フランチャイズ開業&読書日記・・・どこまで行くの?

2010年7月からフランチャイズ店の営業開始。サラリーマンを辞めての再スタートになります。

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孫子・呉子 徳間文庫

2008年07月21日 23時59分08秒 | 書評 歴史系
今、三好徹氏の「興亡三国志」を読んでる最中ですが
その中にも孫武や太公望の故事が出てきます。

中国ってすごいですよね~

三国志の時代でも
相当古いでしょ。
邪馬台国のことが書いてあるとされる魏志倭人伝の
「魏」は三国志の主人公の一人曹操が建国した国ですよね。

その三国志の時代よりも
さらにもっと古い時代の書物が残っていて
しかも、その思想が現代の生き方や経営戦略にも
まだまだ影響をあたえているのですから。

本書には
有名な「孫子」のほか
太公望が説いたとされる「六韜」(りくとう)や
呉起の言を集めた「呉子」などが掲載されています。

孫子・呉子 徳間文庫




日本語現代語訳が載っているので
大変読みやすく理解しやすいものとなっています。

「風林火山」や
「彼を知り己を知れば、百戦危うからず」とか
有名な言葉もありますが、

あまり馴染みのない「尉繚子」(うつりょうし)には
《夫勤労之師、将必先己》
「指揮官が率先して労苦に当たる組織は必ず士気が旺盛である」
という記述があり、
「管理すること」を全面に出す西洋近代経営学とは対極をなす
思想の発露に、なるほどなあと
参考になります。

こんな思想が紀元前から存在していたなんて
中国ってすごいです!
現代中国には問題が山積していますが・・・

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