パラダイムの魔力

パラダイムの魔力　ジョエル・バーガー著　日経ＢＰ



「仮説思考」の内田和成氏が薦めていた本書。
早速、アマゾンで探して読んでみました。
1995年4月初版だから今から13年前です。
取り上げられている具体例が若干古かったり
1990年代のパラダイムシフトを論じていたりするので、
少し時代のずれを感じるかもしれません。

しかし、ものの考え方の基本は
今も昔も変わっていないことを
再確認することができました。

パラダイムとは一般的に
ある一時代の人々のものの見方・考え方を
根本的に規定している概念的枠組み
と言います。

本書では
パラダイムとは
ルールと規範であり
（1）境界を明確に
（2）成功するために、
　　 境界内でどう行動すればよいか教えてくれるもの
としています。

先を見通す先見性を重視し
新しいパラダイムを発見し、その移行に備える。
そのための、
パラダイムが発生する時期の判断方法や
パラダイムを変える人、開拓する人
パラダイムの重要な特徴を分析して
体系化したのが本書の内容です。

将来を正確に予見するうえで役に立つ概念を
知りたい方にお勧めします。

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