の「根幹」を支えています。医療・福祉関係と鉄工関係のどちらの方が値打ちがあると言う問題は全く無く、どちらとも同様に値打ちが有ります
 世間の人達は見た目のイメージや表面的な捉え方で評価する方が多いですが、汗やチリ・油にまみれて作業着・ユニホームを汚しながら仕事をする事が正しいと言う事です。3K(キツイ・キタナイ・キケン)等と言って中傷したりする事は、間違っています
 私はかつては自分の遣り甲斐等にこだわりが有り自分を喜ばす為に仕事をしていましたが、現在は神様を喜ばせる事が本当の意味では正しいと言う事を知りました。又、現在においては、基本的にこだわりは有りません。こだわりが無く、欲望が有りませんそれらから解放されて心が自由になっていますので、それらから来る苦しみは有りません
 又、例え何かに希望・欲望を持ってその通りに行かなくても、忍耐を持ってその苦しみ受け入れる事が、クリスチャンにとって必要な事です。
 公務員の様な安定を望んで前述の関係に進む者も多く、純粋に仕事の内容で選んでいる人ばかりではないと言う事です。専門学校等の学生には、その様な安定を望むだけの者が多くいます。その様な学費の高額な学校に通う者は裕福な家庭の子である事も多く、苦労や痛みを理解していない事が多い様に思います。又、事務職等の部所は、基本的に経営・金銭の事しか考えていません。人出不足とは言いながらも、結局はより好みをして贅沢な考えを持っているだけの様にも感じます。
 最近は、病院も介護施設もどことも皆ホテル並で、それらの職員もその様な綺麗で立派な所で働く事を一つのステータスと捉えている者が多い様に思います逆に、私が育てられた町工場の鉄工所と言えば、それとはまるで正反対の感じですしかし本当の値打ちと言うものは、見た目のイメージ等では無く、その内容そのものに有ります却って、特に施設に関して言えば、町工場の小さな古い鉄工所の方が、「清貧」、「謙遜」を表している様にも思えます。
 ところで、流通において本来は物物交換や働きに応じて物や食事等の報酬を受け取る事でしたが、流通の利便性を高める為に希少価値の有る金・銀・銅を貨幣に用いてそれを代替品としました。その後より利便性を高める為に、金等と交換可能な兌換紙幣が発行される様になりました。しかし、アメリカのドル紙幣は40年前に金本位制を辞めている為に、ただの紙切れとなっています。
 お金だけを持っていても物が無ければ意味が有りません。お金は潤滑油で物・サービスの実体の方が本来上に在るはずなのですが、現代ではお金が権力を握ってしまう矛盾が生じてしまい、それに応じて株等の投資をする事にステータスを感じる間違った者が多くいます
 先物取引等の金融商品の発達と規律無く発行され続ける事によってお金ばかりが満ち溢れ、70億人の世界人口を養うだけの食糧やエネルギーが不足し、飢饉や世界的なインフレが起こり、世界恐慌が起こる危険性を多分にはらんでいます。
 その様な社会・世間の矛盾・偽善の中で生きて行かなければならず、不器用で世渡りが下手な私は苦労を強いられそうです。


「自分の十字架」である苦しみを背負う事が、クリスチャンとしての使命

2013-01-11 23:58:51 | エッセイ・コラム
 「悔い改め」をしたからと言って、幸せになると言う訳では有りません。悔い改めをして自分の内面は変わったからと言って、世間や社会は今までのままで、今まで通り世間や世の中からの不幸に感じる報酬を受けなければなりません。洗礼を受けてクリスチャンになったからと言って、その後に幸運が訪れる訳では無い事と同じで、悔い改めをしても、その後同じ様に苦しみを背負って生きて行かなければなりませんただ、悔い改めをしたりキリスト者(クリスチャン)になる事によって、同じ様な事があっても、その事に対しての捉え方が以前とは異なったり、見方が異なったりする事になります。それが、希望・恵みに繋がる忍耐を持つ力に成ると言えると思います
 冤罪・犯罪被害者や出所者、被差別者等の様に、偏見レッテル等を貼られた場合に、社会復帰も思う様に行かず、雇用機会も失われてしまいます。しかし、キリスト者の場合は、敢えてその様な「自分の十字架」を背負って生きる事を受け入れなければなりませんイエス・キリストが全ての人の罪の贖いの為に十字架上で殺されて犠牲になられた様に、旧約時代の預言者達やキリストの弟子達が敢えて迫害を受けて殺されて行きましたその当時は特に、クリスチャンにならない方が世間や社会から迫害されず、此の世からの幸福に感じる報酬を受ける事が出来たにも関わらず、敢えて苦しみを受けた訳です
 キリスト者は、他者を責めたり裁いたりしてはいけないと言う事を聖書から教えられる事から、とかく自虐的になりがちです。それ故、自分の弱みを曝け出したりして自分を低める傾向に在ります。謙遜であり謙虚な心と姿勢であります。
 それらは「悔い改め」をする上では必要な事なのですが、それによって世間や社会からは迫害を受ける事に繋がる可能性が有ります。人々は皆、自分の弱みを内に隠して人に知られない様にし、周囲からいじめ・迫害を受けない様に虚飾で覆ったり、自分の虚しい力、世間的に認められる為の肩書きや名誉を身に付けたりしています
 普通は神様との祈りの中で罪を告白するだけで、他人には聞かれたり見られる事が無く、秘密にすることが出来ます(カトリックの場合は、神父(司祭)が神様と信者との仲介をする様な形で、神父が信者の罪の告解(ゆるしの秘跡)をします)。
 私の場合も、名誉やプライドを守る為に「怒り」を持って、喧嘩等をして「自分で」対処して来ました。しかし、権力も地位も所有した王様であったダビデは、常に神様に助けを求め、自分で解決しようとせず、神様を自身の身の避け所とし、神様に常に寄り頼んでいました。ダビデ王は、神様の前に在っては小さく弱い者であり続けました
 此の世に生きる限りは、世間や社会の中で生活をせざるを得ず、世間や社会の在り方を否定したり批判したからと言っても共に居なければ仕方が有りません。此の世の様々な物事に空虚感を抱いたからと言って、この世で生活する以上は付き合わざるを得ない部分が有ります。それらの事に対して、私は正直な所、不器用な性格世渡りが下手な事もあって上手くは出来ていません。少なくとも、馴れ合いや迎合、媚びへつらう事は出来ません



インフルエンザ・ワクチンの無効性

2013-01-08 23:42:58 | 予防医療の危険性と生命倫理
 三重県津市のT病院が本日(1月8日)人工透析患者と職員の計60人がインフルエンザに集団感染し、うち男性患者(69)が心筋梗塞で死亡したと発表しました。同院は、インフルエンザとの因果関係を調べています。
 同院によりますと今月2日、院内の透析センターで職員1人の感染が判明し、その後7日までに40~90歳代の患者48人と、30~60歳代の職員12人インフルエンザと診断されました。男性患者は5日夕、胸の痛みを訴えて救急車で同院に運ばれ、6日未明に死亡しました。
 8日現在透析患者6人がインフルエンザで入院し、うち女性患者(63)は肺炎を併発して重症ですが、命に別条はないという事です。
 透析患者や職員はほぼ全員が昨年11~12月、インフルエンザの予防接種を受けていました
 本ブログの昨年(2012年)11月22日「ワクチン接種による感染」に記載しました事の一部を、下記に再掲します。
 「インフルエンザウイルス変異が早く種類が多い為、ワクチンを作っても次に流行するウイルスに当たる可能性は低いです。有効率も7~8割であるとされます。又、ワクチンを打って血液中に抗体を作っても、感染する喉には抗体が出来ない為に意味が有りません。又その上に、保存料としてチメロサール(水銀)が添加され、脳の神経細胞の退縮等で神経に障害の出る恐れが有ります。同様に歯科で歯の詰め物に使用されるアマルガムにも水銀が含まれています。かつて水銀汚染による水俣病が有りました。」(参考文献:「インフルエンザワクチンはいらない」(著者:母里啓子氏、出版社:双葉社)尚、著者は医療界における第一人者です。)。
 製薬会社の利権の為に、マスコミによって大々的にワクチンが宣伝され、4000万人の市場のある日本外資系製薬会社やその他がん保険等の外資系保険会社からターゲットにされ、「インフルエンザはドル箱で、検査・予防接種・薬で儲け」、インフルエンザ治療薬タミフルは世界の7割を日本が消費しています(2009年)特に2009年新型インフルエンザ流行時には、その利権構造(特に外資系)にとってのチャンスでした。
 前記の著者は言います、「騒動に乗せられない為に、インフルエンザと言うものを、国民全体が考え直して欲しい。」
 パソコンのウイルス対策ソフトメーカー自身がウイルスをばらまいているとうわさされる事と同様に、外資系製薬会社の意図によって当時の新型ウイルスのばらまき・テロと言う情報も有ります。利権構造の自作自演も考えられます。
 以下は、前記の著者の出演する動画です。尚、下の2本目の動画には、非加熱輸入血液製剤使用によりHIV感染して薬害エイズ事件の原告として活躍され、現在みんなの党の参議院議員である川田龍平氏も出演しています。
 

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YouTube: 『待って!そのワクチン本当に安全なの?』【10分ダイジェスト版】WB3


 

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YouTube: インフルエンザ ちょっと待って!




 


新年にあたっての、私の現在の迷いと考え

2013-01-07 23:52:56 | エッセイ・コラム
 次のドキュメンタリーを見ました。
 「NNNドキュメント'12~『戦場に咲いた小さな花 山本美香という生き方』 」(読売テレビ(日本テレビ系)2012年10月15日0:50~)
 昨年8月20日シリア内戦の取材中に銃撃されて亡くなられたジャーナリスト山本美香氏は、イラクアフガニスタン等の紛争・戦争地で長年取材して来られ、特に女性や子供を取り上げて、下層の声にならない人達の訴えを、世界に伝える役割を果たして来られました。
 父親が新聞記者であった事からその血・センスが受け継がれていた事も有り、若い時からジャーナリストに志望して大学卒業後に大手マスコミに記者として入社しましたが、その後に事務職への配置転換命令に不満を抱いて退社し、飽く迄も記者を貫きたい世界各地の現地取材を通して記者としてもっと極めたい事からフリーランスとなり、後に独立系の通信社記者として一生を全うしました。
 その様に若い頃からの強い意志が途切れる事無く亡くなるまで活躍されて来られましたが、その「天命」ともとれる働きは、若い頃から山本氏に神様からの心への働きかけが有ったのではないかと思えます。
 実は私は、現在少し迷いの中に在ります。聖書を根拠に考えるに当たり、世のものに関しては軽んじる事が良いとされますが、一方、この世で生きる為には、糊口を凌ぐと言う意味で何かしら仕事はしなければならないと言う事があります。人其々に「運命」が有り、人其々の仕事において持ち分を発揮すれば良く、何も人の真似をする必要も有りません。私にも私独自の「運命」が在る訳です。大事なのは、神様の御心そのままに私が行うと言う事です。つまりそれが「運命」に従う、神様に従うと言う事です。
 つまり、神様が私に何を望んでいるのかが解りません。昔の聖書に記載のある預言者達の様に、神様から直接語ってくれれば良いのですが、私の信仰の浅さ、祈りの少なさから、私には語ってはくれません。まだまだ世のものを重んじている部分があって捨てていないものが多いからでもある様に思います。よって、日々の生活の中から、神様が私に暗示的に示されている事に気付くしかない様に思います
 また、現在何かに対してのモチベーションが上がらない、私の心の中の霊が奮い立たされない事が有ります。自分で敢えて考えなくとも、自然と内から湧いて来るものが有りません。神様からインスピレーションインスパイア―、インセンティブが心に与えられていない様に感じます。自分の欲望は殆ど無くなっているので、そこからのやる気と言うのも起こり得ません。
 因みに、私は元々「世間」を基準にする事は有りませんでしたが、今現在と異なるのは、「聖書」では無く「自分」を基準にしていたと言う事です。全てを「自分の考え」で行って来て、神様には背を向けていました。今後はそうでは無く、全てにおいて神様の考えに則って行う様にするという事です。
 アッシジのフランシスコの場合は「手仕事」と表現した様に、道徳的に間違った事で無ければ特に種類にこだわる必要は無いと思っています。仕事の種類によって神様は違った見方をする訳では有りません。
 今現在、自分の欲望は殆ど無くなりましたが、自分の考えや意志をも捨てて神様に従う事が今後は必要です。神様が私を通して行う様にして下さる様に、つまり神様の御心に適う様に行なう事が必要で、自分の考えで行うのでは無いと言う事です。神様の「業(わざ)」が私を通して、私を使って現される様に、キリストへの信仰を持ってその事が実現する様に祈る事です。
 私が尊敬するアッシジのフランシスコの様に、世を軽んじ、全てを捨て、清貧・純潔・謙遜・愛・(神様に)従順であり、「神様の道化師」となれる様に私は願います神様に「全き心」を持って、神様の御心のままに私が神様に使われる事を望みます
 アッシジのフランシスコと同様に、良寛鴨長明も自ら望んで貧乏となった「志願貧乏」になった事に対し、私は敬意を払います。ただ、仏教の場合は世の俗物から逃れる事だけを勧めますが、キリスト教の場合は世の中での苦しみから逃れるのでは無く、それに立ち向かう事を勧めています。私はその両方(世から逃れる事と苦しみをあえて受ける事)を持ってバランスを取る様にしようと思います。今までのマイペースの部分も残しておいた方が良いと思います。
 ですので、私は世間からは認められたく有りません。逆に、神様から認めてもらいたいと思います世間からは何かと所有する事によって認められますが、神様は世の物事を軽んじてそれらを捨てる事を喜びます。何かと所有するとは、財産・お金・学歴・資格・肩書き・名声・名誉・知識等です。世のものを捨てて神様に「全き心」を持って神様に仕える事です

 


日本の正月に存在する古代ユダヤの風習

2013-01-04 18:53:47 | 歴史・伝統・文化
 正月三が日が過ぎましたが、昔から正月等のハレの日の縁起物の食材に欠かせない物として「餅」が有ります。又、1月7日の朝に食べる「七草粥」も昔からの風習として受け継がれて来ています。平安時代中期(A.D.905~927)に編纂された「延喜式」には、小正月1月15日七草がゆである「餅がゆ」(「望がゆ」)の記載が在ります。因みに、正月は松の内の事で、大正月が1月1日~1月7日、小正月が1月15日、又は1月1日~1月15日となります。本来は「七草」と書いた場合は秋の七草を指しますが、「七種」と書いた場合は小正月の1月15日の「ななくさ」を指します。現代では本来的意味が解らなくなり風習だけが残った事から、人日の節句(1月7日)小正月の風習が混ざって1月7日に食べられる様になりました。
 又、同様に昔からの風習として、初詣には神社や寺院へ行って賽銭を入れ、旧年の感謝や新年の祈願を多くの人が行っています。その様な風習の中に、古代イスラエル、古代ユダヤ人の風習からの由来であるものが多く有ります。下記の聖書に記載されている中の、「かもいと二本の門柱にある血」は神社の「鳥居」、「種を入れないパン」は「餅」、「苦菜」は「七草粥」、「献金箱」は「賽銭箱」です。又、1月14日夕方から1月21日夕方までの7日間は「過越の祭り」(「種なしパンの祝い」)となっており、正月と同様となっています。
 旧約聖書・出エジプト記12章1~11節主は、エジプトの国でモーセとアロンに仰せられた。『この月をあなたがたの月の始まりとし、これをあなたがたの年の最初の月とせよ。イスラエルの全会衆に告げて言え。この月の十日に、・・・家族ごとに羊一頭を用意しなさい。・・・あなたがたの羊は傷のない一歳の雄でなければならない。それを子羊かやぎのうちから取らなければならない。あなたがたはこの月の十四日までそれをよく見守る。そしてイスラエルの民の全集会は集まって、夕暮れにそれをほふり、その血を取り、羊を食べる家々の二本の門柱と、かもいに、それをつける。その夜、その肉を食べる。すなわち、それを火に焼いて、種を入れないパンと苦菜を添えて食べなければならない。・・・それを朝まで残してはならない。・・・これは主への過越のいけにえである。
 同12~14節その夜、わたしはエジプトの地を巡り、人をはじめ、家畜に至るまで、エジプトの地のすべての初子を打ち、また、エジプトのすべての神々にさばきを下そう。わたしは主である。あなたがたのいる家々の血は、あなたがたのためにしるしとなる。わたしはその血を見て、あなたがたの所を通り越そう。わたしがエジプトの地を打つとき、あなたがたには滅びのわざわいは起こらない。この日は、あなたがたにとって記念すべき日となる。あなたがたはこれを主への祭りとして祝い、代々守るべき永遠のおきてとしてこれを祝わなければならない。」
 同15~19節あなたがたは七日間種を入れないパンを食べなければならない。その第一日目に、あなたがたの家から確かにパン種を取り除かなければならない。第一日から第七日までの間に種を入れたパンを食べる者は、だれでもイスラエルから断ち切られるからである。また第一日に聖なる会合を開き、第七日にも聖なる会合を開かなければならない。この期間中、どんな仕事もしてはならない。ただし、みなが食べなければならないものだけは作ることができる。あなたがたは種を入れないパンの祭りを守りなさい。それは、ちょうどこの日に、わたしがあなたがたの集団をエジプトの地から連れ出すからである。あなたがたは永遠のおきてとして代々にわたって、この日を守りなさい。最初の月の十四日の夕方から、その月の二十一日の夕方まで、種を入れないパンを食べなければならない。七日間はあなたがたの家にパン種があってはならない。・・・。
 同21~27節そこで、モーセはイスラエルの長老たちをみな呼び寄せて言った。『あなたがたの家族のためにを、ためらうことなく、取り、過越のいけにえとしてほふりなさい。ヒソプの一束を取って、鉢の中の血に浸し、その鉢の中の血をかもいと二本の門柱につけなさい。朝まで、だれも家の戸口から外に出てはならない。主がエジプトを打つために行き巡られ、かもいと二本の門柱にある血をご覧になれば、主はその戸口を過ぎ越され、滅ぼす者があなたがたの家にはいって、打つことがないようにされる。あなたがたはこのことを、あなたとあなたの子孫のためのおきてとして、永遠に守りなさい。また、主が約束どおりに与えてくださる地にはいるとき、あなたがたはこの儀式を守りなさい。あなたがたの子どもたちが、「この儀式はどういう意味ですか。」と言ったとき、あなたがたはこう答えなさい。「それは主への過越のいけにえだ。主がエジプトを打ったとき、主はエジプトにいたイスラエル人の家を過ぎ越され、私たちの家々を救ってくださったのだ。」』すると民はひざまずいて、礼拝した。
 旧約聖書・列王記 第二12章7~16節それでヨアシュ王は、祭司エホヤダと、祭司たちを呼んで彼らに言った。『なぜ、宮の破損を修理しないのか。もう、あなたがたは、自分の担当する者たちから金を受け取ってはならない。宮の破損に、それを当てなければならないから。』祭司たちは、民から金を受け取らないことと、宮の破損の修理の責任を持たないことに同意した。祭司エホヤダは、一つの箱を取り、そのふたに穴をあけ、それを祭壇のわき、主の宮の入口の右側に置いた。入口を守る祭司たちは、主の宮に納められるをみな、そこに置いた。箱の中に金が多くなるのを見て、王の書記と大祭司は、上って来て、それを袋に入れ、主の宮に納められている金を計算した。こうして、勘定されたは、主の宮で工事をしている監督者たちの手に渡された。彼らはそれを主の宮で働く木工や建築師たち、石工や石切り工たちに支払い、また、主の宮の破損修理のための木材や切り石を買うために支払った。つまり、宮の修理のための出費全部のために支払った。ただし、主の宮に納められる金で、主の宮のために銀の皿、心切りばさみ、鉢、ラッパなど、すべての金の器、銀の器を作ることはなかった。ただ、これを工事する者に渡し、これを主の宮の修理に当てた。また、工事する者に支払うように金を渡した人々と、残高を勘定することもしなかった。彼らが忠実に働いていたからである。罪過のためのいけにえの金と、罪のためのいけにえの金とは、主の宮に納められず、祭司たちのものとなった。」。
 同・歴代誌 第二24章6~14節それで、王はかしらエホヤダを呼んで彼に言った。『なぜ、あなたはレビ人に要求して、主のしもべモーセとイスラエルの集団の、あかしの天幕のための税金を、ユダとエルサレムから持って来させないのですか。』・・・彼らは一つの箱を作り、それを主の宮の門の外側に置いた。そして、神のしもべモーセが荒野でイスラエルに課した税金を主のみもとに持って来るように、ユダとエルサレムに布告した。すると、すべてのつかさたち、すべての民が喜んで、それを持って来て、箱に投げ入れ、ついにいっぱいにした。が多くなったのを見て、レビ人たちが箱を王の役所に運んで行ったとき、王の書記と祭司のかしらに仕える管理人が来て、箱をからにし、それを持ち上げ、もとの場所に返した。彼らは毎日このように行ない、多くのを集めた。そこで、王とエホヤダは、これを主の宮の奉仕の仕事を行なう者に渡した。・・・彼らは、神の宮を元のとおりに建て、これを堅固にした。彼らは、完工の際、残った金を王とエホヤダの前に持って来た。彼らは、それで、主の宮の器具、すなわち、ささげる務めに用いる用具、深皿、金銀の器などを作った。こうして、人々はエホヤダの生きている間、絶えず、主の宮で全焼のいけにえをささげた。
 新約聖書・マルコの福音書12章41~44節(※:同・ルカの福音書21章1~4節も同様)「それから、イエス献金箱に向かってすわり、人々が献金箱へ金を投げ入れる様子を見ておられた。多くの金持ちが大金を投げ入れていた。そこへひとりの貧しいやもめが来て、レプタ銅貨を二つ投げ入れた。それは一コドラントに当たる。すると、イエスは弟子たちを呼び寄せて、こう言われた。『まことに、あなたがたに告げます。この貧しいやもめは、献金箱に投げ入れていたどの人よりもたくさん投げ入れました。みなは、あり余る中から投げ入れたのに、この女は、乏しい中から、あるだけを全部、生活費の全部を投げ入れたからです。』」。尚、レプタは最小単位の銅貨で、128レプタ=64コドラント=1デナリです。又、1デナリは当時の一日分の労賃に相当します。