zoolog ずーろぐ

パンダとかマレーグマとかホッキョクグマとか なぜかクマばっかり会いに行ってます

円山動物園に行く~ウメキチの仲間たち~

2012-10-29 16:04:30 | 札幌市円山動物園
PCが不調だったり、自分の体が不調だったりでなかなか更新できずすみません。北海道旅行の続きです。

※以下、10月11日に撮影したものです。


もちろん、せっかく札幌まで行ったからにはウメキチ以外の動物も見てきました。


まずは熱帯動物館。「熱帯」というからにはヘビとかワニとかかな・・・と思ったら、猛獣類やキリン、マレーバクといったアフリカに住む動物のゾーンでした。
いつもは屋外の運動場に出ているみたいなのですが、この日は大雨の上に気温が低かったためか、室内での展示となっていました。


まずはマサイキリン。お母さんのナナコと、ナナスケくんの親子です。
ナナスケは昨年生まれ、1歳4ヶ月。実は先週の20日に生まれ育ったこの円山を離れ、静岡の日本平動物園へと婿入りしました(「マサイキリンの「ナナスケ」が10月20日静岡に旅立ちます」円山動物園公式サイト)。



隣にいるのはカバの父娘。
写真は父のドンで、なんと国内で4番目に高齢の個体だそうです。

ところで、きのう上野動物園でオスのジローを見てきて初めて気づいたのですが、「円山動物園出身」と書かれていました。
どうやらいま円山にいる2頭のカバは、ジローの父親と姉ということになるようです。


続いては、ウメキチのいるマレーグマ舎もある世界の熊館へ。


「館」と付くからにはどれだけ立派な施設だろう、と思っていたらふつうの飼育舎でした・・・
せめて屋根くらいあると思ったのに・・・


まずマレーグマ。
先日も紹介しましたが、ここにはウメキチのほかにメスが2頭います。


5歳のハッピィ。ウメキチのお嫁さん(候補)です。
おでこの方まで茶色い部分がのびているのが特徴。運動場が雨で濡れていたこの日、ハッピィは床を滑りながら部屋の奥をひたすらウロウロしていました。


同じ部屋にいたのが、高齢のウッチー。生年月日がわからないようなのですが、もしかして野生捕獲なのでしょうか。


おばあさんグマと聞いていたのですが、ハッピィと同じようにひたすら部屋をウロウロ。見た目も老けている印象(?)は特に感じられず、元気なようです。
ちなみに、個人的にはウッチーの方がかわいいと思います。


ウメキチたちの「お隣さん」になるのが、ヒマラヤグマのミナミとトモ。
初めて見ましたが、ツキノワグマの毛がもさもさした感じでした。


ちなみにこのヒマラヤグマも12月オープンの「アジアゾーン」に入ることが決まっており、ほかの動物に先んじてお引越しが行われたようです。そのためオープンまではヒマラヤグマを見ることはできないとのこと。
この(旧)ヒマラヤグマ舎には、ウメキチの新たなお隣さんとして、アメリカクロクマがやってきたそうです。

順序が前後してしまいますが、マレーグマのアジアゾーンへの引っ越しも近いうちに行われると聞きました。
引っ越し後はアジアゾーンオープンまで会うことができませんので、お早めにいくことをおすすめします。

22:00 追記
円山動物園のブログを見たら、ハッピィ・ウッチーはきょう、ウメキチは明日をもって展示をいったん終了し、お引越しとなるようです!


もう一方の”お隣”には、これまた初めて知ったナマケグマのゴマキちゃんがいます。
最初は毛むくじゃらでモップみたい、とか思ってしまいましたが、目がつぶらでかわいらしい。


ゴマキもずーっとうろうろしていました。見てわかるように爪がすごく長いので、歩くたびに音がします。
マレーグマの引っ越し後は、このナマケグマが現マレーグマ舎に移動するそうです。

さて円山動物園といえば、近年何度も繁殖に成功しているホッキョクグマが特に有名です。


そのお父さんが、写真のデナリ。
オスにしては丸めの顔に思えます。


説明版によると「イベントの時に大活躍する」と書いてあり、繁殖実績ともあわせてアドベンの永明さんを思い出してしまいました。

いつもなら午後エサの時間があるらしいのですが、この日はなかなか行われず―


扉の前でプレッシャーをかけてみたり


座り込んでストライキしてみたり


つかれた・・・ごはんまだー
最終的にぺったんこになってしまいました。


顔を段差に乗せてるのがまたかわいい。


こちらはお母さんのララ。


これまで5頭もの子どもを育ててきた、優秀なお母さんです。
一部情報では、今も子どもを身ごもっていて、12月ごろ出産する可能性がある・・・みたいです。


が、いちばん気に入ったホッキョクグマさんがこのキャンディ。


8月に訪れた、豊橋ののんほいパークからブリーディングローンで円山に来ているメス。
ここで紹介したクッキーとチャッピーの仲間なのです!


女の子らしい丸顔と、あごの下の毛がかわいくて気に入ってしまいました。


運動場をうろうろしていたのですが、なぜかバックヤードへの扉の前では首を一回転。


お客さんにアピールするキャンディ

ところで、キャンディの体がちょっと緑がかっているのがわかると思います。
どうやら藻がこびりついているらしく、ララも同じようになっていました。
まあ体調に影響はないんでしょうが・・・


ララがこれまで産んだ5頭の子どもは、道内を中心にあちこちの動物園へと巣立っていっています。
このうち第一子の「ツヨシ」は、当初オスだと思われて”婿入り”したものの、後にメスと判明したことで有名になりました。現在ツヨシは釧路動物園にいて、上野から婿入りしたユキオといっしょに暮らしています。
写真右中の絵がユキオなんですが、ほかのホッキョクグマと同じように写真貼ってほしかったな・・・


世界の熊館と離れたところにはエゾヒグマ館があります。
この日の午前中に出ていたのはメスのとわちゃん。


にっこり
ヒグマらしからぬ丸顔で愛嬌があります。


チンパンジー舎では、ちょうどエサの時間に遭遇。
上にいる飼育員さんにアピール中でした。


チンパン親子も見られました。お母さんが取ってきたリンゴを子どもにあげています。



アザラシ舎では、今年生まれた子どもも見られました。
オスなのに「ちはる」というと、どうしても北海道出身の某歌手を連想してしまいますが・・・

ちなみに、2歳のアザラシ・さくらこが先日死んでしまったそうです。
この時奥の方で元気そうにぷかぷか浮いている姿を見ていたので、なんとも悲しいです。


オオカミ舎では、シンリンオオカミの家族が迎えてくれます。
左端にいるのがお母さんのキナコ。真っ白でとっても美人さんでした。


そしてオオカミ三兄弟。大きさがみんな同じくらいで、どれがどの子かわかりませんでした・・・


円山動物園では、他にもレッサーパンダの双子の赤ちゃん誕生!というホットなニュースもあるのですが、訪れた一週間後に公開がスタートしたので、残念ながら見られませんでした・・・

今回はウメキチに会うことが最大の目的だったので、正直言ってあまり期待しないで行ってみたのですが、思ったよりも動物のボリュームがあり、新しい施設も多く楽しい動物園でした。
何より、入園料600円に対して年間パスポートが1000円(2回いけば元が取れる!)という破格の値段設定もあわせて、ぜひ来年から札幌配属になって円山に通いたいなあなどと考えてしまいました(笑


<おまけ>

世界の熊館でウメキチが出てくるのを待っていた時のこと。


広場に現れたのはイヌ・・・って動物園にペット連れ込んじゃダメでしょ・・・?


なんとキツネでした・・・!
出口で係りの方に聞いてみたところ、やっぱり野生のキツネだそうです。
ちなみに動物園のすぐ近くにある北海道神宮のパンフレットによると、円山公園は野生動物がたくさん住んでおり、キツネのほかにエゾリスなんかもいるとか。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿