愛丸のサッカー観戦記

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リバプール-アストンビラ

2010-12-08 20:32:00 | プレミアリーグ
観戦日 12/8(水)       

愛丸’s チェック
調子が上がってきたかと思うと、また格下に負けるみたいな不安定さがぬぐい切れてないリバプール。
勝ち点19Pで現在は10位。
この順位でとうてい満足できるわけもなく、ここからどう浮上していくか。
首位との差がそこまで大きいわけでもなく、ホジソンはまだいけると言ってるらしいが、強がりにしか聞こえない。
いつになったら、強いリバプールが復活するのか。
ビラも全く勢いに乗れない。
勝ち点17Pで15位。
リバプールとのこの試合の結果でひっくり返ることもできるんだが、降格圏のウィガンとも3P差しか離れてない。
いい試合をしても、勝ち切れない試合が多いし、強豪と互角に渡り合えても、最後は息切れしてしまう。
リバプールよりも深刻な状況。

リバプールはF・トーレス、ジェラード、カラガーとこのチームの顔を3枚欠く厳しい状況。
エンゴグ、バベルの2トップでこの試合挑んだが、この緊急事態で、なんとリバプールはしっかり結果を出すことができた。
この2トップがいいコンビだったかと言えば、そおうでもなかったんだが、このふたり、得点は取ることができた。
エンゴグは、主力がいない方がのびのびとプレーできてる感じ。
あのCKからシュクルテルが競り勝ってつないだボールを魂のこもったダイビングヘッドで先制。
フリーデルが視界に入ってただろうが、怖がることなく突っ込んでいったあのヘッドはここまでこの男のプレーに満足してなかったサポーターも満足したことだろう。
きれいなプレーばかりが目立ってたエンゴグだが、ゴールを奪うためには、こういった泥臭さも必要。
カイトのあの気持ちのこもったプレーを見習ったのか。
この先制点でリバプールは勢いに乗れた。
ビラにサッカーをやらせず、次はバベルが追加点をゲット。
リバプールに入団以来、左サイドでのプレーばかりで、それもおおかた途中出場。
腐ってもおかしくない状況だったが、やっと中央で使ってもらって、その試合で結果を出した。
スピードは間違いなくこのチームでのトップクラスだし、これを活かさない手はない。
ホジソンが、この男を開花させれたか。
エンゴグとの相性もいいだろうし、F・トーレスと組んでもやれるはず。
1トップとして使うにはちょっとポストプレーってのに問題はあるが、スペースをついた飛び出しは魅力的。
シュートの精度も高いし、この試合でのゴールもうまいシュートだった。
リバプールは、主力が欠けたことにより、チームとしてのまとまりが出たのかも。
前半からワンタッチ、ツータッチでのパス交換がおもしろいように決まり、リズムに乗ってプレーできてた。
この展開に持ち込めば、いい結果を出すことができる。
ルーカスの中盤での貢献も大きかったし、キルギアコス、シュクルテルのCBコンビも守備での破綻は見られなかった。
ビラの攻撃がいまいちだったのもあるが、それでも、この完封勝利は、自信に繋がることだろう。
問題は次の試合。
チェルシーに勝利した後に、バタバタしてたし、この勝利で浮かれないこと。
それがリバプールの一番の課題。
この試合で見せたようなパフォーマンスができれば、そう簡単に負けるチームではないんだが・・・。
ビラは、この試合、全く見せ場なく敗れ去ってしまった。
ユナイテッド戦、アーセナル戦と、ここ最近の試合では、相手を苦しませることができたが、これはビラパークでのもの。
アウエーだと、何もできないチームなのか。
ミッドウイークにはバーミンガムとのカーリング杯でのダービーに破れ、その後遺症もあったんだろう。
虫垂炎からオルブライトンが復帰してきたが、離脱前のできからはほど遠かった。
右でのこの男の仕掛けが生命線だったのに、そこが機能しないと、攻撃の形さえつかめない。
アグボもスピードを活かせるシーンはなかったし、ダウニングももっとやれる選手。
トップ下に入ったアイルランドはまだこのチームに慣れてない。
シティでの輝きはひとつもなかったし、アグボとの関係も酷いものだった。
いつになったら、この男が自分のプレーを披露することができるのか。
A・ヤングの不在も響いたし、ケガ人の多さが、ここまでチームに影響を及ぼすとは・・・。
チームとして、全く元気がなかったし、何かきっかけをつかまないと、このままずるずるいってしまいそう。
もっとやれるチームだし、早く元気になってもらいたい。
 

スコア
3-0

<得点者> 
リバプール   エンゴグ、バベル、M・ロドリゲス         

~愛丸's MVP~
バベル(本来、このCFの位置で頭角を現した選手だし、ここでのプレーが自分の良さを出せるはず。これからCFとしての起用が増えそうだし、チャンスを逃さないこと)