愛丸のサッカー観戦記

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トットナム-チェルシー

2010-12-14 10:18:44 | プレミアリーグ
観戦日 12/14(火)       

愛丸’s チェック
5位まで順位を上げてきたスパーズ。
CLでもインテルを押さえての首位通過と、今、勢いに乗ってる。
アーセナルとのダービーも敵地で勝利してるし、このダービーも今のチェルシー相手ならいい結果を出せるかも。
二足の草鞋を履きこなせるのは難しいと思われてたが、ふたを開けてみたら、しっかり履きこなすことができてる。
チェルシーはCLでこそ結果を出せたが、プレミアでは今どん底の状態。
ランパードがいなくなってから下降線を辿って、今、相手がどこであれ、勝ち点3が取れない状況。
この12月は対戦相手にも恵まれず、いつのまにかスタンディングも3位に落ちてしまった。
果たして、この厳しい12月にあの強さを取り戻すことができるのか。

スパーズは、チェルシーがバタバタしてる前半に、2トップの連携から先制点を奪い、これをなんとか守りきろうと、必死で戦った。
自慢のサイドアタックを織り交ぜながら、チェルシーにチェルシーのサッカーをやらせなかったが、後半、ドログバがピッチに投入されて、押し込まれる時間が増えた。
チェルシーに勢いが出たこともあるが、守備の時間が多くなり、なんとか耐えたって印象。
どこかチェルシー寄りのホイッスルが多かった試合だったが、ATのPKをストップし、なんとか勝ち点1は取ることができた。
ここでの勝ち点1がスパーズにとってどんな意味をなすか今後を見ないとわからないが、マイナスに働くことはないだろう。
それにしても、よく、あのATのPKをゴメスがストップした。
セットプレーのこぼれにラミレスが反応し、このボールをキャッチしにいったゴメスがボールを触る前にラミレスを倒してのPK。
ちょっとでもボールに触れればキーパーチャージだったかもしれんが、一足遅かった。
1-1の状況で、この終盤でのPK。
ホワイト・ハートレーンのサポーターももう終わりを確信したかもしれん。
それをゴメスが見事なセーブ。
あの盛り上がりは異常なまでのものだった。
ゴメスが目立つシーンが多く、それだけ押し込まれてたって証拠なんだが、あのドログバの個人でのシュートも止めてれば、間違いなくこの試合のヒーローだった。
正面のシュートだったし、止めれなくもなかったはず。
ほんとに惜しまれるシーン。
攻撃ではクラウチを投入したことに問題はないんだが、これを活かしきれず。
もっと放り込んで高さ勝負をしてもよかったが、この放り込むボールがあまりにも少なかった。
中へ意識させれば、サイドをもっと突けたはず。
G・ベイル、レノンと、プレミアで最高のサイドアタッカーを要してるチームだし、ここから仕掛ければ、今のチェルシーからだったら、勝ち点3が取れたはず。
チェルシーの激しいプレーに苦労はしてたが、ここで荒れる展開にも持ち込まず、なんとか耐えたことは賞賛に値する。
チェルシーは、前半の20分にエッシェンが退場にならなくてよかった。
エッシェンのG・ベイルに対するタックルは間違いなく一発レッド。
ボールを奪われた後の足の裏でのタックルだったし、レフェリーは何を見てたのか。
レフェリーに救われた感が満載。
ATにはPKまで頂戴したんだが、今のチェルシーはレフェリーを味方につけても、勝ち点3を奪うことができない。
それと気になったのが、この試合、ドログバがベンチスタートだったこと。
体調の問題ではなく、アンチェロッティは戦術的面でのベンチスタートだと言ってたらしい。
普通に考えたら、チェルシーの得点源はドログバを置いて他にないし、実際、後半には貴重な同点弾をゲットしてる。
スタートからこの男がいれば、スパーズの消耗はかなり激しかっただろうし、何故、後半だけの起用になったのか。
まだまだミスが多いチェルシーで、なんとか最後のところで踏ん張ったが、この状態が続くと、この厳しい12月をうまく乗り切れない。
ランパードが復帰してきたことはいい材料だが、この試合での15分のプレーでは、何も見せ場はなかった。
ちょっと大きくなってる印象だし、ベストのコンディションになるにはまだ時間が掛かるはず。
PKが決まってれば大きな勝ち点3を取れた試合で、それを生かせずの勝ち点1だし、まだチーム状態はどん底と言ってもいいだろう。
冬の移籍でどれだけ動くかわからないが、何かしらのてこ入れは必要。
 

スコア
1-1

<得点者> 
トットナム   パブリュチェンコ
チェルシー   ドログバ         

~愛丸's MVP~
テリー(不安定な中盤の守備、DFラインの安定感のなさをなんとかこの男が救ってくれた。危ないって場面ではこの男がしっかり守備をしてくれたおかげで1失点で済んだ)